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20200427 我が家の幼稚園

6時に起床。
息子は5時から目覚まし時計とにらめっこしていたらしい。
理由を聞くと…
「今日から、パパママ幼稚園だから…」

昨日、急遽思い付いた取組。
息子と娘、そして私の休校(園)期間中、我が家で幼稚園を開こう。
娘にいたっては今年度から年少。
が、まだ「入園」すらしていない。
今、私たち大人ができることをやろう。

昨夜、その旨を子供に伝えていた。
息子は、それが楽しみで早起きしてしまったらしい。

『8時からパパママ幼稚園始まるからね』
開始時刻を伝える。
息子の表情から笑みがこぼれている。
そんなに楽しみなのか…。

8時、開園。
①朝の会
②パパと勉強タイム
③プリントタイム
④体操タイム
⑤ぬりえタイム
⑥料理タイム
⑦帰りの会

大体1時間弱のプログラムを予定している。
私が担当するのは、①②⑦である。
残りは妻に任せる。

お手製の名札をつけさせる。
これだけで、一気に“世界”へと入り込んだ。
娘の顔には、やや緊張が…。
普段はあまり見ない表情。
かしこまっている。笑

○朝の会
呼名からの返事。
朝食のメニューを聞く。
このやりとりだけ見ても「親子」の感じではない。
いい意味で、どこかよそよそしい。

その後、勉強タイムへ。

○読み聞かせ『きんぎょがにげた』
絵を見て、思ったことを言わせる。
難しそうだと思ったら、間髪入れずに発問を投げる。
・何がいる?
・どれが好き?
・どうしてそれが好き?
・いくつある?

2ページで終了。笑
「まだ見たい!」と言う娘に『また明日ね』と返す。

すぐに次の活動へ。

○「あ」「い」「う」
「あ」と書いた紙を見せ、声に出させる。
・元気よく
・小さく
・長ーく
・怒ったように
・泣きながら
・お腹が減ったみたいに

色んなパターンで発声。
3歳にも通じることに驚いた。
面白い。

その後、「あ」がつく言葉あつめ。
交代で言わせていく。
息子はサッと出てくるが、娘はすぐには出てこない。
そっと娘の“あたま”を触る。
「あ!あたま!」

こんな感じで「い」と「う」も行う。
他にもやりたいことはあったが、初日なので軽めに…。
「まだやりたいー!」と言う2人の声に『また明日ね』

ここからは妻のターン。
私はそばで見ている。

○帰りの会
・今日楽しかったこと
・どれくらい楽しかったか
・帰りの挨拶

これにて幼稚園初日、終了。
私にとっては新たな刺激。
1年生を相手にしている感覚か?
※1年生は受け持ったことはないが…

また明日、頑張ろう。
楽しもう。

机へ向かう。
読書をしながら、気付いたことや考えたことを書く。
時に読書を止めて、ノートに思考を書き連ねる。
ノートに考えを書き留めている間、昨日観た映画を思い出した。


◇映画『鍵泥棒のメソッド』
香川照之演じるコンドウ。
大浴場で滑って頭を打ち、記憶を失う。
その後、なけなしの財産でノートを購入。

このノートにはコンドウの周辺情報が記されていく。
そこに書かれる文字がなんと美しいことか…。
ノートいっぱいに書かれたコンドウの文字は、見ているだけで心地よい。

実際に文字を書いているのは、香川さんではないかもしれない。
まぁ、そこは演出上の問題なので全然構わないが…

このノートはエンディングでの重要なアイテムともなる。
ノートを中心に据えて物語を追っていくのも面白い。
そういう視点で見れば、大変心地よい映画だ。


と、それくらいインパクトが強かった“文字”である。
では、私の文字は…とわざわざ振り返るまでもない。
乱雑。

「自分が読めればいい」と思って書いているが…
あの“ノート”を見たら、強い憧れが生まれる。
今は「白紙」のノートを使っているが、次は「罫線」や「方眼」にしよう。
※ここ最近は、白紙ノートで色々と試していた。

午後からは雨が降るという。
その前に散歩。
30分ほど歩く。

午後は、読書と教材研究。

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