見出し画像

フェス、非日常。コロナ、日常。

去年の12月、人生で初めてのフェス(CDJ)に参加した。元々、音楽が大好きな私ではあったが、自分の足で会場に赴いたことはなかった。それだけに、フェスは私にとって非日常的な空間で、とても興奮していたのを覚えている。知らない音楽との出会い、会場の魂の叫び声、何とも言えない一体感がそこにはあったし、全てが刺激的だった。音楽は共通言語とよく言われているが、確かにその通りだと再認識した。

そんなCDJ。どうやら、コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催だったという。初参加の私にとって、2年ぶりという期間がどれだけ待ちぼうけであったかは、残念ながら体感することはできなかったが、毎年参加している人々にとっては念願だったと考えると胸が締め付けられる思いだった。

私にとっては非日常的なフェスでも、音楽を愛し、フェスを愛する人からしたらフェスは日常ともいえる。フェスも活気を取り戻しつつあるなかで、まだまだ非日常であるのに変わりはない。コロナウイルスが私たちの日常を奪い取って3年目になるからだ。

正直なところ、フェスを知らなかった頃の私は、フェスが中止になること自体に一切興味がなかった。そんな私にとって、非日常であったフェスが、いまでは日常になりつつある。4月は「歌舞伎町Connect」5月は「VIVA LA ROCK 2022」に参加したが、会場の一体感はCDJと同様に素晴らしいものであった。知らなかった音楽を見ず知らずの人と共有しあい、フェスという集合体のひとつになれたことが何よりも嬉しかった。

次のフェス参加は未定だけれども、フェスを日常に戻そうとしてくれている関係者のたゆまない努力を無駄にしてはいけないため、感染対策はしっかりとしつつ、今後のフェス人生を歩んでいきたいと思っている。

※フェス誘ってね。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?