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『ダリ』生誕100年記念の回顧展に行ってきたよ🖼 東京フィールドワーク編【ネガティブリアクションズ⑱】

冬の近づく秋夜。2006年。
肌寒い大阪駅(梅田)のバス停に2人はいた。

乗車場の場所がいまいちわからず、遅刻しかけたわりには片手にホクホクの肉まんを持ちながら。

その2人は、

短いロゴ


当時、関西で活動中のパンクバンド『ネガティブリアクションズ』のギターボーカル画伯ちゃんと、リードギターの妹子。

(ドラムの鼻でかは日常生活の中で待ってくれていた)

今回の目的は、画伯ちゃんの大学の卒論のフィールドワークのため。
東京へ向かう数ヶ月前に、妹子に声をかけて誘った。

前回まで書いてきた、『免許合宿シリーズ』で出会った仲間にも、現地で会うことが決まっていたので、妹子もとても楽しみにしていた。

この2ヶ月前に過ごした合宿生活。
そこでは、持っていく荷物が多すぎて、せっかく時間を作っていても、全く観光ができなかった。

夜行バスや旅行を舐めていた。

今回は日帰り旅(夜行バスの行き帰りを含むと2泊3日になるけど)のため、荷物はほぼ無い。思う存分楽しめるはずだ。

肉まんを食べ終えて、(おにぎり4つくらい買い足したいなぁ)と思いながら、夜行バスに乗り込んで行った。


前回まで↓↓↓


合宿初日↓↓↓


まとめマガジン↓↓↓


画伯ちゃん、どこへ行くの?

2006年になって11ヶ月。
その間、シュールレアリスムに関する卒業論文をずっと書いていた。


とあるキッカケで、『ダリの生誕100年記念 ダリ回顧展』上野の森美術館で開催されることを知る。


なんぼアホ大学でも、文献を引用しまくって作るより、フィールドワークと称して生で触れた情報を差し込む方が、教授からの評価も得られそうだ。

そういうアホなりの意地汚さ、純粋に見に行きたい欲、男として経験を増やしてこの背中を富士山くらい広げる作業をしたかった。


Fランク大学で本気で単位を取る男

大学二回生までで15単位くらいしか取れなかった。鬱気味と社会不安障害のため。


社会不安障害についての過去記事はこちら↓↓↓

当時はまだ診断はついていない。
現在までの各主治医に過去を話したところ、当時は社会不安障害だったらしい。
それで電車、電話、人前が怖くなっていたとのこと。
そして、それにより躁鬱、統合失調症も発症していくことに。

前回の合宿での恐怖体験も、統合失調症を引き起こした(悪化させた)初期段階にも思える。とんでもないストレスの中にいたから。

画伯ちゃんにそのケがあると知るキッカケでもあった。
それと引き換えに、創作する(評価はされていないが)才能を得ることができた気もする。

ということは、これは画伯ちゃんが求めていたもので、求めていたとおりに進んでいっただけなのかもしれないね。


大学三回生になって、死んだおじいちゃんの遺言(大学卒業まではどうか頼む🙏という願い)を思い出し、ちゃんと卒業することを決意。

二回生までの分を取り戻すために、三回生は取れる限界を。
そして四回生では、まさかのフルコマ。

周りが就活するなか、画伯ちゃんは1~3回生に混ざって、どんな教授や講師にも話しかけて、3~4回生ともに取得できる全コマを取得した

やればできる子。画伯ちゃん。


全く就職活動というものが何か触れないままだったけど。
当時から、バンドしかする気が無かったので問題ない。

おじいちゃんの遺言も守れた。

そろそろお墓参りに行かないと。
担当ヘルパーさんがいなくなって、1年くらい行けてない。


あとはバンドさえできれば、それ以外は人生なんて何でもよかった。


単位を取る上で、本気を出してもわからなくて詰まったり、ギリギリアウトくさくても、
普段からコミュニケーションを取っていると、単位はお情けでくれた。


ただ、かなり若い2~30代の女性講師だけは、いくらコミュニケーションを取りに行っても、「出席日数とテスト結果だけが全てですから」

「あなたの状況は関係ないですから」と目も合わせてくれなかった。
これ以外の単位は全て確定していた画伯ちゃんは焦る。落とされた感。

この授業の単位を落とされると、卒業できなくなる状況だった。


なのに、この講師だけは全く可否を教えない。

この時に感じたね。
俺がイケメンだったら絶対に反応は変わっていたと。

童貞マインドオスの勝手な嫉妬。


絶対単位あげないわよ、あなたには。どっか行きなさいよ。
土下座なんて意味ないんだから。

そんな態度だった。

後日、恐る恐る
結果の出た評価欄を見てみると、


1番いい評価をくれていた😂笑

え...!これって調教...?笑


日頃から仲の良かった、保健室のお姉さんに泣きついて励ましてもらっていたのがアホみたいだった。
普段はS。夜だけMなはずが...

