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【1人で市営ジム編】ダイエットその⑥ - ぬけ出した引きこもり。【続々】

市営ジムへ通うようになった。
1人で通うことの出来ない画伯ちゃんに、わざわざ付いてきてくれると言ってくれた相手のおかげで。

障害者施設で偶然話が合った新しい友達だった。
しかし相手は仕事をしており、引きこもりニートの画伯ちゃんとは立場が違う。

週に1度とはいえ、新しいことにチャレンジするのはしんどかったんだろうな。

3ヶ月経った頃、相手は体調を崩し始めていた。
そして周りの人と相談。

その結果を、目を見ながら伝えてくる。

「定期的に通うのは厳しい」
「今日も行かずに帰ろうと思ってる」

申し訳なさと、今までの有難みで胸が苦しくなった。

これ以上は甘えられない。
まだ不安やから付いてきてほしいなんて言えない。

「今までありがとう!」
「俺は1人で行ってみるよ!」

引きつった笑顔のまま、帰りきるまで見送った。
恐ろしいほど緊張し始めていた姿に、薄ら気づいてそうな相手を。

申し訳なさと、今までの有難みが胸いっぱいのまま。


そんな前回までのダイエット↓↓↓(8ヶ月ぶりの更新)

『115kgから40キロ痩せるまで』のダイエットまとめ↓↓↓


初めての1人

画伯ちゃんは緊張しながらエレベーターに乗り、市営ジムへ向かった。
2017年の年の瀬。少し震える膝。

統合失調感情障害と診断されて紐解けてきたが、中学生の頃から不安が強く1人で行動できなかった。
2017年当時はヘルパーや友人がいないと1人では外出できないレベル。


