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「私は、あれがやれてない」からの脱出

毎月10名前後の大学生と面談するゲンヨウです。先週、月一面談企画”会いに行けるゲンヨウさん@鳥取大学近く”をやりました。

その中で、夏のインターンシップ参加についてなど、複数のキャリア相談がありました。そこで気づいたことを今日は書きたいと思います。

目次
1)○○しなきゃという空気感に包まれている学生たち
2)周りと比べて足りない部分への不安感
3)同じことじゃなく1つでも違うことを自信に
4)踏み出す動機は事実を積み重ねること

1)○○しなきゃという空気感に包まれている学生たち

インターンシップをやらなければという空気感が出ています。この2,3年で地方大学にもこの波はやってきました。就職活動と同じ雰囲気のヤツです。インターンについて考えなきゃ、将来について考えなきゃ、やりたいこと見つけなきゃ。そんな雰囲気が学生を包んでいます。

でも、やりたいことってそんなにすぐ見つからないですよね。下記でも書きましたけど、普段話をしていると、やりたいことのない学生の方が多いです。○○しなきゃいけないって思っている学生も多いです。でもそんなことないですよね。

やりたいことって、やってきたことからじゃないと生まれない気がするので、小さなできることの積み重ねでもいいと思うんです。

それに対して、表明できるやりたいこと像が大きすぎて発信できなかったり、何となく将来を描きかけて辞めてしまう。そんな感じなんだと思います。決めるのもそれはそれで怖い。でも変わっても良かったり、規模が小さくでも良いと思うんです。

僕なんか、「砂漠緑化の研究と国際貢献」がやりたくて鳥取大学にきたのに、結果的に今「平和な人さらい」をやってますからね(笑)。キッカケはどこに転がっているかわかりません。

2)周りと比べて足りない部分への不安感

・インターンは○○と▼▼はしなければならない。
・インターンシップはいくつぐらい行くのが妥当ですか?
・ワンデイインターンって、やっぱり参加しておくべきですか?
やり取りの中で、そんな質問が飛んできます。僕はひどい人なので

「知らんけど」

と答えます。

大学三年の夏休みにやれる選択肢を「べき論」で並べたら100個くらいすぐあがっちゃうと思うんです。でも一人がこの夏に選べるのは2、3個から多くても10個くらいしかできないものです。

巷ですごいと言われている人も、選択と集中をしているから、凄いのであって、全方位的に完璧な人は稀です。

そもそもやり切れるわけがないものを、部分的に周りと比べて、私は○○が足りないって思い始めたらしんどくないですか?どこまでも終わらない苦行のように・・・。

なので、○○しなくてはならないと考えるところから始まると思っています。

3)同じことじゃなく1つでも違うことを自信に

そう考えれば、同じことじゃなくて、一つでも違うことをやって、自信にした方が良いと思います。正確に言えば、他人と足並みがそろってなかったとしても自分に必要なことをやれば良いのかなと。

その子に話していたのは、インターンシップよりも、自分の興味ある仕事をしている10人の大学の先輩に会いに行って、働き方や暮らしなども含めての進路選択について話を聞いてきた方が良さそうでした。例えばそんなこととか。

ワンデイインターンをやみくもに行かず、長期のインターンシップで地域の中小企業の右腕体験をしてきたとか。

そういう方がいい人もいるわけですね。周りに流され過ぎずやれたらいいと思います。

4)踏み出す動機は事実を積み重ねること

結果的に、判断の精度をあげていくには、失敗も含めた経験(事実)を積み上げることかなと。「意外と簡単だった」「思ったより楽だった」こんなこともいっぱいあります。

社会に出れば、大学生の自分よりもいいかげんな人もいるでしょう。でも、一つのチカラは凄いかもしれない。

社会人=凄い人ではなく、いきなりそこでパワーアップもしているわけではないのです。

経験を積み重ねて、次の一歩が軽やかになると良いなと思います。

これを読んでくれた人の、選択肢が面白いモノでありますように。

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