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ある日突然あいつがやってきた

小さな魂の自分の話

2022年2月22日メキシコから帰国した。
体調を崩して、どうしても日本食が食べたいホームシックになり
滞在を2か月早めての帰国だった。

しばらくは、日本を堪能した。最高だ。
日本はすべて揃っているんだもの。

日本のカフェ飯は安心だし安くて美味しい


でも、ある日突然、あいつはやってきた。
旅の途中で出会った日本人のバックパッカーたちが
次々とマチュピチュ・クスコに到着した(それぞれはつながっていない)。
インスタグラムに投稿される写真をみていた。
そしたら、突然、わたしの中の小さな自分(魂の部分)が
ニョキニョキと出てきたのだ。

そいつ(小さな魂)は私に言った。
「そろそろ旅に出たい。海外に行かないと死んじゃう」

大きな理性の私は
「いやいや、死なないって。帰国したばかりで新しいサロンも始めたし、
わたしの金銭状況知ってるでしょ?家賃も払えないかもしれないのよ?
旅のお金が溜まるまで、頼むから引っ込んでおいてくれ!」

小さな自分
「やだやだ、旅に出たい。出ないと死んじゃうもん」

大きな自分
「うるさい~!!頼むからわたしの人生めちゃくちゃにしないでくれ、引っ込んでくれ!静かにしてくれ」

友人たちのマチュピチュの投稿を見たその瞬間、気が緩んだすきに
旅がしたいという強烈な欲求が呼ぼ覚まされたのだった。

わたしは、その日1日、理性と魂の衝動との間で大きく葛藤した。
しんどい。

頭では「だめだ」と言っていても
魂はワクワクしてしまって、歯止めが利かないのだ。

自分は二重人格で、精神的におかしのかと自分を疑った。