見出し画像

意思決定の判断基準        「代表性ヒューリスティック」その1



代表性ヒューリスティックとは?

物事の起こりやすさを判断するときに、代表的事例(ステレオタイプ)で過大評価してしまうこと。
ステレオタイプって、怖っ!ですよ

普通に考えると「そりゃそうだ!」だとしても、代表的な事例で判断してしまいます。

野生の王国vs時代劇

昔、まだ幼かったころ、「野生の王国」とかいうテレビ番組をよく家族で観ていました。ゾウやらライオンやら日本では動物園でしか見られないような珍しい動物が毎回登場するのですが、幼いわたしの脳みそはなぜか
アフリカ=動物…となり
アフリカの飛行場を降り立つと、いきなり「野生の王国」が広がっていて、日本で猫や犬がはびこるように、目の前でシマウマがライオンに襲われているような光景が繰り広げられていると思っていました。
そんなことないのにね(笑)

逆もしかり、外国の人の一部は、昔々に日本に降り立つと時代劇さながらに侍が刀をわきにさして歩き回っているのが日本の風景だと考えていた人もいたとか。
そんなことないのにね(笑)

ステレオタイプって怖っ!

ある集団について考えるとき、その集団で最も目立つもので判断してしまうことを代表性ヒューリスティックと呼びます。多くの人に浸透している思い込みや先入観は、笑い話で済む分にはいいけれど、結構な怖い話に転換できます。

最近ちょっと悩ましい話を聴きました。
「女性は弱い」というステレオタイプってないですか?
力では男性の方が勝るかもしれませんが、女性だってハラスメントすることはある。以前、ちょっとした知り合いから打ち明けられたことがありました。

奥さんの事!
モラルハラスメントで子どもを巻き込んで結構苦労しているのはご主人の方だった。離婚したいけど、大体親権をもつのは女性の方。離婚したら大好きな子どもたちと一緒に住めないし、第一そんな奥さんに子どもを預けたらどんなことになるか知れたもんじゃない。
でも、こんな男性に対しては、助けてくれる機関はないんだよね…と。

暴力やハラスメントを起こすのは男性ばかりではない

切ない話です。

参考:Udemy 『はじめての行動経済学』丹羽亮介講師 




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?