6/25悪夢の話

見た夢の話。

フェティッシュバーに在籍していた時にお友達になった、ベルリンへ一緒に行った人達とドレスコードのあるパーティーへ行った。

バキバキした音楽とノーマスクでラテックス 、エナメル 、黒く光沢のある衣装にライトが当てられ反射する姿はぬるぬると鰻みたいだなって笑ってしまった。現実味がなく人かも分からない踊り狂う団体は水を得た魚だった。そこから記憶が途切れる。

友人達と私は疲れて寝てしまったようで朝になっており焦った。どうやらパーティーが行われていたのは電車やタクシーで向かうことができる場所ではなくツアーバスで向かってもらうような場所だった。

急いでバスに乗り込んだのに忘れ物をしてしまい、わたしだけ戻った。すると出演者側となっていた友人が1人お酒なのかなんなのかヘロヘロで笑っていて、中へ入っていいか尋ねると通してくれた。

そこは体育館の中で、楽しんでいた煌びやかな場所じゃなくなっていた。体育館の中には黒い大きめの塊が何体も転がっていて異様だった。よく見るとジップが付いていて人が1人入る寝袋のようだった。一気に血の気がサッと引いてその場にいる作業着をきた人と目が合うと「ここは死体安置所だよ」と言った。

忘れ物を早く探して咄嗟に「逃げなきゃ」と思った。来た道を戻っているつもりなのに扉を開けるとまた同じ場所で「死体」が増えて空間が細かく歪んでいく。まずい。これはトリップしている。

冷静に、冷静に、と落ち着けて頭を落ち着かせていると戻ってきた。

そこは残っていた友人がいた控室だった。

相変わらずヘロヘロしていて楽しそうだったけれどいきなり取り乱して発狂する。あっちにいってしまっているなあ、戻してあげないと、と対面で手を握り話しかけるもわたしもまだ持っていかれそうで距離感がバグッてしまう。手は繋いでいるのに友人の顔が異様に小さく、遠くにいるような見え方をしたり、逆に近過ぎて壁をすり抜けるゲームのバグみたいになったりした。

落ち着いてきたようで他のスタッフの人に任せた。

その時一気に思い出された。そういう時ダムの崩壊みたいに勢いよくドバドバ溢れてくるんだよね。白と黒のつぶつぶが入った錠剤を友人と半分にして分けたんだ。

バスに乗ろうと向かっている時は冷静だった。振り返るとそこはやっぱり体育館だった。パーティーが開かれている様子なんてなかった。いつからどこかへいってしまっていたのか。

バスはあった。でもあとの友人2人はいなかった。友人も幻覚だった。動揺するとまた視界が歪む。乗りこもうとすると3匹の黒い犬が見えた。でも胴体が繋がっていた。目を瞑って脳を落ち着かせるとこれも幻覚だった。

バスに揺られ帰っていく。乗客は一般の人達。気を緩めるとまたアッチへいってしまう。確実なのはここは日本で、きっと白と黒の錠剤は認められて居なくて捕まってしまうこと。

冷や汗がひどくて、人の目線は気になるし、動揺するとまた視界が歪む。全部今までのが夢だったんじゃないか、でも手を触れた感覚はあって、あれはなんだったんだろう。ただ一人おかしくなっていただけなのか?と頭の中はパニック状態。でも友人はそこにはいなかった。パーティーもなかった。

そこまで気付いて目が覚めた。

脳味噌わたしに意地悪すぎる、

といった夢でした。思わず部屋を見回してしまいました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?