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YouTuberの「セカンドキャリア」をYouTuberが真剣に考えてみた。

こんにちは、ジョージです。
ご存知の方も多いかもしれませんがJJコンビという名前でYouTuberをやっています、是非チャンネル登録してください。

僕は2014年からチャンネルを始めて今年で6年目になります。とても長い期間やっているわけではありませんが、先輩方や同期には時代を牽引しているYouTubeスターがたくさんいます。僕自身も前のチャンネルで登録者100万人を達成した経験があります、YouTuberとして業界の変化を直に体験してきたと思っています。現在YouTuberやインフルエンサーが活躍していて、盛り上がっているからこそYouTuberは今後どのように行動していくのか気になって仕方がありません、それを本気で考えていこうと思います。

僕の経験から書く記事なので間違っている認識があるかもしれませんが体験したことベースで書くのでご了承下さい。

その1 2014年のYouTube

イントロダクションとして僕の話をさせてもらうと、始めたのは厳密に言うと2014年の11月です。留学生だった僕は毎日の宿題とテストに追われていましたが、余暇時間で何か新しいことをしたいと思い立ち、始めたのがきっかけです。単純な思考回路の僕は当時こんなグラフを見つけました。

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引用: https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20191026-00147208/

2015年に動画配信市場規模が〇〇ということは5年間頑張れば給料〇倍になるじゃん!と思ったのです。当時は勢いで思っていたけど、思い返すと意外と筋が通っていて市場が大きくなれば僕らにくる広告や仕事も多くなるので正解っちゃ正解でした。

2014年のYouTubeは僕の知る限りマルチクリエイターと言われる人で100万人突破していたのはヒカキンさんしかいなかったと思います。僕らが始めたときははじめしゃちょーが70万人くらいでしたしYouTuberという言葉はなく、動画配信者とかそんな呼ばれ方をしていたと思います。ただ僕が住んでいたアメリカでは飛行機のセーフティービデオにYouTuberが起用されるなど有名人という認識があったので日本との差に驚きました。僕は日本マイクロソフトで短期インターンをしていて就職活動真っ最中、そんな中YouTubeに挑戦する!と決意したもんだからめちゃくちゃ周りの人に笑われました。

動画も平均的に3~5分、毎日投稿が当たりまえ、テンポよくカットしてサムネイルも雑なものが多い、そんな世の中でした。
YouTubeが主催するイベントにみんなが行ってワイワイとコラボしている姿を動画越しに見て羨ましいと思っていました。そのときに目に止まったのが僕が元々所属していたUUUMです、個人でお仕事が貰いにくい現状を理解しサポートをしてくれた事務所です。YouTuberなんて知らないし、広告効果もどれくらい出るか分からない、そもそもいくらで発注したら良いのかも分からない世界だったのです。

テレビからネットへ移り変わっていき、携帯で全てが完結する時代がやってきていました。

その2 知名度の急激アップ

「好きなことで生きていく」
このCMを覚えているでしょうか、2014年から2016年までYouTubeが打ち出したCMの言葉です。
僕は鮮明に覚えていて、ついに地上波で彼らが見られるんだと感動しました。まだまだYouTuberって何ぞ?と思われているなかオフィシャルででた広告です。駅や町中に大きな広告が張り出されて認知が広がりだした瞬間で、僕の周りの友達から「お前YouTubeやってるよね?」と話しかけてくれることが多くなりました。個人的には努力した甲斐があって良かったとホッとした瞬間でした。

この頃から仕事もたくさん受けれるようになってイベントも出来るようになっていきました。昔から支えてくれている視聴者のみなさんにようやく、イベントなどのカタチとして還元できるスキームが整った瞬間であったと思います。

急成長は著しくYouTuberは地上波の番組やCM、雑誌など活躍の幅を大きく広げていきました。ありがたいことに僕も冬季オリンピックの聖火ランナーロシアワールドカップ、イベントでも大阪、福岡、仙台、広島など色々と行かせて頂きました。2017年は物凄い時代の速さの中を走っていた気がします、交友関係も増え環境はあっという間に変わっていきました。

