プログラミング言語やエディタ、何使ってますか? GCPスペシャリスト愛用ツールを探る【GI Cloudエンジニアアンケート後編】
こんにちは!GI Cloud note編集部です。
前回に引き続きGI Cloudのエンジニアチームに実施したアンケートをお届けします。後編はずばり「現在使っているツール/現在の関心事」です。
前編はこちら:エンジニア気質は幼少期から?! GCPスペシャリスト誕生のプロセスを探る【GI Cloudエンジニアアンケート前編】
回答人数:12名(複数回答OKのフリーアンサー形式)
macOS派、Windows派で真っ二つ
「Q. 普段業務で使っているPCのOSは?」
最初は使用OSについて聞きました。結果はmacOS派とWindows派がほぼ半々。一般的にシステム開発会社というとmacOS派が多いイメージがあったので少々意外な結果となりました。少数回答の「併用派」はmacOSとRaspberry Pi OS。中には「本当はubuntuを使いたい」というエンジニア気質が感じられる意見もありました。
回答抜粋「OSの使用理由」
macOS派
●開発環境構築がとても楽なのと、開発者でmacOSを使っている人が多いので困った時に調べると解決策が見つかりやすい。
●UnixベースでLinuxライクな点とUIが作り込まれている点
●Unix系のコマンド実行環境がデフォルトでついている。インターネットの技術情報にmacOSのものが多いなど開発業務がしやすい。
Windows派
●前職がMACでちょっと飽きたので。またMACは重くて持ち運びが大変だったので軽い機種を選びたかった。
●(セキュリティソフトとの互換性の都合で)現状会社でUbuntuが使えないので仕方がなく使っている
その他
●アップル信者です。GCPとの親和性、エンジニアとしての使いやすさがmacOSを選んだ理由でした。最近はサボっていますが、Raspberry Pi を使った自動スイッチを作りました。
●本当はLinuxもしくはmacOSにしたいなと思ったのですが、色々事情がありWindowsになりました。
iPhone派、Android派それぞれに愛着
「Q. 普段仕事で使っているスマートフォンは?」
続いてスマートフォンについて聞きました。こちらはiPhone勢がAndroid勢を若干上回るも、双方が愛着を持って使っている模様。
ちなみに、愛用のスマートフォンアプリも聞いてみたところ、オーソドックスなツールが多く回答されました。スマートフォンと同様に、スマートフォンアプリも今後ますます寡占・スーパーアプリ化が強まっていくのかもしれませんね。
回答抜粋「愛用のスマートフォンアプリ」
iPhone派
●Slack。24時間仕事ができる。
●AdGuard。最近よくある見えない広告などがなくなる。
Android派
●signal。プライバシーに対する懸念がなく、軽い。
●GPAY。支払いが楽。
仕事ではスマートフォンを使わない派
●私物はAndroidです。愛用アプリはGoogleアプリ。Android標準の左画面にあるニュースが表示されるアプリ。普段から自分が見ている系統のニュースを勝手にレコメンドして表示してくれるので情報収集にとても便利です。
●私物はiPhone。愛用アプリはApple Fitness。与えられたチャレンジをクリアし、バッジを集めます。モチベーションを保つことにも役に立ちます。
VSCodeが多数派も熱量高いNeovim勢
「Q. 普段仕事で使っている開発用エディタは?」
「無料で使いやすい」と12人中7人が「VSCode(Visual Studio Code)」と回答。そして2番手にはなんと「Neovim」が浮上しました。様々な調査に基づくユーザーシェアを鑑みると、GI Cloudは一般的な開発会社よりも「Neovim」率が圧倒的に高いのでは?また、「Neovim」派からはその優位性を語る熱いコメントが多く寄せられました。自分のこだわりには高い熱量を示すエンジニアらしさがこんなところにも垣間見えますね。
回答抜粋「開発用エディタの使用理由」
VSCode派
●ちゃんと使った最初のエディタなのでそのまま使い続けている。無償だから。
●社内業務システムでVisual Studioを長年で使いましたが、Atomなどを経て、たどり着いたのはVSCodeです。無料と豊富な拡張機能がストロングポイントです。
●使い慣れていて、機能も十分なため。
Neovim派
●もう戻れなくなってる感じです。VSCodeのVim bindもNeoVimなんかがあるのも知ってますが、やっぱりなんか感じが違うので戻ってきてしまいます。
●使ってて楽しいし、プラグインが豊富なため。