全時間帯M化現象。


東京・ダリ展へ

前回の合宿移動時の反省を活かすはずが、行きも帰りも夜行バスを選択。
そのかわり、首や腰や尻を守る様々なグッズを、東急ハンズで用意した上での乗車だった。

これオススメです↓↓↓
(当時と型は違うけど)


またしても、とてつもない強行スケジュール。
ホテルに泊まらず日帰りに近い動き方。

・大阪から東京への夜行バス
・早朝の東京駅から、電車で様々な観光地へ
・ダリ展
・免許合宿仲間の『埼玉在住の賢い大学生カップル』との再会
・4人でご飯を食べて、そのままバス乗り場へ
・夜行バスで翌朝に大阪到着


を予定していた。

夜行バス(行き)

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ドラマティックスター🤩かっこいい!٩( ᐖ )۶
まだあるのかな...?

首を守るMOGUの枕、お尻を守る100均の座布団。
この1年前に交通事故をして作っていた、腰を守るコルセットをつけて挑んでいた。


外は寒くて、バスの中は暑い。
窓側に座る画伯ちゃんは、窓ガラスに頬をつけて冷えを求めていた。

おにぎりの足りなさで眠れない、腹ぺこ画伯ちゃん。
横でスヤスヤ眠れる妹子を羨ましく思って、結露だらけの窓の外を眺めていた。

東京についたら美味しいものを食べられるかも...


と思いながら、夜行バスの休憩でおにぎりを購入。

わーい٩( ᐖ )۶


深夜のバス内に、画伯ちゃんのノリをパリパリさせる音が鳴り響いていた。

みんな起こしてごめんね‧⁺◟( ᵒ̴̶̷̥́ ·̫ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )


2個目を食べ終え、あともう2個買えば良かったな、と後悔しながら、窓の外を眺めて頬に結露をつけていた。

横で眠る妹子は、座席から落ちるんちゃうかなって形になっていた。
画伯ちゃんは眠れず、東京へ到着。

この様々なグッズを用意していた意味は...!?笑


でも身体への痛みは、前回よりは減っていたからいいか。笑
"限界よろしく状態"で東京を巡ることに。


観光地を巡る2人の凸凹道中

関東から大阪にツアーでくるバンドマンがよく口にしていた『高円寺』
ネット上を彷徨ったり、本を読んでても出てくる『高円寺』

「いったいどんな空気感なんだろうね?」

妹子と話しながら、向かっていた。
そして高円寺駅近くをひたすらに歩いていた。


ライブハウス20000V

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純情商店街

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この商店街のお肉屋さんで、コロッケを食べて満喫。

「これが東京の高円寺かぁ。服装もいろんな人がいるねぇ」

と呟く画伯ちゃんに、
妹子は何も聞こえてない顔をしてコロッケを食べていた。


時間的にもう1箇所行ってみることに。

高円寺に来るまでも感じたが、関西人が電車の中で話すと、乗客は相当ジロジロと見てきていた。

画伯ちゃんの妄想ではなく、妹子も感じ取るくらい。


ただ、妹子は気にせず話していた。

画伯ちゃんはだんだん見られるストレスと、関西弁への劣等感で返事をするのも恥ずかしくなってきた。

「ちょっと電車中は話さんとこ。黙っとこ」

という、こちらは自分のメンタルとしての意味合いで言ったつもりだったけど、相手は否定に感じたようだ。

「別にええやんけ!なんも話されへんくなるやろ!」

とキレられ

「いや、視線が気になるから電車は黙ってくれててもええやん!なんでわざわざ関西弁強めんねん!おぉん?」

「おぉん?」

もう、おぉん?おぉん?のハーモニーよ。
ユニゾンだったり、ハモリだったり、時にはリズムになったり。

周りの乗客は引きながらの冷笑。視線は逆に減る謎現象。

奇しくも、電車内で関西地域以外での、『ネガティブリアクションズの初ライブ』をした感覚だったな。


下北沢に到着。

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ケンカした空気も薄れ、関西弁じゃないような標準語でもないようなイントネーションで街を歩いていく。


屋根裏

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シェルター

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有名なライブハウスや、演劇のハコを見てまわり

いつかは絶対にこの街に来て、人気者になりたい!