その3 プロが参入

2018から2019年は完全にYouTuberが世の中に定着してコンテンツも多様化、携帯でAbemaTVやNetflix、Amazon Prime Videoが当然のように見られてYouTubeも短尺から長尺な動画が多くなってきました。

背景としては(僕の意見)カメラのクオリティーが上がり、編集も今までより早く簡単にできるようになった。それにより視聴者さんが良いコンテンツに見慣れたこと、またテレビと同じ感覚でYouTubeなどのコンテンツを楽しめるくらい世の中に浸透したことだと思います。

そこで入ってきたのが、あらゆる面でのプロです。笑いのプロ、料理のプロ、映像のプロ、音楽のプロ etc...

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引用: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000048082.html 

僕は遂に来たな!と思いましたし、とても嬉しかったです。プロの参入(YouTuberはYouTubeのプロ)によって市場に競争が生まれ、良いコンテンツがたくさん生まれると思っているからです。

しかし、僕らはここで苦労します。
新規視聴者さんが増える一方でチャンネルが増えることにより起こる視聴者さんの取り合いが始まるからです。YouTubeは登録者よりも再生回数が大事なので、取り合いが始まると分散し再生回数が減っていきます(コンテンツ内容によっては減らない人もいる)

この状態になるとコンテンツをさらに磨くか他の仕事も視野にいれながら活動をするということになります。YouTuberとしてはコンテンツを更に磨くことが出来る人は勝ち続けます。

長々と色々なパートにわけて書きましたが、背景を理解していただくと、なんで僕がこんな記事を書いたのかが分かると思います。

その4 YouTuberのセカンドキャリアはなにか?

僕がセカンドキャリアを考える理由は明確です。

10年20年後も動画を撮り続けていけるのか?

ルール変更があった場合対応できるのか?

当然セカンドキャリアなど考えずに面白い動画を発信し続けることができれば幸せですし、食っていけるなら良いのですが、現状の僕らでは厳しいことくらい自分でも分かっています。
厳しいというのは視聴者さんを楽しませることを諦めるという意味ではなく、もっと先の話をしています。

10年、20年後に体は衰えます、ルックスだって髪の毛だってなんだってずっとこのままキープするのは難しいです。気力や健康面の問題でなにが起こるか分からないですし個人事業主として会社に属していない我々は撮影をストップしたら収入を得れる保証はどこにもない世界に生きています。この形態ってスポーツ選手にすごく似ていると思いました、必要とされるチームがあれば移籍する、パフォーマンスを出さなければならない、ファンには怒られる、とても厳しい世界です。

僕はとても心配性な人間なので未来のことを考えずにはいられません。

ここからは少しお金の話になりますが、僕の頭の中で収入を一本に集約することは怖いことなので、とりあえず複数から稼げるようにしておこうと思いました。
そこで思いついたのがベンチャー投資顧問などで、今まで頑張ってきた仕事の経験誰かの役に立つだろうと思って始めました。

そんなことを考えてないで目の前のことだけやろう!という人の意見も分かりますが、何度も言いますけど心配性なので他に何かないと力を発揮できないんです。

いつ視聴者さんが見てくれなくなるか分からない、ルール変更が行われるか分からない現状ならば他で稼げるものを見つけるしかない。
その答えは、お店をやるなのか、起業するなのか、ブランドを作るのか、
自分の価値が最高潮の時こそ5年10年後の自分を見いださないといけない。

僕が取った選択肢は掛け算によって自分の価値をあげることです、現在の僕は

YouTuber ✕投資家 ✕会社顧問

こんな感じでやらせてもらってます。もちろんこれからも出来る限りYouTuberであり続けたいと思っています。

全ては支えてくれる人がいて、縁があってのことです。それだけは蔑ろにしないように気をつけて生きています。

セカンドキャリアを考えることは自分の未来を大切にすることだと思ってい
ます。

これから新しいチャレンジをどんどん発表していくつもりです。

こんな僕に興味がある人は連絡ください、仕事ください、長々とありがとうございました。

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