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ARが面白くなってきた

ARという言葉を聞くようになってからどれぐらい経つでしょうか。結構前から仕事でARを求められることはありました。でも、一昔前のARはQRコードとかを使ったマーカーを認識するタイプが多く、マーカーを認識してる間しか追従しないものでした。その頃は「この技術はまだダメだな」と思ってましたので、クオリティが満たない表現になるのでやめたほうがいいですと、断ることが多かったです。

ジャイロのみ使う表現とかはありだったんですが、建物と連動して情報出すようなのはジャイロだけでは難しいし、電子コンパスでもズレることあるし、マーカー使うのは体験としてやや難しい。悩ましい時代でした。

マーカーレスAR

特徴点をつかってマーカーなしでARを実現するものです。

当時このPTAMの映像で度肝抜かれた記憶があります。この発表を境にさまざまなマーカーレスタイプのARライブラリが出てきました。が、ほとんどが画像認識タイプでPTAMの方式はなかなかでてこなかったですね。

SLAMの登場

SLAMという言葉が聞こえてきたのがここ数年でしょうか。上記のPTAMによって実現されたことを総称するようなものです。カメラからの映像をもとにカメラの位置を推定する技術です。位置を推定しつつマップを作るという技術です。

仕事でリサーチしたりして、オープンソースのコードをLinuxでビルドしてみたりしてましたが、さまざまなハードルがありました。これをiPadで動かすとなると、専任のエンジニアをつけて研究開発する必要があります。そんなことしてるうちにAppleからライブラリ出るだろうと予想してたので、しばらくはGoogleのTangoプロジェクトとか試して待ってました。

ARKitの登場

きました。上記の開発やめて待とうという話をしてから半年後くらいにARKitでました。最初のバージョンでも画期的でしたが、アプリを立ち上げたところから特徴点のマップを作り始め、そのマップデータにはアクセスできず、保存とか再開ができませんでした。
その後割とすぐにARKit1.5が公開され、その次のARKit2.0でついにマップ関連の機能が使えるようになりました。今はARKit3.0が最新です。

ARKitを使った仕事

siroで手掛けた事例としては、以下の事例があります。

実はARKitの仕事はよくやってる

siroでは、実はiOSアプリ開発の仕事をそこそこやってます。その中でもARKitの案件もよくやってます。業務利用のような限定されたアプリばかりなのであまり告知できてませんでした。Unityを使ったりSceneKitを使ったりという感じで、内容により使い分けてます。最近では6D.aiとかサードパーティのARライブラリも出てきました。それらも試してみています。これからARのコンテンツはどんどん増えていきそうですね。


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