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💈生まれて初めて美容室に行ってきた!【呼吸が乱れて、汗が止まらなくなったら(終)】(人生総まとめ💁‍♀️)

2019年3月。
生まれて初めて美容室に行くことになった。

数年に渡る引きこもり生活。
障害福祉に出会い改善していく日々。

様々な出会いに触れて
感じ始めたことが1つあった。

"行動だけが自分を救う"んじゃないか?


そんな気づきを信じ
ひたすら行動していった。

・40キロのダイエット
・自分の曲を演奏するバンドの結成


数年かけて
自分の目標を達成していった。


そして
残された最後の目標は

『美容室に行くこと』



前回まで↓↓↓

1話目↓↓↓

まとめマガジン↓↓↓


美容室に行く日が決まるまで


1998年 冬。

急に汗が止まらず、呼吸もままならなくなった。
中学2年生の自分では解決方法を見つけられず、学生生活から数年後には外出すらもできなくなっていた。

部屋の中、それと
ベランダから見える風景。

それが全て。


行き交うサラリーマンや学生。
近くの建物の人たち。

彼らの生活を空想して時間を潰していた。


『サイコベランダー』


俺はサイコベランダー。
世界に1人の"サイコベランダー"をしていた。


空想は次第に妄想へ。
幻覚、幻聴、希死念慮。

みんなは時間を泳いでく。
画伯ちゃんは浮かび溺れてる。

沈みきることさえなく、
2015年になっていた。


すると


長らく続いた
そんな生活にも終わりがやってきた。

・精神科医
・障害福祉


との出会いによって。


中でも

・障害者施設の友人たち
・担当ヘルパーへの信頼
・精神科医による精神療法・薬物療法


たちが、
画伯ちゃんのマインドを大きく変えた。


そして行動すればするほど、
自分を変えることが出来そうな気がしたんだ。

それは、
"世界を変えること"と同義なようにも思えた。


どんどんやってみよう!
"死にたい"と思う気持ちすら行動にぶつけてみよう!


そして気がついた。

"行動だけが自分を救う"

と。


そんな信念をもとに
2016~2020年まで動き続けた。

それは前述した『ダイエット』『バンドの結成』という目標の達成に繋がっていく。

自分とは"何者"なのか。
なぜ、あのとき汗と呼吸は乱れたのか。
なぜ、汗と呼吸は落ち着き始めたのか。


この13回に渡るシリーズの中で、
それらの答えも見えてきた気がしたんだ。

もし世界に違和感を覚える人がいたら、
この記事が何かの変わるキッカケになれば嬉しいな。


第13回目の今回は、
『初めて美容室に行ったお話』

1998~2020年まで、1人で散髪に行けなかった。
美容室と呼ばれる場所には行ったことすら無かったんだ。


思えば1998年に理容室で汗をかきすぎて、うまく散髪ができなかった時があった。
その恐怖心から、全ては始まっていたのかもしれないな。

1番のトラウマ。
断絶の根源。


しかし、様々なことを達成していく中で
『自信』がつき始めていく。


そして、2019年3月。

ここまでの人生の流れを
担当ヘルパーさんに話してみると...


「わたしの行きつけのところ一緒に行こう!」



突然、決定した。
人生初の"美容室"に行くことが。


美容室に行けるようになるまで

・1998~2015年

友達、元カノに散髪をお願いしていた。
・2016
障害者施設で出会った友達についてきてもらい、18年ぶりに理容室(1000円カット的なお店)へ行った。

死ぬほど緊張したが、友達は「いいやん!かっこよくなったやん!」と励ましてくれていた。笑

しかし、それからも1人では行けなかった。
友達に何度もついてきてもらうのも悪いと思っていた。
・2016年 その2

そのことを障害者施設に相談すると、施設のスタッフが付き添ってくれることに。


死ぬほど緊張したが、終わったあとスタッフさんと一緒に食事をして次第に気分は落ち着いていった。
(初めは味がわからなかったのに、落ち着くとともに味が分かりだした感覚が忘れられない😭)

しかし施設的には、そういう目的で何度もスタッフを付き添わせられないらしい。
(実際問題、生活に支障をきたすレベルかチェックしたかったのかもしれないな)

そして「ヘルパーをつけてみては?」と提案を受けた。
そして、
新卒のヘルパーさんが担当としてついてくれることに。

・2016~2018
年 春

1000円カット、少し高めの理容室、600円の激安店。
どこが1番リラックスして散髪できるか。

彷徨い続ける画伯ちゃん。

ヘルパーさんは、そばで見守り続けてくれていた。
しかしどこに行こうが乱れる汗と呼吸。
そんな中、担当ヘルパーが辞めることになる。
・2018 秋

新しいヘルパーさんがつくことに。
同い年で四国出身の人だった。

その担当がついて少し経った頃、たまたま四国にハイスタンダードのライブを見に行くことが決まった。
(友人の分と合わせて3枚チケットが取れた✨)
行き方について詳しく教えてもらい、観光地や緊急時には地元の友達を手配してくれるという安心感も与えてもらった。
(当時は軽躁状態だったので、良くも悪くも1人で全部巡れた😂)

同い年なことや、始まり方がよかったのか。
過去のことを含め『散髪』について話してみると

「わたしが行きつけのとこ一緒に行く?」と言ってもらえた。
そしてすぐに"ホットペッパービューティー"の存在を教えてくれた。

引くに引けない...
ここはいってしまおう...