市営ジム受付のお兄さんが、不安そうに近づいてくる画伯ちゃんに気づいた。

「あれ!1人ですか?」

「はい...!初めて1人で来ました。ゲロ吐きそうなくらい緊張してます」
「ほら、字を書く手がこんなに震えてる」

ジムスタッフは苦笑い。
しかし、いつだってポジティブな気持ちで支えてくれる。

「大丈夫ですよ。僕たちがいますから」

仕事だとしても、本意だとしても嬉しかったな。
名前が書けないほど、手は震えていたけど५✍笑


1人で初トレーニング

トレーニングを始めると、案外何も感じない。

平穏そのもの。

え...!なにこれ!
ってくらい。

むしろトレーニングに入り込めた。


陸上部をしていた中学生時代並みに集中できて、この3ヶ月で味わうことの無かった"筋肉に効いてる感じ"がしていた。

"あっ、もう不安より集中が打ち勝つんだ。周りが見えずに済むくらいになれるんだ"と嬉しさが込み上げてもいた。

これは改善なのか、成長なのか。
時が経つにつれ、字の震えは落ち着き、平穏な気持ちで通えるようになっていった。


トレーニングの変化

それから数ヶ月はスタッフに問われていた。

「○○さんは来ないの?体調大丈夫かな?」
と。

相手のことを聞かれても、
どう返事すればいいのかわからない画伯ちゃん。

"最近会ってませんねぇ。体調悪いのかな"
と返事するうち、そんな問いかけも減っていった。

この問いが来るかどうかの不安で、
受付タイムを怯えて過ごす日が続いた。笑


これはこれで心のトレーニングになった気がする。
聞かれるのが怖くて行くのを辞めるという選択をしなくて良かった。

"怯え"は週ごとに減少していったし、
ジムスタッフさんの"記憶"も同じように薄れていった。

🏋️‍♀️人生はすべてトレーニングなのかもしれない🏋️‍♀️


今まで2時間弱で友達に合わせて帰っていたのが、この頃になると"フル尺の3時間"トレーニングするようになっていた。

週に一度の肉体への苦しみ(喜び)は、生きるモチベーションになっていく。
目に見えて痩せて鍛えられる身体。筋トレは奥深く楽しかった。


楽しく思えたり、3時間集中できていたのは、
中学の陸上部時代を過ごしたお陰かも↓↓↓


トレーニングは身体と心のリハビリ

ジム内の流れ(人間関係含め)や器具の扱い方に慣れていく。
画伯ちゃんはなぜか社員のスタッフさんに付きっきりで接してもらっていた。

障害者だからという扱いじゃなさそう。世代の近い利用者で話しやすいと思ってくれてそうだった。


そして他の男性ジムスタッフや、夕方までいる女性スタッフからも、"こうしたほうがいいですよ〜"というトレーニングやフォームの修正を受けて変化していく。

少しの角度や速度で、体感する負荷が全く違う。
明らかに効率よく鍛えられていった。


奥深い世界だ。
体重はどんどんと落ちていった。

何より1番嬉しかったのは、1人で通うことに慣れたこと。

毎週味わっていた。外に飛び出せた喜びを。


身体も心も同時に鍛えられていくのは尊いことだね。

strongアプリ(過去記事)の説明で載せたように、
運動量は初期の2倍くらいになっていた。


strongアプリについて↓↓↓


トレーニングの過ごし方


エアロバイクはお尻が痛くなるなめ、座席型のサイクリング器具(リカンベントバイク)で、雑誌を読みながら30分過ごしたり。

エアロバイクより効果は薄そうやけど、115kg近くある人間は負担の少ないものから始めるべきだと思う。


バランスボール、バランスディスク、ストレッチポール、チューブ、ダンベル、チンニングスタンドでのトレーニングも始めた。


中でも、
特にこのストレッチポールは素晴らしかった。

自宅用としてもオススメ!!!


それからの市営ジム

社員スタッフさんと話すなかで、思いがけない流れも生まれた。
他のジムスタッフさん達も、30分ほど話しかけてくれるようになったからだ。

集中したいと思うこともあったけど、コミュニケーションのリハビリとしては最大限の効果があった。


世代が近いからか。
心配してくれていたのか。

数年ぶりの健常者達とのトークは、『自分は思ったより思考や会話ができる』と気付かされるリハビリになった。

あぁ、人と話すってこんな感覚かぁ。


楽しかったな。
こういった環境があれば、他の精神病の人も違う方向が見れるんじゃないかと思えるほど。


ただ、話題を見つけ続けるのは難しい。
それに記憶を拾い出すのが苦手な画伯ちゃん。

自分の話をできず、大きなリアクションで毎回乗り切っていた。笑

それにより、相手から話を引き出す能力ばかりが高まっていった。
今となっては並大抵じゃなく高まったと自負できる😎

できるだけ"自己開示力"を伸ばそうと試行錯誤していたけどなぁ。


引きこもりが試行錯誤して
身体と心をリハビリしていく。

人生は何があるかわからないもんだね。


あとがき


2016年。
精神病院内にいる"精神保健福祉士"に『生きていくお金がない』『どうすればいいかわからない』と相談しなかったら、ここまで繋がってこなかった。

自分の選択と、
世界が差し出した手を掴んだ結果だ。


ここから2年以上かかさず市営ジムへ通った。

115kgあった体重は凄まじい勢いで痩せていった。
コンプレックスやネガティブさは反転していく。

効果を最大限にしたくて
プロテイン、BCAA、サプリ、オートミールも摂取し始めた。


プロテインについて↓↓↓

オートミールについて↓↓↓

おすすめのホエイプロテイン↓↓↓


家でもトレーニングをするために、
ヨガマット、腹筋ローラー、ストレッチポールを購入した。

ストレッチポール等について↓↓↓

おすすめのストレッチポール↓↓↓


なにより...

"引きこもりからぬけ出し始めていた"


理想通りに痩せながら。

精神薬を飲んでいる以上、痩せることは不可能だと思っていたのに。


本気を出せば打ち勝てた。
肥満に、薬の副作用の痩せにくさに。

俺は何者か。
何がやりたいのか。


ネガティブがポジティブに変化するスピードで。
コンプレックスが笑いに変化するスピードで。

俺が何者かわかってきた。


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(2014~15年の画伯ちゃん)

この頃にわからなかったことが
わかり始めていたんだ。


次回は
ジムスタッフさんとの日々と、コロナが起きて世界が変化してからのダイエットについて書いていく。

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