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「駅メモ!&アワメモ」で行こう!小浜線キャンペーン 攻略の思い出

3月末に福井に行く用事があり、そのついでに駅メモの小浜線イベントを攻略してきました。その思い出など書き綴ってみようと思います。

イベント概要

  • 開催期間: 2022年12月20日(火) ~2023年05月07日(日)

  • ミッション対象駅:8駅

    • 敦賀、美浜、三方、上中、小浜、若狭本郷、若狭高浜、東舞鶴

  • ミッション対象スポット:4か所

    • 敦賀港(敦賀鉄道資料館) 最寄り:敦賀

    • 御食国若狭小浜食文化館 最寄り:小浜

    • UMIKARA(ウミカラ) 最寄り:若狭高浜

    • 舞鶴赤れんがパーク 最寄り:東舞鶴

  • クリア報酬:「紺碧の若狭湾なまい」

    • 条件:全ミッションクリア

  • コラボ情報

    • 記念ノベルティ:上記対象スポットの最寄り駅付近の施設で配布

    • BIGパネル:美浜、三方、上中、小浜

    • 駅名標:小浜、若狭本郷、若狭高浜

どう攻略するか?

なにげに難しいイベントだ。なんせ電車の本数が少ない。

2023年3月の改正ダイヤをベースに記載。(イベント対象駅のみ記載したので一部不正確かも)

本数のわりにチェックイン対象箇所やBIGパネル、駅名標の数が多いため、すべて押さえようと思うと1日では難しそうだ。一方、自分はこの日のうちに福井市に移動するため、本イベントを1日で攻略する必要があった。

そこで今回は報酬最小限となる4駅のみの下車に留めることに決定。さらに、福井に近づくために東舞鶴から下ることにした。
敦賀のスポットを攻略した後、19時までにノベルティを受け取るところから逆算して、以下のような行程となった。

小浜線のダイヤに一部加筆。

これなら各スポットで2時間近く時間を確保できる無理ないスケジュールが実現できる。
だが、困ったことに、京都に7時台に着く新幹線がない。東京の始発列車ののぞみ1号でさえ、京都着は8時過ぎだ。

となると…「あれ」しかないか。

2023年3月24日(金)23:35 バスタ新宿

「あれ」、すなわち夜行バスです。

夜行バスで京都へ向かう。これで7時前に京都駅に到着できる。
遠征の初めから体力を使うことになってしまったが、やむを得まい。

定刻から少し遅れてバスタ新宿を出発。30分もたたずに消灯となった。
普通に仕事した後の乗車だし、しっかり寝て体力を温存したいところだが、途中の駅をみすみす見逃すのも惜しい。少し寝落ちしては復活、を何度か繰り返しながら、高速道路上から最寄りの駅に向けてポチポチとアクセスし続けた。もう自分は移動の最中に寝ることができない。

翌朝6:40、遅れもなく京都駅八条口付近に到着。出発した時と同じく、天気は小雨。「紺碧の若狭湾」が見られないかもしれないなー、と少し残念な気持ちになる。

改札を通り、嵯峨野線ホーム近くにある立ち食いそばの店で朝うどんを食べ、特急きのさき1号に乗車。

京のおだしが染み入ります。

移動開始、東舞鶴へ

7:32、きのさき1号は定刻通り出発。京都市街を通り抜けた後、保津峡の渓谷に差し掛かった。
夜行バスの疲れからかぼーっとしながら外を見ていたら、両斜面にへばりつくように桜が咲いていて「はっ」となった。慌ててカメラを構えるもすでに遅し。その後も渓谷を通り抜けるものの、最初ほどの桜は咲いておらず、シャッターチャンスを逃してしまった。徐行してくれれば良かったのになー。

その後はしばらく平地を走るが、園部あたりから再び山あいに入っていく。いかにも里山な風景は、「京都」ではなく「丹波」という印象を受ける。少し時間が巻き戻ったような感覚すらある。

昔話で見るような形の家もちらほらと。

8:38、綾部駅へ到着。ここで福知山から来た各駅停車に乗り換え、東舞鶴へ向かう。

223系の2両編成。
車内では早速小浜線イベントの広告が。
しかし、駅メモの広告で占領されてるのは初めて見たな。。。

8:51、東舞鶴へ向けて出発。
再び左右を山に囲まれつつ、国道と並走しながら舞鶴方面へ向かう。ただ先ほどの嵯峨野線と違い、あまり民家が多くないようで、風景としてはやや寂しい気がした。
ちょっと開けてきたかな、というところで西舞鶴に到着。西舞鶴からは京都丹後鉄道が伸びており、洒落た雰囲気の車両が停まっていた。鉄印帳の対象路線なので、いずれ乗りに訪れたいところ。今回は下車せず、そのまま次の東舞鶴駅へ。

