見出し画像

#23 意思決定の判断基準      「決定回避」とは?


自分で決めているようでも…

何かを決めるとき、自分で考えて決めているようでも、いやいやなかなか自分では意志の決定をしていない。ほとんどを外からの情報によって決定しているが、これがどうしてかなりの影響力をもつ。
判断基準としてかなりの影響力を持つのが「プライミング」「ヒューリスティック」に引き続き、3つ目の「決定回避」である。

決定回避とは?

そもそも人間は自分で主体的に物事を決めるのが苦手である。とくに昨今では、あまりにも情報量が多すぎて選択肢が多いため、選ぶことが難しい。だから選びたくない。選ばずにおこうか。いやそんなわけにはいかない。選ばなければならないのだ。ではどうする?「他の人にゆだねてしまえ!

自分で決定することを避けて(つまり回避)、他者の意見に従うのである。

決定回避の主な効果は3つ

デフォルト(初期値)効果・・・もともとあるものでいいんじゃない?

ミルグラム効果(権威への服従)・・・だって、上司が言ったんだもんっ!

同調効果(バンドワゴン効果)・・・みんながやってるから、わたしもっ!

子どもの頃、「なんでこんなこともわからないんだ!」と頭ごなしに怒られた経験はないだろうか?おっしゃるとおりだし、お説こもっとも!なのだけど、そんなに世の中うまくいかないですよ!と子どもゴコロに感じた覚えは?釈然としないモヤモヤ感を抱えて、悔し涙を流したことはないだろうか?
その秘密がこんなところにあったのかと、何十年越しに腑に落ちた。

次号から詳しく説明します!

参考資料 Udemy 『はじめての行動経済学』 丹羽亮介講師


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?