PHANTOM NIGHTMARE新規幻想魔族レビュー


PHANTOM NIGHTMAREに収録される幻想魔族が遂に明らかになりました。
当日公開枠まで隠されるのは楽しみが残るので嬉しい反面、発売日まで【キマイラ】あまり考えられないのが痛し痒し。

新規幻想魔族を1枚ずつレビューします。

ジョングルグールの幻術師

「母やくたすケにきで」「もうおそい」

今回、この1枚を除いて共通効果大喜利大会となっています(褒めてる)。

元ネタはジョングルール(フランスでの大道芸人の呼称)+ぐるぐるらしい。
一応トリックアートの著名な作家にジョン・~が2名いるのですが、さすがに蓋然性無いか。
このカードは二重の意味でトリックアートを仕掛けてきます。1点目は紙面から手前に飛び出そうとする錯覚。2点目はGB版にいたとの錯覚です。
FTもGB版遊戯王を髣髴とさせつつも文節の頭文字を取り出すと別の言葉になるという二重の意味を持つ芸術点の高い1枚です。

幻蝋館の使者

元ネタは肉の蝋人形という未公開の戯曲、及び元ネタとした映画? 戯曲の内容は分からないのですが、戯曲を元に制作された映画では人間が蝋人形にされるらしいです。
中々強そう。アーゼウス成立を阻止する1枚。返しのターンに幻想魔獣キマイラでワンキルを狙いやすくしてくれる点も良いですね。
唯一の欠点はガゼルでサーチすると奇襲性が落ちてカードパワーがガタ落ちする点でしょうか。握ってるのが分かってるなら対策が簡単なため。

モコモッコ

元ネタは青森に伝わるモッコという怪異? 今弾の幻想魔族はホラー要素が濃いですね。
【パーミッション】や【~ロック】使いには思い出深いあの《デス・ラクーダ》を数倍強くしたカード。【キマイラ】で《マスターオブHAM》出せるけど採用する理由なくね? ってなってたところに理由ができたのでひとまずは構築考えるきっかけにはなるといったところか。

まとめ

幻想魔族好きのニーズに応えられるカードが収録されてるので満足ですね。
ただ【キマイラ】のデッキパワー底上げには寄与しなさそうなので組んでる人には不満が残るラインナップかもというところが正直な感想です。

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