夢枕 第一話

昨夜、我が夢枕に立ったのは、かの主婦論客でアクション女優の千葉麗子先生と比例代表ではあるが、国会に復帰を果たした杉田水脈先生であった。
 更に驚くべきは、場所は何と大相撲の土俵、地面を踏まぬよう足には白足袋に滑り止めを施し胸にはサラシを巻き、凛とした出で立ちで向かい合っていた。
平山「いよいよ女子大相撲初、世紀の姉妹対決となりました。遂に三役迄上がって参りました新関脇の千葉麗子、対するは姉弟子の大関・杉田水脈!」
同「果たしてパヨクにマイクを投げ付けた、あの大立ち回りが飛び出すか、それとも大関杉田水脈がドッシリ構えて投げ返すか!どうなりますかね、解説の徐根山さん。」
徐根山「あれ?もしかしたら時間前に立つんじゃない?これ」
 そう言われて土俵上に目を遣ると、気合い満点の杉田水脈関と其れに応える関脇・千葉麗子が居た。二人の目が今にも飛び掛かろうと言わんばかりであった。
 睨み合いが5秒続いた後、二人は闘気を背中に負って塩に分かれた。
つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?