ヘルパーさんが利用できる"11~14時の枠"内におさまるように、美容室を予約することに。


そして数週間後の"2019年3月28日"の朝。
初めて美容室に行く日がやってきた。

いつもより多めに飲んでいた。

①プロバンサイン
②デパス

を。
規定量よりも多く飲んでいた。

①多汗症患者用の汗を止める薬
②不安をおさえる薬


初めて行く美容室に、
緊張を隠しきれていなかった。


生まれて初めて美容室に行ってきた!


初めての美容室。

薬のおかげか汗も呼吸も安定はしている。
しかし恐怖と不安は隠しきれず。

担当ヘルパーの前で涙ぐんで駄々をこねていた。
「やっぱ行くんイヤや。怖い。あかん」


「大丈夫、大丈夫。入店したらいけるって」

背中を押され、お店のドアを開ける。
ドラマのセットのような現実味のない空間。

清潔感の中に"異物"が迷い込んだ感覚。


担当ヘルパーの"担当美容師さん"に挨拶をする。
荷物をロッカーに預け、少しソファーで待つ。

目が泳ぎ、震える身体。
デパスを思い切ってさらに1mg舌下した。


席へ通される。
カバーで身体を覆われる。

1998年の理容室の時を思い出した。恐怖で汗が止まらなくなった時のことを。
頭がグルグルしだすも、薬の効果からか表面上に問題は現れなかった。


汗が出てこないだけで、呼吸は次第に落ち着いていく。
美容師さんとの会話に応える余裕も出てきた。

"かなり丁寧に対応してくれるなぁ"
と不思議に思いながら。

事前にヘルパーさんから美容師さんの方に「精神障害者の利用者さんを連れて行く」と事情を伝えてくれていたらしい。

向こうも初めての経験で緊張していたとのこと。笑


「すごくいい感じになった〜😊またおいでね💁‍♀️✨」


うまく笑えない表情で深くお辞儀をして、お礼を述べながら退店した。

効きすぎた薬の効果で、口の中が乾ききっていたから表情筋が動かなかった😂


「な!大丈夫やったやろ?😊」

ヘルパーさんは、笑顔でそう言いきっていた。

あれ...もしかして...
これを何回か繰り返して慣れたら...

1人で行けるようになるかもしれない!!!

そんな感覚が全身を駆け巡った。
何に怯えていたんだろう。
汗をかかなければ、呼吸は乱れない。
不安や恐怖を感じなければ、汗をかかない。

不安や恐怖はどこから来てるんだ?

1998年のたった一度の汗をかいた経験からか?

まやかしじゃないのか?
まやかしだよな?

まやかしか...

ずっとずっと。
まやかしに操られていた。

この認知を変えることができたら。
繰り返して"特別感""非日常性"を消していければ。

予期不安なんてものは、みみっちくて、ちっこくて、足で踏んづけられるサイズになるんじゃ?
あぁ。そのためにヘルパーさんがついてくれているのか。
そのために障害者施設が。精神科医が。精神薬が。

生きてきた全ての人との触れ合いが。

恐れを行動で打ち消そう。
"行動だけが自分を救う"と。

信じてみよう。


2019~2021年を写真で振り返ろう!


そう。それからヘルパーさんと何度か美容室へ通ううちに"慣れて"いった。
自分で見つけた、自分なりの"認知行動療法"的な効果で改善していったのかもしれない。


当時から現在に至るまで、どうなっていったのか。
初めて美容室へ行った"2019年3月"から振り返っていってみよう!

・2019年3月27日
(初めての美容室前夜)

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・2019年3月28日~4月頃
(初美容室直後と数日後)

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・2019年7月11日
(2回目の美容室直前と最中)

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・2019年7月11日~8月頃
(2回目の美容室後、初めてカラーしたけどそこまで色は入らず)

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・2019年10月10日
(3回目の美容室直前)

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・2019年10月10日~11月
直後、
ヘルパーさんと、友達と(3回目の美容室後)

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・2019年12月13日
(バンド結成前夜。スタジオ練習風景。ゲン担ぎで人生を再起させてくれた人達の服を着てる)

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数年ぶりのバンド練習。
自分の曲を大きな音で演奏した。

様々な方法で自信をつけていく中で、過去に諦めた"夢の続き"にも取り組み始めていた。
"行動"を止めてはならない。(バンドも表現も止めてはならない)


・2019年12月16日~24日
(noteを本格的に開始)

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"行動"を投げ出さないように、noteに毎日投稿することを決意。

(当時はほぼ誰とも接してないし、フォロワーさんも一桁だったのにアクセス思いの外あるもんやね...タグも少なかったし...謎...)


