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初対面で相手の心をわしづかみにする「巻き込みアクション」のコツ

仕事も恋愛も、大切なのは人間関係。相手から「また会いたい」と思われてこそ、目標を達成し、夢をかなえることができます。では、どうすれば「また会いたい」と思われる人になれるのか? それを教えてくれるのが、吉原珠央さんの『「また会いたい」と思われる人の38のルール』。著者のデビュー作でもある本書から、今すぐ試せるメソッドをいくつかご紹介します。

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相手を巻き込む反応をする

「心が通ったコミュニケーションをしている人」とは、どういう人だと思いますか?

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それは「相手を巻き込む反応」をしている人です。過去に「相手の会話での反応」がよかったのをきっかけに誰かと、長く、または深い付き合いをスタートさせたという経験がある方は、多いのではないでしょうか。

また、「絶対にここのお店!」と決めている飲食店や、ブランドショップ、ヘアサロン、携帯アンテナショップなど……。それは、「そのお店」ということよりもある特定の信頼できる「人」がその場所に存在するからという理由が、選んでいる大きな一因なのではないでしょうか。

このように何かを購入するときや、気分よく食事できる場所を選ぶときは、「あの人の接客は気分がいいから」「あの人だったら安心して購入できるから」というように、心の通ったコミュニケーションができた店員さんがいるお店を選んでいるように思います。

実際に、私にもいくつかそういったお店があります。お店で受ける「店員さんの反応」が、その後の付き合いに大きな影響を与えていることは確かなのです。

そんな影響を及ぼした店員さんたちの共通点というのは、徹底的に相手に対して「巻き込んだ反応をし続けていた」ということなのです。その瞬間、巻き込まれた相手は「自分は特別な扱いをされている」と思って心地よく感じられるので、「次もこのお店に来よう」と思うようになるのです。

人を巻き込む「4つのポイント」

ここでは、相手を巻き込む人の例を具体的に挙げてみます。

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(1)すぐに相手の名前を覚え、会話の中で頻繁に使う

これによって、「あなただけに集中していますよ」という熱い思いを伝えることができます。相手に対して「お客様」の連呼は、心の距離を作ってしまいます。来店してすぐの挨拶に「原様、お待ちしておりました!」などと言われると、親近感にもつながっていきます。

(2)相手のライフスタイルに合わせた一言が自然に出てくる

相手の職業や、出身地、家族構成などから、とっさに気の利いた一言が出てくると、「この人は自分の理解者である」という存在へと変わっていきます。

たとえば、「原様には、研修講師というお仕事もありますから、年度がスタートする4月は、さぞかしお忙しい時期になるんでしょうね。あまり無理をなさらないでくださいね」というように、自分の状況をわかろうとしてくれる姿勢だけでも嬉しさを感じるものです。

(3)慣れてきても距離感を崩さない

相手との会話が盛り上がってきても、立場をわきまえて「一線」を保つことができる人は、信頼に値します。会話で盛り上がった勢いで内輪の問題や、仕事の愚痴などを言ってしまうようでは、逆に「この人には巻き込まれたくない」という防御反応が起きてしまいます。

(4)相手の変化に気づく

ファッションやヘアスタイルに対して「春らしいピンクがとてもお似合いですね」と伝えたり、手に絆創膏をしていたら「お怪我ですか? 大丈夫ですか?」などと、相手の変化を気にかけることができるのは、相手に興味を持っていることの証です。

こうして見てみるとわかるように、「相手を巻き込める人」、すなわち「その後につながる反応」ができる人たちは、常に「相手をよく見る」ということが徹底している人たちです。

自分のことばかりを主張している人は、もう一度見直したいトピックですね。


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