と真剣に思っていた。

15年経過して、まだ1度も訪れることはなく...笑


時間的には、おやつが欲しくなる頃。
今回のメインである場所へ向かうことにした。

ダリ生誕100年記念の回顧展

初めての上野
いま地図を見て、浅草や秋葉原も行ける範囲の場所だということを知った。

上野動物園にも行きたかったが、たまたま閉園していて入ることができず残念。

ゆっくりダリ展を見てのんびりすることに。
上野の森美術館に入っていった。


ダリ看板

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看板その2

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買ったもの

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あとCDケースや、図録など、他にもいろんなものを購入。


当時、購入した図録はこちら↓↓↓


途端に重くなるカバン。

画伯ちゃんは、荷物を増やさないとダメな体質になっているのかもしれない!

どんどんMに。
君の近くの河川敷で縛り上げてください...


知識も感性もない妹子と画伯ちゃん。
あまり意味がわからずとも、存分にダリ展を楽しんだ。

この日々が、後のバンド活動及び、楽曲制作の発展にも繋がっていく。

だから、ネガティブリアクションズ及び、過去のバンドシリーズとして、長編の一部にまとめてあるんだけどねヽ(*´∀`)ノ🍻ヽ(´∀`*)ノ


免許合宿の仲間との再開!

時間はもうすぐ夜に。

合宿で出会った仲間との待ち合わせ場所である『新宿』へやってきた。

妹子と画伯ちゃんの都合で、バス停から近いお店を、相手が選び予約してくれていた。

人通りが多いのに、向こうからやってくる2人をすぐに見つける俺たち。
そしてどうやら向こうも、すぐに俺たちを見つけたようだ。


余りにも4人ともニコニコしていたからかな?笑


みんなで軽いハグをしながら、ぴょんぴょん飛び合い、円陣を組んだような形で笑い合った。

この時の感覚は、数年後のM1で『オードリーの笑い合う漫才』の姿を見るのと同じ感じだった。笑

あんな笑い方をしあっていた。笑


焼肉へ

予約してくれていた食べ放題の焼き肉屋さんへ。
全員知らないチェーン店。

飲み放題をつけても、東京では考えれないような安さだった。

1人2時間2800円とか...笑

お客さん全員が叫んでるかのような店内のノリ。
喜びとその光景に引っ張られ、急激に躁状態になっていく画伯ちゃん。

ひたすらお酒を飲んでいた。
妹子も、埼玉カップルも。

この埼玉カップルの女性は体質的にあんまり飲めなかったはず。
でもなぜか1杯だけは飲んでくれていたような。

化粧品もNGらしいけど、スッピンとは思えないくらい可愛かった。
免許合宿で出会った人達を、ほんとnoteで見せたい!

今考えても、有り得ないレベルの整い方をしている人達ばかりだった。


「お肉は美味しくないね...1品料理で飲もっか!」

4人とも同意見。
枝豆、唐揚げ、野菜で、酒を煽っていく。

ほぼ眠らずにここまで来た画伯ちゃん。
歩けないくらい泥酔していた。

2時間のタイムリミットが来てしまう。

共通点は『合宿の日々』しかないのに、あまりその話はしないでも話が持っていた。

何を話したか思い出せない"謎さ"を抱えたまま、画伯ちゃんは埼玉カップルに肩を貸してもらって新宿のバスターミナルへ歩いていく。

ほぼ担がれている。


妹子はちょっと空中に浮いて移動しているような、卓越した泥酔の波を乗りこなしていた。

丘サーファー。


プリクラ

そのまま"思い出"として、どうしても写真が撮りたくて、プリクラを埼玉カップルに探してもらった。

「みんなァァァ!!!ゲーセンを探せェェェ!!!!」

ワガママを叫び続ける画伯ちゃん。


どうにかプリクラの機械を見つけてもらって撮影したのがこちらだ。


僕たちが"人生を交わした"という証↓↓↓

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キスを交わしました...(//∇//)

