人間ドックでおよそ半年ぶりの公共交通機関利用
原則自宅勤務がずっと続いているのと、感染拡大防止の観点から、通勤以外の目的での利用もはばかられたのとで、かれこれ半年ほど、鉄道もバスも全く乗っていなかった。
今回、人間ドックのため、久々の利用。
半年のブランクの間に、鉄道やバス利用の際の、ルールというかマナーというかエチケットみたいなモノが、ガラリと変わっているのだろうか、そのギャップについていけるだろうかと、若干緊張しつつ乗った。
乗ってみた結果。…うーん、あまり変わってないかな?
乗客全員がマスクしていること以外は、緊急事態前と変わってない。
車内は普通に密だし、座席も普通に詰めて座ってるし。
やはり、車内では飛沫を飛ばしながらしゃべる人がいないから、感染リスクは少ないということなのだろうか。
手すりやつり革を通じての接触感染、なんてのも怖かったが、とりあえずこまめに手指消毒を心がければいいのかな。
普通に目的地に着く。
変わっていたのは、人間ドックの方だった。
まず常にマスクをつけていなければならないこと。まあこれは当たり前。
呼吸機能検査が中止に。これはちょっとほっとした。検査項目の中で、最も体力と気合いが必要なので。朝飯抜きでヘロヘロなのに、なぜあんな体育会系のノリで頑張らなければならないのかいつも疑問で…。
事前の通知では、胃カメラも中止で、バリウムに変更するか、次回に延期するか当日選べと言われていた。
精神科の主治医に相談すると、
「胃カメラ延期にしたら、2年間胃を検査しないことになりますね。そろそろ50近い年齢でそのブランクは怖い。バリウムでもいいから検査受けた方がいいです」
と言われた。
ああ罪深きバリウム。
私の胃は変な形をしている。そのせいで、バリウムだと胃の縁に変な影がいくつもできる。所見欄が恐ろしい病名の疑いのオンパレードになる。結局、胃カメラによる再検査になる。で、問題なしで無罪放免になる。
毎年その繰り返しは嫌なので、最近は、多少検査費用がかかっても、最初から胃カメラを希望するようにしていた。
ああ、それなのに、またバリウムに戻るのか。そして確実に所見ありとなり、結局胃カメラ再検査の二度手間になるのか。
覚悟を決めて、受付に行ったら、胃カメラOKとのことで拍子抜けした。
確かに、胃カメラでは、平時よりも飛沫が多く飛ぶ環境になりやすく、感染のリスクも高くなる。その旨を了承し署名した上であれば、胃カメラを受けられるとのこと。
とりあえず、緊急事態解除以降、この健診機関からは感染者は出ていないので、信用して胃カメラを受けることにした。これは助かった。
しかも、ここの胃カメラは「経鼻内視鏡」である。鼻孔からカメラを通すのである。
ということは、マスクをしたまま胃カメラができるのである。鼻だけはマスクからちょこっと出す必要はあるが、口は覆ったままである。経鼻内視鏡は、感染防止の観点で、なかなか優れた選択肢なのではと思った。
しかも、今回の経鼻内視鏡は全然苦しくなかった。
口からの胃カメラは本当に苦しい。そのためにわざわざ経鼻内視鏡をやっているここを毎年選んでいた。それでもそれなりに経鼻は苦しかった。
今年は、技術が進歩したのか、機器が進歩したのか、はたまたその両方か。
胃も異常なく、とりあえずこれから1年間は一安心できそう。
そして、今回の人間ドックで、最も喜ばしかったことといえば、血液検査の結果が、16時間断食ダイエットの効果を証明してくれたこと。特に、肝機能、血糖値、腹囲の改善には目をみはるものがあった。
人間ドックが終わって、こんなに晴れ晴れとした気分なのは久々だ。大抵は落ち込んでストレスフルなままなので。
16時間断食ダイエット(リーンゲインズダイエット)はまだ続けようと思う。
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