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オッス!トン子ちゃん【タナカカツキ】(コップのフチ子、スーパー一人ごっつ)

バンドをしている画伯ちゃん。バンドメンバーのドラムが前からよくこう言っていた。

「オッス!トン子ちゃん知ってますか...?絶対好きだと思うから読んでください」

オッス...?
トン子ちゃん...?

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画伯ちゃんの好きな漫画記事↓↓↓


バンドまとめ↓↓↓


西松家にて

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ある日のスタジオ終わり。
ホテル街のど真ん中にあるビルから出ると、もう夜はそこまで来ていた。

肌の触れ合いから遠ざかったままの画伯ちゃんは、学生服を来た年齢不詳の女性と、画伯ちゃん側であろう変な男が手を繋いで歩いているのを見ていた。

恋愛ってなに?
孤独ってなに?
風俗ってなに?
性欲ってなに?

何もわからなかった。
もう35歳なのに。

その2人は通り過ぎていき、また違う似たような2人が通り過ぎていく。

もしかして、お金を払えばこの寂しさは解消できる...?
1度も風俗に行ったことがないからわからない。

くそやろう。行ってみればわかるじゃん。


童貞マインドは抜けない。
死ぬほどめちゃくちゃにされたい。

画伯ちゃんは女学生の格好をして、女の子になりたい。
可愛い女の子になって、レズビアンの気の強い女性にめちゃくちゃにされたい。

ずっとずっと。
毎日ずっとそう願っていた。

そんな世界を実現するために...

そのためにバンドをしていたのかもしれないな。
だから10年ぶりにバンドを再開させたのかも。

ずっとずっと願うだけでは、世界は死んでいく。
行動だけが人生を救う。

画伯ちゃんの行動とは?
この寂しさの1番奥には何が?

日が沈む...

バンドメンバーのベースとは別れ、ドラムと2人でラーメン居酒屋にやってきた。

ほぼ毎週ここにいる。
スタジオを出てからこの店に入るまで、"毎回同じような問いを出して、答えが見つからないまま"

このラーメン西松家に彷徨いこむ。

手にした3冊

カウンター席に座る2人。
1番奥の冷房の真下だ。

暴風気味な冷風が絶えず吹き付ける。
痩せ型のドラムは前回死にかけていたので、画伯ちゃんが真下に座った。

まずは

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かんぱーいヽ(*´∀`)ノ🍻ヽ(´∀`*)ノ

毎回、薄さもウイスキーの味も違う気がする西松家のメガハイボール。
19時までのオーダーなら90円という激安さ。

普通のハイボールなら70円だったはず。

画伯ちゃんに会いたい人は、一緒に西松家に行こうね。
女学生の格好で君を待つ。

画伯ちゃんは、頼んだことの無いものを毎回注文していく。
今回はこちら。

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もちもち餃子!(確かそんな名前)

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味噌ダレをつけて食べる。

めちゃうま😍

西松家はラーメンや、餃子関連はめちゃくちゃ美味しい😋

ランチの定食とかは、仲良くない友達の家のおばあちゃんが作ったような味がするので好きくない。笑


あとドラムが好きなフライドポテトも注文。

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そしてまったり話しながら

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孤独を飲み干す。

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お代わりをして、無料の高菜をものすごい勢いで食べる。

目が回り出す。

飲むのも落ち着いてきたころ、ドラムがこう話してきた。

「前言ってたじゃないですか。トン子ちゃん。持ってきましたよ」

そう言って、カバンから3冊の文庫本を取り出した。

トン子ちゃんの話を聞いたとき、うっすらタイトルを聞いたことがあるような気がしたし...

実際に手にしてみても、どっかで見たことあるような...

罪悪感

数杯のメガハイボールで泥酔したまま帰宅。

読みたいなと思いつつ、noteとバンドの作業で、毎日18時間使うクソニート生活。なかなか隙のない1週間。

まずい...
まずいぞ...

本当に時間がない...

これは目標設定のミス。そして作業をこなす能力がリハビリしきれず遅いため。
もっとテキパキできるようになるためのリハビリ中なので、note記事のハッシュタグに "# がはくのリハビリぶろぐ" とつけている節もある。


次の練習は、前回からちょうど1週後の日曜。
しかしもう、翌日に迫った土曜になっていた。

練習はお昼12時から。
もう時間は土曜の30時。

日曜の朝6時になっていた。笑

読まないでスタジオに向かうのは、画伯ちゃんの信条に反する。

もう遅刻していいから読んでったろ!

コップのフチ子

読む前にWikipediaで軽く調べた。

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1人ごっつ!?


あのダウンタウン松本人志の伝説の番組。
そこに携わっていたの!?


それにコップのフチ子まで!?

だから見たことあったのか!

画伯ちゃんの好きなジャンルの漫画だから、タイトル名は聞いたことがあって、コップのフチ子と雰囲気が似てるから絵柄を見たことがある、と思ったのかも...!

読む前から期待値の高まる情報に、ハードルは見えないほど上がっていった。

オッス!トン子ちゃん / タナカカツキ

10ページも読まないうちに名作だと判断できる内容だった...

身が震える...
こんなにドキドキして...

こんなにキュンキュンしちゃうなんて...

数ページ目に"岡本太郎"が出てきたと思ったら、あっという間に1冊目を読み切った。

時計を見てみると、時間はちゃんと経過している。

まるで止まった世界の中で、画伯ちゃんだけがドキドキしていたかのような感覚。

貸してもらったし、読んでいかないと悪いかなという罪悪感。
ハードルを上げすぎた前情報。


それらを全てを超えてきた。

画伯ちゃんには、バンドとnoteを始めたことに対する想いがあった。
昔のバンドが壊れてから止まっていた"10年間の全てをアウトプット"していきたい。

今の35歳になるまで、画伯ちゃんの中に画伯ちゃんはいなかったから。

アウトプットする中で、過去に顔を出していた瞬間が少しは見つかるんじゃないか?と考えた。

全てを出し尽くすつもりだった。
自分の中からヒントを得て、もし自分を見つけたら最大限に引き出そうと思っていた。

でもインプットも必要だね。

相当辛かったんだろうな。
アウトプット作業が。

乾いて枯れ果てそうだった心が潤った。
ありがとう、トン子ちゃん。


・印象的なシーン

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あぁ...

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あぁ...画伯ちゃんは孤独で良かったかも...。

岡本太郎が、
そして(漫画の中で)オッス!トン子ちゃんが伝えたいこと...

それは、画伯ちゃんも伝えたかったことだったな。

バンドで何をしたいのか。
何を感じてほしいのか。

画伯ちゃんは女学生の格好をして、女の子になりたい。
可愛い女の子になって、レズビアンの気の強い女性にめちゃくちゃに犯されたい。

意味の無いことを歌って、衝動が音より先に届くような。
そんなステージを終えてから、ホテル街でめちゃくちゃにされたかっただけなのかも。

どのネオンよりもキラキラして生きていきたい。
2020年の7月がもうすぐ終わる。

よし。終わるその前に。
オッス!トン子ちゃんの2巻を読もう。

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note文末

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