ヴとブを使い分けてるの面白いし、
キスに夢中で埼玉カップルの彼女が狭いところに追いやられている...笑


合宿シリーズの写真とは違い、ここでは向こうから"口に"キスをしてくれた。
キスの流れを忘れていた画伯ちゃん。

酔いながらも照れて、逆に逃げ腰(受け身かな?)になっているのが写真からもわかる。笑


ちなみに合宿シリーズのキス写真はこちら↓↓↓

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画伯ちゃん>「好きなんだよね、2人のこと」

彼氏>「そんなの、俺たちだって画伯ちゃんや妹子ちゃんのこと好きだよ!」

4人>「えへへ〜😍」

まるで、オードリー。(全然違う)


「帰りたくないなぁ。寂しい」

そういう画伯ちゃんに

「また会おうよ〜!泣かないで!わたしも泣きそうになっちゃう」

カップルの女の子は言う。

もう俺たちは、バス停まで来ていた。
ちょっと笑って、ちょっと泣きながら。

夜行バス(帰り)

バスに乗り込む。

見送るためなのか、バスの外で2人は顔を上げて見つめてくれている。

手を振ったり、投げキッスしたり、変な顔をしてくれている。

また泣けてきちゃう。
笑いが減っちゃう。


泥酔している気持ち悪さも混ざる。
感情がグァァァとして、妹子も俺も夜行バスの中ではありえない泣き方をしていた。

そんな感情の溢れは、もう結露になって窓ガラスを曇らせる。

何度もパーカーの袖でガラスを拭く。
にじむ2人の姿。少し見えにくい。

泣いているせいなのかな。

バスが進む。

数ヶ月前の免許合宿のこと、この日の強行スケジュール、大好きな2人への気持ち。それらが泥酔と混ざりあっていく。

2人が見えなくなっても、
採れたての魚のような動きをして泣いていた。

結露で頬を冷やして、バスは大阪方面へ進んでいく。
気持ちは少しずつ落ちついていった。

2人に感謝のメッセージを送った。

「また遊ぼうね」

2人からの返信>

「うん!遊ぼう!めちゃくちゃ楽しかったよー!気をつけて帰ってね😊」


またしても怪奇現象

免許合宿初日にホテルで巻き起こった、部屋の真ん中に黒いものが浮かび上がる怪奇現象

画伯ちゃんの精神疾患を引き起こしたキッカケなのか、
症状として、幻覚を見たのか、

実際に幽霊がいたのか、

それは未だにわからない。

この新宿からの帰り道。

さすがに画伯ちゃんは眠りこけていた。
横にいる妹子も。

焼肉を食べて、泥酔して、そのまま乗ったので、
ニンニクやアルコールの匂いをさせていないか不安になりながら。


ツーーーーーッ

頬を伝う窓ガラスの結露が、首から下に流れ込んできて目が覚めた。


真っ暗なバス車内。

時計を見る。


もうすぐ深夜1時。


休憩ポイントに着くまで、もう一度寝よう。

時計からまた窓の外へ視線を向けようとした。

そのとき

車内の真ん中に、何かが浮かんでいるのが見えた。

座ってる俺たちの目線の高さを泳ぐように、
その何かは横切ったり舞い上がったり下がったり。

え...幻覚...?