東舞鶴駅 ~舞鶴赤れんがパーク

9:20、東舞鶴駅へ到着。

出迎えてくれたのは艦これのキャラクターでした。
艦これとは違うオリジナルのキャラクターも。

早速、東舞鶴駅のスポット、舞鶴赤れんがパークへ向かう。駅からバスが出ているが、ちょうどいい時間帯のものがなく、歩いて向かうことに。

駅正面を横切る通りには旧海軍の戦艦の名前が付けられている。
歩いて20分ほどで赤れんがパークへ到着。
「『まい』づる、ですね!」

うむ、たぶん名前の由来にもなってるんじゃないかな。

舞鶴鎮守府の倉庫として用いられた赤レンガの建物がずらりと並ぶ。
港には現役の自衛隊艦艇が停泊していた。

スポットのチェックインを済ませ、2号棟の受付でノベルティをもらう。「天気悪いのにわざわざありがとうございます」と言われ、いえいえと思わず恐縮してしまう。
隣の3号棟にあった売店でお土産の海軍カレーと海軍サイダーを購入。

赤レンガをバックにサイダーをいただきます。

ベンチに腰かけ、ぐいっと飲み干す。空きビンは艦船…じゃなくて感染対策のためそのまま持ち帰り、駅へと向かう。

若狭高浜駅 ~UMIKARA(ウミカラ)

東舞鶴駅から小浜線に入る。

125系の2両編成。鮮やかなブルーグリーンのカラーリングが小浜線ならでは。
「いよいよ小浜線ですね!楽しみです!」

無事元ネタ車両とのツーショット撮影も済ませ、11:06、東舞鶴駅を出発。
京都府と福井県の県境の峠を越えて海が見えてきたところで、11:26、若狭高浜駅へ到着。

ここでは高浜漁港にある「UMIKARA」がスポットとなっている。再び歩いて向かう。10分ほど歩いて到着したところでちょうど昼飯どきとなった。
UMIKARAでは食堂が併設されているのだが、さすがにこの時間帯は混んでいた。代替案として思いついたのが、マーケットで買った地魚のお寿司を2Fにあるテラスで食べる、というもの。

いただきます。

開放的な空間での食事。晴れていれば最高だったと思うが、曇りでも碧色の海が美しい。うむ、いいじゃないですか。

パックを捨てる場所が見つからずに荷物になったのは誤算だったけどw

城山公園に寄り道

次の電車まで時間があったので、近くの城山公園に寄り道した。
公園の桜は時期が合わずまだ咲き始め、という状態だったが、公園に面するように名勝「明鏡洞」があった。

まさに風光明媚。

明鏡洞の隣には小さな山があり、展望台が設置されているようだ。せっかくなので登ってみることに。

展望台から見た景色。大パノラマ。

一面に広がる碧い海、絶景じゃないですか…登った甲斐があった。
しかし展望台から向かって反対側に行ってみると、

「ドドド」と音を立てて荒波が押し寄せる日本海。

先ほどの展望台からの景色とはまるで違う表情を見せる。しかし個人的にはこっちの方が日本海っぽいイメージがあるw

思う存分日本海を堪能したところで、良い時間になったので駅へ向かう。

小浜駅 ~御食国若狭小浜食文化館

13:57、若狭高浜駅を出発。
途中の若狭本郷駅を過ぎたところで、目前いっぱいに小浜湾が広がった。

ちゃんと徐行してくれるホスピタリティ。

小浜駅の前にも海が見えるスポットがある。狙ってみよう。

14:24、小浜駅に到着。

小浜まいの里帰り記念。
BIGパネル4枚の大盤振る舞い。

人魚の浜に遊ぶ

小浜駅のスポット「御食国若狭小浜食文化館」は海沿いにある。駅から海に向かって歩き、突き当たりの交差点で右に曲がるのだが、せっかくなので反対側に曲がって「人魚の浜」へ向かう。

小浜には人魚伝説がある。人魚の肉を食べて八百年生きた「八百比丘尼」が最後に入定したのが小浜なんだとか。それにちなみ、長寿を願って海岸に2体の人魚の像が並んでいる。

