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J's Magazine13 下北ライブサーキットで竹中直人さんと共演、 ギターヒーロー、エドワード・ヴァン・ヘイレン逝く、 コラム"政治の話はエンタメ"

コロナ禍での自粛生活〜料理にハマる〜

久しぶりの更新です。
本当に世界中が大変な時期ですが、いかがお過ごしでしょうか。
僕はなんとかやっております。

作編曲家を始めた2007年くらいからリモートワークなので、自粛初期はやっと世間が自分に追いついたぜ〜くらいに思っていたのですが、それでも流石にほぼ全てZoomやLINEですまされる会議ばかりになってくると、普遍的な人間の働き方とは何かを考えるようになりました(これではない)

そして、先の見えないエンタメ業界、仕事もじわじわと影響を受けているというか大口の海外クライアントが音楽部署を閉じてしまい、8月から売上が激減しました。一緒にやってたスタッフには頭を下げ、再び基本は一人体制に戻りました。なのでお仕事お待ちしております(笑)


そういえば、自粛中に料理にめざめて、ずーっとそればかりです。特に鶏肉料理が好きすぎてKFCオリジナルチキンの再現に着手してしまいました。詳しくは僕のインスタで...


竹中直人さんと下北ライブサーキットで共演

昔一緒に仕事したことあるミュージシャン兼イベント主催家の龍くんからお誘いを受けて、AION CARNIVAL2020 というライブサーキットに竹中直人さんと出演させていただくことになりました。

2019年はライブを休んでいたので、久しぶりすぎてかなり緊張したのですが...今思うと、楽しい思い出ばかりが残りました。

まずはセットリストです。

竹中直人×ゲントウキ セットリスト
1.トップニュース
2.感情のタマゴ
竹中直人さん登場
3.いい事ばかりはありゃしない(RCサクセションカバー)
4.白い砂のサボテン(竹中直人オリジナル)
5.おぼえてること(竹中直人オリジナル)



とにかく直人さんに憑依した何かが流れを変えてくれた、そんなイベントでした。

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主催者交えてトークセッション。直人さん暴走。トークのはずがここでも共に歌うはめに。

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イベント最後のセッション曲は「星に願いを」なのに歌詞もメロディーも全く違うアドリブかましてくる竹中直人さんの後に僕の出番がくるという、なかなかの難易度の高いセッションでした(笑)

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敬愛する曽我部恵一さんも出演されてました。

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とてもいい週末を過ごせました。みなさまありがとうございました。


ギターヒーロー逝く "ヴァン・ヘイレンの思い出"

皆様もご存知のように世界中のギターキッズたちを夢中にしたエディ・ヴァン・ヘイレンが65歳の若さでなくなりました。日本でも加藤官房長官が哀悼の意を表明するなど反響の大きさがその偉大さを物語っています。


僕の好きなジャズ、クロスオーヴァーなプレイヤーたちが次々とVan Helenを追悼していたので、こちらの記事で紹介します。


興味深いのは彼らの音楽性はエディとは全く違っているということです。
彼のプレイに影響を受けた人々が他のジャンルをいかに進化させていったかということがよくわかります。


僕ははというと反抗期とオルタナティブロック全盛期が重なってまして、ハードロック/ヘビーメタル (以下HR/HM) は全てクソ少年でした。聴かなかったわけではないのですがガンズエクストリームモトリークルーエアロスミス...etc を真剣に聞いたのは1、2年くらいで、すぐにオルタナ、グランジ、シューゲイザー、ギターポップの波が来てどっぷりそれにはまっていきました。


やがてオアシスがデビューし、リアムギャラガーが長髪のメタル野郎を見ると殴りかかるので、兄ノエルが止めたとか、ブラーのファンとオアシスのファンが乱闘するとか、Rockin' on という日本で一番売れていた音楽雑誌がHR/HMをディスる為だけのコーナーがあったりだとか...


〜愛すべきUKロックのオルタナティブ精神〜
https://note.com/gentouki/n/n11d91c19d2ee?magazine_key=m67450ccf06ba


僕の身近なところでは、フィンガーイーズ(ギターの弦が滑りやすくなるスプレー)を使っただけでテクニック重視だと見られ、先輩が口を聞いてくれないとか、よくわからない現象がありました。関西っぽいですね...今思うとどうでもいい話です。


なのでその頃はヴァンヘイレンとか彼の楽曲"Jump"とか世界一ダサい曲と思ってました…

今はそんなこと思いません。洗脳は解けています(笑)
"Jump" は名曲だし本当に偉大なギタリストだと心から思います。

その後は、ジャンルレスにサンプリングするヒップホップの隆盛とミクスチャーロックが生まれ、ジャンルの偏見はどんどんなくなっていきました。今ではジャンル間の軋轢は消え、全てをリスペクトできる時代、21世紀になりました。

冷静な頭で判断するとHR/HMはクリエイティブで、音楽的でバンドアンサンブルとして素晴らしいものが多いです。今のJpopやネット系ミュージシャン?にも多大な影響を与えてるなーとひしひしと感じます。


コラム"政治の話はエンタメ"

クリエイターやスポーツマンが政治の話をすると叩かれたり嫌われたりしますが、僕は政治はエンタメだと思っているので(実際アメリカではエンタメ)そんな話はTwitterではなくNoteでできればと思います。


昨今は、アメリカ大統領が錯乱する様をリアルタイムで見れる時代です。


トランプが服用したデキサメタゾンという熱を下げるステロイドは幸福感と多幸感を患者にもたらすそうです。


~Trump Calls His Illness ‘a Blessing From God’~
https://www.nytimes.com/2020/10/07/us/politics/trump-coronavirus-blessing.html?module=MoreInSection_AMP



日本でもSNSによりエンタメ性が増してきてますが、毎日のように登場するハッシュタグ運動はむしろ与党の応援にしかなってなくて民主主義が自殺する様を見てるように見えます。

またコロナで民主国家がそのダメさを露呈する中、希望の光を若き民主国家台湾のIT担当大臣オードリー・タンさんから感じることができるたのでリンク先のコラム紹介させてください。



プロフィール : 田中 潤
音楽家、プロデューサー、アーティスト…etc
2003年にドリーミュージックよりメジャーデビュー、2008から作編曲家としてRhytm Zone(AVEX)に所属。2014年頃独立。
作編曲で Smap, May J., 三代目JSB, 倖田來未、土岐麻子、信近エリ、堀込泰行、宮崎薫 、moumoon…etc に携わり、CM音楽や企業向け音楽も多数。

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