目だけ動かして、少し周りを見渡す。
全員首をうなだれたようにして眠っている。

酔っ払って夢を見ているのかと思い、結露に頬をこすりつける。
めちゃくちゃに冷たい。

そして、
その何かは、ゆっくりとこちらに近づいてくる。

だんだんと色が見えて、背丈が把握できた。
表情も見えたように思う。


赤いちゃんちゃんこを着ている、
9歳くらいのおかっぱ少女。


左斜め前の席(妹子のすぐそば)の、20代女性の身体をすり抜けるかのように、何度も通って出たり入ったりしている。

∞の動き方。
大きな池の鯉のような動き方。


ちゃんちゃんこの布生地の滑らかな動き、
背格好は9歳なのに妖艶な雰囲気。

15分くらい見つめていると、
おかっぱ少女は浮きながら目の前にやってきた。

あまりに怖くて目を背けられない。
そして表情が見えていたのは勘違いだと気づく。

顔なんて無かったからだ。

白さしかなかった。

そのとき、

バスが高速の上なのに、少しだけブレーキを踏んだように感じた。
少し重力を感じて、身体がグゥゥっと前のほうに。

周りの数人も目が覚めた様子。
すると、バス内に少しだけ照明がついた。

もうすぐ休憩のサービスエリアに辿り着くらしい。

なぜか、時間は2:30くらいになっていた。

起きた妹子に小さい声で話そうかと思ったが、怖がらせるのも悪いと思い、黙ったままサービスエリアへ1人で顔を洗いに向かった。

買ってきた水を大量に飲んで、カーテンの中に隠れるようにして、大阪まで窓の外を見ながら過ごした。

怖くて車内を見れないのと、結露の冷たさが無いと恐怖に飲み込まれそうだったから。

あとがき

大阪梅田に辿り着き、妹子にバス内での『赤いちゃんちゃんこ』の話をした。

「え...!きよしくんも見えてたの!?」

※画伯ちゃん=きよし
(ネガティブリアクションズ時代の芸名が山下清だっため=おにぎり🍙)


妹子も俺も、過度なストレスがかかると幻覚を見るタイプだったのかな?
今回は酔いも混ざっていたし。

合宿初期も、この強行スケジュールな旅も、
ストレス自体は相当かかっていたと思う。

でもなぁ。幻覚じゃないように思うし、幽霊的なものは存在すると思うんだよな。

合宿中に『部屋の真ん中で見たもの』と、バス内で見た『赤いちゃんちゃんこ』なんかは確実に幻覚とは違う感覚だった。

ここ数年で『統合失調感情障害』と診断されて、振り返って考えたことがあるけど、上記の2つの現象だけは"幻覚や幻聴"とニュアンスが違うように感じるんだよな。

ただ、この2つの出来事を体験したことで、俺も妹子も精神が少しずつ変化していったように思う。

元々あった素質が開花されたのかもしれない。

このあたりから画伯ちゃんは病的になっていく。


あとがき2

免許を取り、フィールドワークを済ませた画伯ちゃん。
あとは卒論さえ書けば、人生の全ての時間をバンドに注ぐことができる。

そして画伯ちゃんの人生を動かしていくことになった、妹子との出会いは、今振り返ってもとても大きな出来事だった。

妹子との初対面初スタジオ、ライブ見学と荷物持ち、3人としての初ライブ、みんなでの京都旅行2人での合宿免許、そして今回の東京のダリ展。

数ヶ月で、これらを経験した画伯ちゃん(ギターボーカル)
そして妹子(リードギター)鼻でか(ドラム)

ベースレスバンドの『ネガティブリアクションズ』。

ロゴゆい短い


それぞれの壁は薄くなっていき、完成系手前の何かを掴みかけていた。
その自信からライブハウスで、初主催イベントを組むことになっていく。


画伯ちゃんには、ネガティブリアクションズの未来が見えていた。
輝かしい希望の溢れる世界。

陰鬱で友達も恋人もいない人間が、無から作り上げたもので、希望にまで辿り着く。

これまでの記事のように仲間を増やしながら。

根にあるものはネガティブを通り越して、ポジティブになっていた。

これが、僕らなりの"ネガティブなモノの反動"による表現。

あー。やばいよ。世界を変えられちゃうじゃん!


って、本気で思っていた。

当時、玄人の先輩バンドから絶賛していただける声を多数受けていたから。
そして周りの反応が、とてつもない反発か、認め出す空気感になってきていたから。

万人受けするための演奏力と実績は後からついてくるはず。
経験と分析で、ある程度は読むことだってできていくはず。

"絶対に大丈夫"だと、溢れる自信が、
"絶対的なメンバーへの信頼"と共に強くなっていった。

人生なんて、チョロいのかも。


次回

その状態で迎える初主催ライブ直前の
『後期ネガティブリアクションズの音源まとめ動画』をお送りする。

乞うご期待!

いやぁ、ここまで大量の文章を書くことになるとは。
想定の5倍くらい時間がかかっている。

『青春』を文字に起こすと、全てを思い出して脳に変な疲労感が訪れるね(。◕ ∀ ◕。)

noteの皆様、いつも読んでくれてありがとう!!!

つづく

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