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毎日のお米をおいしく、地球にやさしく

こんにちは。グリーンハウスnote編集部です。
毎日の食卓に欠かせない、「お米」について今日は少しお話ししたいと思います。
日本人1人当たりの年間のお米の消費量はピークの1962年(昭和37年)から2016年(平成28年)には約半分になったとされていますが(※)、100%近い自給率を持つ日本の食の「要」であることに今も変わりはありません。
※農林水産省 「米をめぐる関係資料」より

社員食堂でも、病院でも、ホテルやレストランでも私たちは「ごはん」を提供しています。
横浜にある物流センターの年間のお米の取扱量は、年間で、ごはんざっと8000万杯分!

先日、私たちの「お米」についての取り組み「お米のこだわり~身体と地球にやさしいお米」をインスタグラム「グリーンハウス環境」で公開させていただきました。
私たちがお客様にご提供するお米のひみつと想いを知っていただけるとうれしいです。

お米は三種の神器?

「三種の神器」とは、神話の世界に登場し、その後皇位継承に必要な草薙剣(くさなぎのつるぎ)などのことだったわけですが、第二次世界大戦後の復興期を経て日本が経済的に豊かになると、豊かさの象徴といえる憧れの家電製品となっていた電気冷蔵庫・電気洗濯機・テレビ(白黒テレビ)の3種を、天皇の「三種の神器」になぞらえて、マスコミ主導で「三種の神器」と呼び始めたと聞いています。続いて1960年代には、カラーテレビ、クーラー、自家用車を「新・三種の神器」といわれるようになったわけですが、その言葉を私たちは使って「ごはん」「味噌汁」「漬け物」をグリーンハウスの三種の神器と呼ぶようになりました。高度成長のまっただ中、日本人はこの3つがおいしいと食事全体がおいしく感じられる、ということで、食の提供の基本として私たちはお米を大切に考えてきたのです。

P12_ごはん

おいしく安全なお米のひみつ

1972年にお米の小売登録申請を行い、業界で初めて大型の精米設備を導入した私たちは、横浜の食品流通センターで精米を行っています。お米は、すべて検査証明が付けられた玄米の状態で入荷してから、産地・品種による最適な精米加工に加え、徹底した異物混入対策を施し、包装まで一括して行っています。業務用の食材としてすべてに最高の米を使うことは、正直、採算上できませんが、精米したての新鮮な米、20以上の項目にわたる品質チェック、特に味については食味計を使って品質の安定化を確認するとともに、実際に食し、おいしさのチェックを行っています。


また、衛生検査室では東日本大震災以降、玄米についての徹底的な異物混入の検査以外に放射能検査も行い、すべて“検出なし”を確認したものだけを出荷しています。

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光選別機にて異物を風圧により除去

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納品された玄米の放射能検査を実施します

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食味計を使ってお米のうまみを総合的に分析

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炊き上がりの見た目や食感、ねばりなど品質の官能検査

あのタピオカが地球にやさしさをくれる?

玄米から精米加工された白米は、無機物などを取り除かれ、最後に無洗米加工を行います。この時に昨年、大ブームとなったタピオカが一役買っているのです。米の表面には精米段階で取り切れない糠(ぬか)があり、糠が着いたままだとひょっとしたら臭みが残ったり、つやや味に大きく影響してしまいます。タピオカは米の表面についた遊離ぬかを取るために使われています。

タピオカを使うと
 ①万が一(実際にはありませんが)そのまま食べてしまっても心配ない
 ②精米の表面にあるうま味の成分層を残したまま加工できる
 ③リサイクル化可能
というメリットがあります。無洗米加工には水を使ってぬかを取り除く方法がありますが、タピオカを使用した場合は加工工程で排水しないため、環境にも優しいメリットがあります。

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タピオカを使った精米で完全無洗米になります

生産地の想いをのせて

食品流通センターでは、グループのグリーンハウスフーズが運営する「とんかつ新宿さぼてん」でご提供するお米も取り扱っています。さぼてんのスタッフは毎年、産地を訪れ、稲刈りをお手伝いするとともに、生産者の皆さんと交流する機会を持ち、直接生産の方からのご意見や、お米への想いを伺っています。生の声を伺うことで私たちはお米への想いを新たにしています。  

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2017年、岩手県での稲刈りの様子

こだわりの原点

私たちがお米のことを「三種の神器」の一つと呼ぶ理由。それは創業者からの教えにあります。
昭和16年、創業者故田沼文蔵は出征前に思い出作りのために、友人との旅行で新潟県魚沼の旅館を訪れました。そこで食べたお米の味、副菜にも何も手をつける前に茶碗一杯のご飯を平らげた、その時の味を「忘れられぬ味」として、1997年の日本食糧新聞のインタビューで語っています。その思い出を原点に、常々日本食の主役は米であり、最高の米を提供することの大切さを社員に語っていた創業者。その想いもまた、今も私たちのお米へのこだわりにつながっているのです。

精米機_1974

1970年代に竣工された精米工場


お米がおいしいと食事全体がおいしく感じますよね。今日も皆さんがおいしいお米に出会えますように。 

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