もしも、王林が『ラストアイドル』を選んでいたら 番外編「王林改名?芸名使用権問題」
「もしも、王林が『ラストアイドル』を選んでいたら」が前編・後編を合わせて1500ビューになりました。
<(_ _)> ありがとうございます。
これを機に改めて記事を読み直してみて、大事な論点を落としていることに気がつきました。
それは、
「王林」という芸名のまま活動できていたのかどうか
ということです。
芸能人にとって芸名はとても大事で、改名とともに人気が出たり、逆に低迷したりすることがあると言われます。
たとえば「King Gnu」も「Srv.Vinci」(サーバ・ヴィンチ)から改名して、2年もしないうちにブレイクしています。
リンゴミュージックと王林のタレント契約の内容はわかりませんが、芸名使用権の規定があって、卒業後は王林を名乗れない可能性があります。
また、仮に契約がなかったとしても、本人が「王林」を返上したのではないかとも思います。
りんご娘ではないのにリンゴの名前を名乗ることには違和感があるし、心機一転の意味もあるからです。
そうすると、ラスアイでは本名で活動することになりますが、相当なマイナスになるのではと想像します。
王林という名前によって中国人と勘違いされたりしますが、印象に残って、覚えてもらいやすいというメリットもあります。
あのキャラクターと津軽弁が相まって、王林という名前にさらにインパクトを与えて、唯一無二の存在感が出来上がっているように感じます。
その名前が使えないことになると、相当なハンデです。
話を戻して、
仮に本名を「工藤 美咲」としましょう。
(青森県の名字1位と1998年生まれの名前1位を組み合わせたものです。本名は非公表です)
ラスアイで「工藤 美咲」として活動している姿を想像してみましょう。
キャラに対して、名前がマッチしない気がします。
ラスアイに最初の挑戦者として登場してからずっと「王林」として活動していたわけで、周囲も相当とまどったと思います。
あくまでも慣れの問題で、そのうちに違和感がなくなるのかもしれません。しかし、どうしても埋没感が否めず(全国の「工藤美咲」さん、すいません)、王林として活動した時ほどの爪痕を残せたかというと、やはり、いまいちピンときません。
もちろん、これは本名が普通だった場合の話です。
本名の方がインパクトがある場合もあり得ます。
たとえば、本名が
梨田 苺(なしだ🍐 いちご🍓)だったら、
「きのうまでりんご🍎だったのに!」と話題になったことでしょう(笑)(しかし、そんな都合のいい本名なはずがありません)
おわり
(おまけ)
「卒業後は同じ芸名で活動することを禁止する」という契約は有効か?
芸能事務所がタレントの移籍や活動を制限することについて、公正取引委員会が報告書を出しています。
「人材と競争政策に関する検討会」報告書(平成30年2月15日 公正取引委員会 競争政策研究センター)によると、制限のやり方によっては独占禁止法に抵触するということです。
私見ですが、りんご娘というグループはリンゴの品種名を芸名とするメンバーで成り立っており、卒業後も同じ芸名での活動を認めると、グループの運営に支障が生じかねません。
よって、同じ芸名での活動禁止には相応の理由があり、契約は有効になるのではないかと考えます。
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