●僕はエディタが筆箱に似てるなあと思っています。筆箱の中には人それぞれの文房具が入っていています。人の筆箱を見て、この人の鉛筆かっこいいなあとか、その筆箱オシャレだなあなんて思ったりします。そんな風にエディタもそのプラグイン便利だなあ。その見た目かっこいいなあなんて思います。つまり自分好みの筆箱を作れるわけです。そこら辺のIDEは個性がなくてつまらないですね。あとはキーボードで操作が完結するので素敵です。
Go, Python, Rust …
「Q. 得意な開発言語/好きな開発言語」
“GoogleといえばGo”のイメージがある人も多いと思いますが、GI Cloudでも約半数が得意/好きという回答に。同じく、「Python」もGI Cloud内では人気を集めています。また、さまざまな選択肢が挙げられた中で最近になって知名度が上昇中の「Rust」を好きだという人が3名。新しい言語でも積極的に学習し、扱えるようにするという姿勢が感じられます。
回答抜粋「得意な開発言語/好きな開発言語」
得意な開発言語
●Python
言語にこだわりはないが、データを扱う際便利なライブラリが豊富でMLを組み込む際には必須なため。
●Go、Kotlin
どちらも使いやすい言語です。C言語をよりよくしてWeb系のフレームワークが充実しているGo言語や、Javaの悪いところをよりよくしておきつつ、Javaのフレームワークなども使える柔軟なKotlin。
●Rust
将来性を感じてるのでがんばってる
●Typescript
むしろ悲しいことにそれ以外を人並みにかけません。
好きな開発言語
●Java
古いと言われているけれど個人的にはわかりやすくて好きです
●Go
嫌いなところも結構ありますが、interfaceによるDuck Type等ライトな書き心地を維持しつつ、型によるコードの説明性など高い生産性と可読性を持った言語だと思います。
●Rust
型安全性、優秀なコンパイラと触るとやっぱり良い言語だなあと思います。
コンパイル速度がもっと早くなってくれると本当に嬉しいんですが…。
●Go、C
プログラムを初めて触ったのがBasicではありましたが、C言語もほぼ同時期に勉強しており私のほぼ一番最初に勉強した言語なので愛着があります。Go言語についてはBetter Cと言われるようにC言語をよりよくした言語なのでCに習熟している人はとても使いやすいと思います。
「Q. 今、注目している技術について教えてください」
後編の最後は、注目の技術について聞きました。意外なことに、プログラミング関連の技術ではなくアーキテクチャや仕組みについての技術を挙げる回答が多く集まりました。コーディングだけでなくシステム全般を扱うGCPスペシャリストたちだからこそ、このような結果になったのではないでしょうか。
回答抜粋
●grpc
●RPA、ローコード、ノーコードです。
私たちSIerの仕事はプログラムを書くのがお仕事ではなく、顧客の困りごとをシステムを使って解決できれば良いので、手軽にできるに越したことはないと思います(その分お仕事の単価は下がってしまいますが・・・)。ですので、システムを作らず業務改善だけで解決できるのが一番よく、その次に大したシステムを作らなくても解決できる、ちょっと作って解決、大きく作らないと解決できないという順番だと思います。この考え方はどちらかというとコンサル寄りな気はします。。。
●WebAssembly
●量子コンピュータ
●ハイブリッドクラウドやマルチクラウド
Google Cloud だけで何かを実現するよりも、様々な環境を組み合わせる方がニーズがありそうだと感じるため
●Svelteです。
●Looker
●コンテナ技術ですね。Dockerやk8sなど時間を取って勉強したいですね。
●Flutter、GCP Workflows、GCP Eventarc
●電気自動車、水素自動車
●BeyondCorpは注目してます。リモートワークが広まるなか、ゼロトラストの考え方はどんどん大事になっていますのでそういったシステムを構築することができるのは求められる技術の秘湯になってくるのかなと。
後はwasmも気になる技術ですね。サーバでも利用されるケースが今後どんどん増えていくだろうと思ってます。
愛用ツールや関心事を通じてGCPスペシャリストの頭の中を覗き見たような、ひとつひとつの回答にこだわりを感じるアンケート後編でした。GI Cloud社内では情報交換やスキルの共有が頻繁に行われているため、技術のトレンドへの関心も目まぐるしく変化することでしょう。不定期で調査していきたいと思いますので、今後もお楽しみに!
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