また、付近の浜辺は「人魚の浜」と名付けられている。

人魚の浜。穏やかな波の浜辺が続く。

…それにしても、この浜辺と流木の雰囲気、あの焼酎の広告っぽいな。
その辺にビンとか落ちてないか…さすがにないか。
…いや待て、今自分はビンを持ってるじゃないか。

…とか遊んでいたら

スポットの「御食国若狭小浜食文化館」の近くの店で提供されている、小浜の「よっぱらいサバ」を食べそびれてしまった。しまった、駅に着いたらまっすぐこちらに向かわねばいけなかったのか。

申し訳程度に、鯖街道沿いのお店で鯖缶をいくつか買う。

小浜は京都へ鯖を運ぶ「鯖街道」の起点だ。

実はそこでも狙っていた焼き鯖弁当を買うことができず、とことん運がないなぁ、などと思ったりした。

電車の時間が近づいていたので、駅方面に向かう。

なんかオバマいた。

駅前の観光案内所でノベルティのミニ色紙を受け取り、駅に入った。

ああ、御食国で食いっぱぐれの自分。

敦賀駅 ~敦賀港(敦賀鉄道資料館)

16:28、小浜駅を出発。あとは終点の敦賀に一直線で向かう。

途中の三方駅ではホームの桜が見事でした。

17:34、敦賀駅に到着。

ここからスポットの敦賀鉄道資料館までは徒歩30分近い。今回のイベント、ことごとくスポットが駅から遠いのが難だなぁ。
あまり観光している余裕はない。脇目もふらず、黙々とスポットへ向かう。

道中に松本零士の作品のオブジェが数多く並んでいても。
敦賀気比神宮が鎮座していても。
「なに?通り過ぎるのか?」
「けしからんやつめ。」

あと、途中に屋台のラーメン屋があっていい匂いを漂わせていたのがすきっ腹にこたえたw

外が少し暗くなりかけた18時過ぎ、敦賀港に到着。

敦賀港の開港100周年を記念したモニュメント。北前船の帆をイメージしている。
そしてここが最終スポット、敦賀鉄道資料館。

敦賀鉄道資料館は17時までなので、あいにく中を見ることはできなかった。
しかしこれで全ミッションクリア。
無事「紺碧の若狭湾なまい」をゲットした。

早速、敦賀鉄道資料館をバックに一枚。

レトロな雰囲気の建物にとても良くお似合いです。

番外編:福井 ~福井城址と足羽川の桜

さて、この後自分は特急に乗って福井駅へ向かった。

福井駅到着。
恐竜がライトアップされてる。。。

福井に来た本当の目的は、翌日に行われる「ふくい桜マラソン」に参加するためだった。2024年3月の北陸新幹線延伸に合わせて本格開催、ということで、今年はプレ大会としてフルマラソンの3分の1の距離での開催だった。自分にとってはそれくらいの距離がちょうどよかったりもする。

ただ、当日は雨予報。それならば、前日のうちに桜を堪能しておくか、と、福井市街の桜スポットである福井城址(現福井県庁)と足羽川に出かけてみたところ、その見事な咲きっぷりに圧倒された。

写真を何枚か載せておく。

そして翌日、予報通りガッツリ雨が降り、体調崩しちゃかなわんということで、マラソンは棄権することにした。
どうせ棄権するなら、福井に来た意味があったんか?という疑問もなくはないが、見事な夜桜も見れたし、十分元は取ったといえるだろう。

結局翌日も桜を撮りに足羽川へ。
奥の鉄橋をサンダーバードが走る。この景色も間もなく見納め?
フクラムと足羽川の桜。
名物のおろしそば、ソースカツ丼、鯖寿司で〆。
特急サンダーバードで金沢へ向かい、
新幹線で帰途に着きました。


以上、京都から東京への一筆書きの切符で攻略しました。

おつかれさまでした。

今回の旅を終えて

今回の小浜線イベント、ミッション報酬は無事ゲットできたが、やはり急ぎ足で通り抜けてしまったのがもったいなかったなぁ、という感想だ。
特に「御食国で食いっぱぐれ」は最大の選択ミスだったw

天気にも恵まれず、基本的に真っ白い写真になってしまった。青空と紺碧の海のコラボレーションをぜひとも見てみたい。

2024年に北陸新幹線が延伸し、東京から敦賀まで1本で行くことができる(はず)。新駅も開業するので、その際は攻略がてら再び小浜線に訪れてみたい。今度は宿泊しながら、ゆっくりとね。


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