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バイエルン旅行記 〜2日目〜

今朝は早く起きて、まずはホテルの朝食を食べる。

ここの朝食は、多過ぎず少な過ぎない種類が取り揃えられていて、欲張らなくても色々食べれてよかった。ビュッフェ形式で、果物、ハム、チーズ、卵、野菜などここでもドイツの味が楽しめたと友人は喜んでいた。
冷たいドリンクも数種類あり、温かい飲み物はコーヒーか紅茶を選んでスタッフの方が淹れてテーブルまで運んでくれる。

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さて、駅でBayern-Ticket*(バイエルン・チケット)を購入し、9時少し過ぎの電車に乗り込む。

*9時から翌朝3時までの間は州内の電車、バス、路面電車(一部除く)が乗り放題になる。全ての州でこのような切符があり、最大5人まで一枚の切符で乗り放題になる。同行人の人数によって、また州によって値段は変わる。

約2時間電車に揺られ、最寄りのFüssen(フュッセン)に着く。乗り換え時間が短く少し不安だったが、春休みなのか結構人が多く、バス停も人の流れについてゆき難なく乗り換えができた。

バスに乗って更に15分、Neuschwanstein Castles, Schwangst(シュヴァンガウ)について、これまた人の流れについて行って、チケット売り場まで辿り着く。

一時間半後に空きがあるということだったので、オーディオガイドは日本語でお願いしてチケットを購入。待ち時間の間、Schloss Hohenschwangau(ホーエンシュヴァンガウ城)や土産物屋をのぞいたりして過ごした。

ノイシュヴァンシュタイン城まで歩いて行くこともできるが、この日は雨が少し降っていたのでシャトルバスを使うことにした。
予定より結構早めにバス停に行ったが、そこには長い行列ができてて少しドキドキした。10分前までに入場しないとチケットが無効になってしまうからだ。

だが、シャトルバスも2台運行で、案外早く乗れた。

バスを降りて城に向かう道から少し外れたところに、城を一望できる箇所がある。
その時は、人はほとんどいなくて、写真を撮るには絶景の場所だった。

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山の上に登ったら途中雪が散らついた。
この寒々とした天気が、数奇な人生を歩んだ城主ルートヴィヒ2世と人さと離れた山の上に建てられたノイシュヴァンシュタイン城の孤独な雰囲気を一層増していたような気がした。

ちなみに、場内の説明を聞いて驚いたのが、この城が建てられたのは19世紀後半とのこと。そのため、食事を運ぶためのエレベーターが設置されていたりと当時の最新技術も取り入れていたそう。

また、中世の城を思わせる豪華絢爛な部屋や装飾から、風変わりな洞窟の部屋までとルートヴィヒ2世の趣向が存分に詰め込まれた城のようだ。

帰りはフュッセンで乗り換え時間があったので、少し町中を歩いてみた。

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小一時間もあればぐるっと回れてしまう程度の大きさの町にはお店が多く並んでいる。
ここから少し裏に入ったところにパン屋を見つけた。

Bäckerei Höfler(ベッケライ・フフラー)
Apfelstrudel*(アップフェルストゥルーデル)とKirsch-Streuselkuchen**(キルシュ・シュトゥロイゼルクーヘン)をテイクアウトして食べた。ドイツではパン屋にケーキも売っていることが多い。

*薄いサクッとした生地にバターと砂糖、シナモンを絡めたりんごを包んで焼いたもの。生地はパイに似ているが油分は少ない。フィリングには、りんごと一緒にレーズンが入ることもある。
**スポンジのような生地の上に、さくらんぼとクランブルを乗せて焼いたケーキ。ベースの生地にはイーストが使われることが多い。

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左)アップフェルストゥルーデル 右)キルシュ・シュトゥロイゼルクーヘン
どちらも、とても美味しかった。

ミュンヘンに戻って来たらもう夕方で、今日はお昼ご飯を食べておらず空腹だったのでそのまま晩ご飯を食べに。

Augustiner Stammhaus(アウグスティナー・シュタムハウス)
お店の情報:https://www.augustiner-restaurant.com
まだ6時前だったと思うが、結構混んでいて、席は相席だった。
日本人のお客も多いようで、たまに日本語が聞こえて来た。
白ソーセージをと思って、調べて行ったはずが、今夜もなかった、、
その代わり、ドイツらしい見た目と味のSchweinshaxe(シュヴァインズハクセ)を注文。添えにはKartoffelknödel*(カトーフェルクヌーデル)とSpeck-Krautsalat**(シュペック・クラウトザラート)があった。ドイツではこういう肉!って感じの料理が多いから、ザワークラウトのような口をさっぱりさせるものが食べたくなる。
2人ともお酒はあまり強くないので、リンゴの炭酸ジュースとSchnaps***(シュナップス)で乾杯。以前飲んだシュナップスがほんのり甘く美味しかったので、それを想像して飲んだら辛口でアルコールの強さを感じるお酒だった。
シュナップスにも色々種類や味があるみたい。

*茹でたジャガイモに片栗粉、卵、バター、スパイスなどを混ぜて丸めて蒸したもの。
**カリッと焼いたベーコンと千切りキャベツの酢が効いたサラダ。
***ドイツでよく飲まれるアルコール度数の高い蒸留酒。ほんのりハーブや果物の風味がするものもある。

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味は美味しいが、女2人では少し多いくらいのボリュームだった。

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りんごの炭酸ジュースとシュナップスで乾杯♪

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店内にはバイエルンの民族衣装を着ているのか、かわいい人形の照明があった。

帰りに新市庁舎前を通ったら、ちょうど7時で仕掛け時計が始まった。
それを見終えてぷらぷら酔い覚ましに歩いてホテルへ戻った。

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ドイツの美味しいもや面白い場所の発見に使わせていただきます!