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ぐうたら向け生成AI活用創作論~四行あれば小説が出来る~

こんばんは。金鹿トメです。
普段は炎上ソムリエと一級クソリプ師をやっている者です。
一応なろう作家でもありまして、ごくたまーーに小説も書いているのですが、その際に見つけたAI活用法を置いておきます。


四行あれば三つの工程で小説(のような文章)を作れる方法です。
chatGPTを使用していますが他の生成AIでも出来るんじゃないかとは思います。


工程1 とりあえず四行書く


何でもいいです。AIに書いて欲しい内容を適当に書きましょう。
細かく書くよりはシンプルな方が通りやすい気がします。
どうしても書いて欲しい部分だけ残す感じで行きましょう。

また、細かく書きたい人、そもそも小説を書くのに慣れている人はこの工程を飛ばして次に行ってもいいと思います。

例文でも作っときますか

起 ふとんが
承 吹っ飛んだ
転 ネコが
結 寝ころんだ

工程2 その四行を膨らませる

さて、↑のやる気がまったく感じられない起承転結をこのような↓プロンプトと共にchatGPT君に渡します。



以下の内容を膨らませてプロットらしくしてください。
起 ふとんが
承 吹っ飛んだ
転 ネコが
結 寝ころんだ


出来上がったものがこちら↓になります。


起:ふとんが

主人公が、心地よい眠りにつこうとしてふとんにくるまり、静かな夜を過ごしている。外の風の音が微かに聞こえる中、彼はその温かさに包まれている瞬間に浸る。

承:吹っ飛んだ

突然の突風が窓を揺らし、開いていた窓から強烈な風が吹き込む。風の勢いでふとんがベッドから吹っ飛び、部屋の中をぐるぐる舞う。主人公は驚いて飛び起き、ふとんを追いかけるも、なかなか捕まえられない。

転:ネコが

その時、部屋に入り込んだ一匹のネコがふとんの舞いに興味を示し、ふわふわと動くふとんをじっと見つめる。次の瞬間、ネコは飛び上がってふとんに飛びかかり、見事にふとんをキャッチする。

結:寝ころんだ

ふとんを捕まえたネコは、そのままふとんの上にくるまり、まるで自分の寝床であるかのようにくつろぎ始める。主人公は呆れつつも、微笑ましい光景に思わず笑みを浮かべ、ネコの横に寝ころび、再び静かな夜を取り戻す。


……。
すでに物語になってる上にワイよりも上手いんだが?
これだけでも個人で楽しむのならそこそことも言えますが。もうひと工夫しましょう。

工程3 パートごとに清書する

はいここからが本番です。
↑の内容をパートごとに分けて読ませましょう。
後は待つだけです。

「このプロットから小説を書き起こしてください」
等の指示を出すのも忘れずに!

出来上がったものはこちら↓


夜は静かに更けていく。窓の外では、風が木々を揺らし、その音がかすかに耳に届く。主人公はそんな静寂の中、心地よいふとんにくるまれていた。柔らかな布が体を包み込み、一日の疲れが少しずつ解けていくのを感じる。頭の中はぼんやりとし始め、目のまぶたが徐々に重くなる。

ふとんの温もりが彼を安心させ、いつの間にか眠りの世界へと誘おうとしていた。外の冷たい風は、今や遠い存在であり、彼の小さな部屋はまるで別の空間のように温かく保たれている。

「今日も、いい一日だったな……」そう思いながら、彼は最後の意識を手放そうとした。

その時、ふとんの中で感じるあたたかさと安心感が一層深まり、彼は満ち足りた気持ちで目を閉じる。風が吹いているけれど、ここは安全だ。

夜の静寂を破るように、突然の強烈な突風が吹き込んだ。窓が大きく揺れ、部屋の中に冷たい風が一気に流れ込む。その瞬間、ふとんが宙に浮き、ベッドから勢いよく吹っ飛んでいった。

「えっ?!」主人公は目を見開いて驚き、飛び起きた。ふとんは部屋の中をくるくると舞い、まるで自分にからかっているかのように手の届かないところでふわふわと浮かんでいる。

「待て、ふとん!」叫びながらふとんを追いかけるも、風にあおられたふとんは彼の手をすり抜ける。まるで生き物のように部屋中を飛び回り、主人公はそれを必死に捕まえようと何度も手を伸ばすが、なかなかうまくいかない。

