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【高い成長率を誇るGoogle Cloud】Google認定パートナーのエンジニアが語るその優位性とは?

こんにちは!ジーアイクラウド株式会社採用担当です。
本日は、グループマネージャーの松為さんにインタビューをしてまいりました。

  • クラウド業界の将来性

  • クラウドベンチャーにおけるGoogle Cloud Platform(以下Google Cloud)の特徴と優位性

  • Google Cloudを活用した実際のサービス事例

についてお話しして参りますので、クラウドの最新市場を知りたい方やGoogle Cloudを活用してエンジニアとしてのスキルを高めたいと考えている方はぜひ最後までご覧ください。


複数のクラウドサービスを「選択」して使う時代へ

ー私たちの生活にクラウドサービスが浸透して久しいですが、松為さんはクラウド業界全体をどのように捉えていますか?

システムやアプリを導入する、もしくはサービスを展開するにあたって、クラウドはますます欠かせない存在になっていると感じます。

身近なところでは、動画配信サービスやQRコード決済、ネット販売などもクラウドが基盤となって提供できるサービスです。全国に展開するコンビニエンスストアで、必要数の商品がオンタイムに届くのもまさにクラウドの恩恵ですよね。

現在、世界のクラウド市場シェアの多くを占めるのがAmazonが提供する「Amazon Web Services (AWS)」、Microsoftが提供する「Azure」、Googleが提供する「Google Cloud」です。

これまでは「オンプレミスからクラウドへ」という点ばかりに注目が集まってきましたが、その時代はとっくに終わっていて、今は「各クラウドベンダーの特徴をどう活かして使うか」が問われるフェーズになっています。

具体的には、AWSの基盤上のデータをGoogle Cloudのサービスを用いて分析をするなど、各クラウドの得意な領域を見定めながら使い分ける機会がこれからは増えていくでしょう。クラウドベンダーもさらにしのぎを削っていくでしょうし、市場のシェアも変わっていくはずです。

私自身も、Google Cloud™の認定パートナーとしてその変化を楽しみに感じています。


今後市場規模の拡大が予測されるGoogle Cloudの優位性とは?

ークラウドベンダーの中でも、Google Cloudの優位性を教えてください。

クラウドネィティブ、つまり「クラウドの利点を徹底的に活用する考え方」に基づいて、サービスを展開している点でしょうか。最初からクラウドでアプリケーションを実行したり、ソフトウェアを開発したりすることを前提としているため、物理的な障害に強いのです。

例えば、各拠点にデータセンターを配置しているシステムにおいては、ある拠点が地震などの災害で被害を受けた場合、正常に作動しているリージョンネットワークへ切り替え作業が必要となります。

しかし、GoogleはDataCenter As a Serviceという考え方のもと全世界で使用されることを想定したネットワークづくりが行われているため、1つの地域(リージョン)が何かダメージを受けたとしても影響が少ない形で対処することができるのです。日本のような災害の多い国には、重要な要素になるといえます。

また、Google Cloudはビッグデータの処理やAI(人工知能)、機械学習の開発においても優れたサービスを持っています。「BigQuery」を使えばエンジニアがデータベースを一から構築せずとも、クラウドのリソースを利用した完成度の高い分析やグラフ、資料を瞬時に作成できるのです。

ーエンジニア視点で考えた場合、どんなところにGoogle Cloudの良さを感じますか?

クラウドベンダーにもそれぞれ特徴があるので一概に比較できないですが、「シンプルで使いやすいところ」はGoogle Cloudの良いところだと思います。

日本市場トップのシェアを持つAWSは、Amazonがお客様のニーズを汲み取りながら提供サービスをどんどん進化させてきました。そのため、細かいサービスがあり一つひとつを上手く使いこなせれば、非常に精度の高いシステムを構築可能です。

しかしその反面、種類が多い上に複雑であったり、運用メンテナンスに手間がかかるなどのデメリットもあります。

対照的に、Googleのサービスはとてもシンプルです。そのため、スピード感重視でシステムやアプリをつくりたい、決まった目的に対して集中してモノづくりをしたい場合は、非常に使いやすさを感じますね。

例えば、スタートアップでの新規事業やドラスティックな改善事業に取り組む際には、有効だと言えるでしょう。

ー「シンプルかつスピード感」のある開発を得意としているということですね?

はい。その背景には「お客さまの『本来の目的』を達成させるために、最低限良質なものを提供するべき」というGoogleの思想のようなものがあると私は思っています。

当然ながら、お客さまは手間と時間のかかるサーバーの構築は望みません。最低限の機能が備わった会計システムやECサイトを短期間で導入し、ビジネスに集中したいはずです。Google Cloudは、お客さま本来の目的である「ビジネス」を加速させることを念頭においた上で、クラウドサービスを設計し提供しているのです。

製品に対して圧倒的な誇りを持っている一方で、Google CloudはAWSやAzureに比べてまだまだ露出が少なく、市場のシェアという面では後れをとっています。実際にエンジニアが使用すればその使いやすさを理解してもらえると思うので、Google Cloudの優れた点をもっと発信していきたいです。

「クラウドネイティブ技術」を用いて、素早く柔軟な開発が可能に

ーGoogle Cloud専門のエンジニア集団としてサービスを提供する中で、どのようなお客様から依頼をされることが多いのでしょうか?

Google WorkspaceなどGoogleが提供するサービスとの連携が容易なため、Google Cloudを実際に使った経験がありその良さを知っている、または興味を持っているお客様から依頼を受けることが多いです。

最近では、これまで「クラウドファースト」の考え方が先行していたため、各クラウドベンダーのパートナーの数が一気に増え、「品質を担保できるSlerを探しにくくなった」というエンドユーザー様の声を聞くようになりました。

その点、Google Cloudのパートナーは未だ多くありません。同時に、「クラウドネィティブ」に根ざしているジーアイクラウドのエンジニアは、クラウドに関する高い専門知識と技術を持っています。

お客様からも「安心して依頼できる」「サービスの質が高い」と評価をいただいていますね。

ーGoogle Cloudを活用したサービス事例があれば教えてください。

大学様から、問い合わせ業務の効率化をしたいという依頼をいただき、Google Cloud のVertex AIを利用したPoCを実施しました。

具体的には、日々教職員や生徒から寄せられる問い合わせの回答業務を軽減させるために、アジャイル的な方法を取りながら最も最適な方法を一緒に模索しました。今回は、より早くお客様の課題を解決することを重視し、簡易的なチャットボットWebアプリケーションを短期間で開発しました。

結果的に、ご担当者様からは課題解決に向けたエンジニアの行動力やスピード感を評価いただきました。時間をかけて完成度の高いシステムを開発・構築するならば、他にも優れたSlerがいるでしょう。

当社が得意とするのは、本質的な課題をヒアリングし、短期間でゼロイチを生み出すこと。これからもこの強みをもってお客様がクラウドの利便性を享受できる環境を追求していきたいです。

ー松為さん、ありがとうございました!