2019年12月24日~25日
(クリスマスに衝撃)

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上記のスタジオ練習で着ていたのは"Audrey&Kate"のパーカー
画伯ちゃんが"バンドをもう一度したい"と思わさせてくれた2人姉妹の表現者だ。
YouTubeで30万登録を超えている有名な2人。

そんなAudrey&KateTwitterInstagramもフォローしてくれた。
誤フォローだと思っていたが、姉妹の家族判断でフォローしてくれたようだった。

"絶対に対バンする"

この時に誓った。
生きる目標は増えていく。

絶対に生きて積み重ねていこう。
対バンできるまで。

"行動だけが自分を救う"


・2019年末~2020年始
(バンド結成不可能!?、バンド結成、高校の同級生と再会)

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この練習直後、動き始めたバンドは空中分解。
上手くいかないこともあるよね...

しかし写真の彼(ドラム)
年始以降もスタジオに入る予定をたてた。

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その年始の練習中に、高校の同級生と久しぶりに再会。
"あぁこの感覚だ"と彼と話すだけで、大きなリハビリになった。

何が面白いことか気づき直せた。
"自分が正しい"と思い出させてくれる稀有な存在。

そしてドラムと2人で"バンド"をスタートさせることに。
8年ぶりのバンド結成。お酒で冬の夜に溶けた。


・2020年1月12日
(note30日連続更新)

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・2020年1月12日~21日
(40kgのダイエット成功、苦手なカラオケを克服するため一人カラオケに明け暮れる日々)

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・2020年1月23日
(4回目の美容室、カラー2回目)

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・2020年1月23日~2月3日
(4回目の美容室直後)

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・2020年2月6日~2月27日
(1人で服を買いに行けた、ジムで痩せたのを実感、ナンバーガール初見後、なんか笑ってる)

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・2020年冬 (バンドのアー写)

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昔の仲間がベースに加わり、3人組として活動していくことになった。
写真を見た知人に「弱そうなWANIMAやな」と指摘された1枚。


・2020年3月21日~4月3日
(全目的を2020年以内に達成できそうな予感vsコロナ問題。人生で1番いい体型になれていたと思う)

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・2020年8月11日~12日
(6回目の美容室直後、カラー3回目。※5/11に5回目行ってるけど素材見つからず。※その5月以降は1人で美容室に通えてる🙆🏻✨)

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そしてそしてそして


・2020年夏から秋にかけて
(バンドの夏練、セットリスト決めとSNS告知開始、YouTubeに映像をアップする日々)

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『クリーンマンションズ』というバンド名をつけて、本格的に活動開始。
修行を兼ねて、3人とも知らないシーンで"初ライブ"を遂行。

・クリーンマンションズのYouTube

クリーンマンションズのSNS


・1度目のライブ
(2020年11月8日)

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・2度目のライブ
(2020年12月13日)

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・3度目のライブ
(2020年12月20日)

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とても楽しかった。
自分がまたステージに立てるなんて。

しかも"路上ライブ""配信ライブ"という
初体験までできた。

支えてくれる仲間がいることと、ここまで行動できた自分を誇りに思う。
続けていきたい。
続けていくことが夢だ。

"行動だけが自分を救う"


そしてそしてそして、そして


・2020年11~12月&2021年1月
(台湾料理屋さん、7回目の美容室直後、ポートレート機能に夢中な現在の画伯ちゃん)

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今も人生が変化し続けていく。
すべてが次に繋がっていく。


「わたしの行きつけのところ一緒に行こう!」

もしあの日、
ヘルパーさんの言葉を遮っていたら...

また画伯ちゃんは、
ベランダから外を眺めていたかも...

『サイコベランダー』にはもうなりたくない。
誰かの心を突き動かす存在でありたい。

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この写真は2012年。
昔のバンドが解散した頃だ。

世界から手を離して、何もかもを止めてしまった。
汗も呼吸も悪化し続けた。

『統合失調感情障害』と診断されて、
たくさんの『障害福祉』に助けてもらうようになった。

何度も死のうと思ったけど、
"あの日の自分の手"を掴み返してもう一度やり直して良かった。

心から、そう思う。

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今じゃこんな楽しそうにサイゼリヤ
"骨付きももの辛味チキン"を食べれるようになったから。

美味しかったんだ。
笑えていた。
汗はかいていなかったし。
呼吸も平穏そのもの。
繁華街も平気に歩けた。
電車にも乗れるし、買い物もできる、服も買える。
美容室にも1人で行けるようになった。
バンドだって、恋愛だって、これからだって。

もう大丈夫。


サイコベランダーな"君"と地上で目が合ったなら、
"君"は俺にどんな空想をしてくれるだろう?

手を振って歩いていく"俺"を見て
ベランダで"君"は何を思うだろう?

"行動だけが自分を救う"


そう思ってもらえるように動き続けていきたい。
"行動だけが自分を救う"と信じながら。



(不安を抱えている全ての人たちに捧げる)

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・中学2年の頃の画伯ちゃん

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