ベッドの端から跳ね、窓際で旋回し、またもや主人公の目の前を通り過ぎていくふとん。部屋中が乱れた風の中、彼はふとんを追いかけながら、ただただ呆然としたままだった。

主人公が必死にふとんを追いかけ回している最中、ふとした瞬間に彼の動きが止まった。視線を窓の方に向けると、ふとんの舞いに興味を示した一匹のネコが、じっとそれを見つめている。

ふわふわと浮かび上がるふとんを、ネコは目を細めながら追いかけるようにして観察していた。主人公は一瞬、まさかネコがふとんに興味を持つとは思わず、状況を呆然と見守っていた。しかし次の瞬間、ネコはまるで狩りの本能が蘇ったかのように身を低くして、足元でわずかに身構えた。

「やる気か…?」主人公は思わず息を呑んだ。

ネコはそのままじっとふとんを見据え、風が吹くたびに動くふとんの動きを一瞬たりとも見逃さない。そして、チャンスが訪れた。ふとんがゆっくりと降りてきたその瞬間、ネコは空中に跳び上がり、まっすぐふとんに向かって飛びかかった。

「すごい…!」主人公が呟いた通り、ネコは見事な身のこなしでふとんに飛びつき、その小さな爪でふとんをしっかりとキャッチしたのだ。

ふとんが風の勢いを失い、ネコの前に静かに落ち着いた。それをじっと見つめるネコは、勝ち誇ったような顔つきでふとんの上に鎮座し、まるで「どうだ、見たか?」といわんばかりだった。

主人公はその姿に思わず微笑みながら、ネコがふとんを手に入れた瞬間を見届けた。

ネコがふとんをしっかりとキャッチしたあと、しばらくそのままじっとしていた。しかし、やがてネコはふとんの柔らかさに気づいたのか、のんびりと体を伸ばし、そのままふとんの上にくるりと丸まった。まるで自分専用のベッドであるかのように、気持ちよさそうにゴロゴロと喉を鳴らし始める。

主人公はその姿に呆れながらも、微笑ましい光景に心が和んだ。「ふとんを追いかけていたのは俺だったのに、結局ネコが占領するとはな…」と、心の中で苦笑しつつ、ふとんをネコに譲ることにした。

部屋の中は再び静かになり、風の音だけが微かに聞こえる。主人公はその静寂に包まれながら、ふとんの隣に横になった。ネコの温もりと共に、再び心地よい眠りが訪れようとしている。

「まあいいか」とつぶやき、主人公はそのままネコと一緒に、ふとんにくるまりながらゆっくりと目を閉じた。静かな夜が再び訪れ、二人(と一匹)は穏やかな夢の中へと沈んでいく。


最後だけなぜか二人になってたりという違和感あるけども。
一発出し無修正にしてはおおむねいい感じの様な気がしますね~

まとめ

具体的に活用できる場面までは特に考えていないのですが。

一部だけ流用する。(ロボ描写が苦手とか、キャラを可愛くしたいとか、苦手な描写の部分をAIに任せる)
描写の参考にする。(例:例えば場面を宇宙にしたりして宇宙空間の書き方の参考にする)
個人で楽しむためだけに使う(ざっくり言うと時短、もしくは小説がそもそも書けない人に)
パイロット版を大量に作って面白そうな作品だけ手書きする。(プロットだけ大量に作る)

ぐらいしか思いつかないですが。他にもあるかもしれない。
自分は最終成果物はなんだかんだ手書きしてることが多いので描写の参考にするか、一発出しで楽しんでることが多いですかね~。

ぶっちゃけ私より遥かに上手くね?
ってのが正直な感想です。
どうりで「お前の文章もAI製だろ?」って全く疑われない訳だ。
下手くそ過ぎてAIじゃないって素人でも一発で見抜けるレべルなのかもしれない。……オリジナリティに溢れる文章だと喜んどけばいいのだろうか?

と、生成速度で敵わない人間なのにAIより下手くそ過ぎて無事存在意義を無くした作者というオチがついたところで終わっておきます~。
え、最初からねーよ?……知ってた!

皆さまの創作ライフのお役に立てば幸いです!


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