娘がコロナになった話

長い話しになります、（2400文字以上）
興味のある方は読んで下さい、
何かの参考になれば幸いです。

少し前になりますが、
１７歳の娘がコロナウイルスに感染しました。

コロナに感染する前は、
夜まで文化祭の準備などでバタバタしていて、
ご飯もあまり食べず、
夜もゆっくり眠れていないようでした。
人と話すことが苦手なので、
誰にも頼めず、
全部1人で背負いこんでいたのです💦

倒れるのでは？
と思っていた文化祭も無事終わり、
疲れて帰って来るとぐったりしていて、
その日はすぐに寝てしまいました。

翌日。
身体がダルいと言って、
元気が無いので、
晩御飯は娘の好きな、
「しゃぶしゃぶ」にしました。

家族で仲良くしゃぶしゃぶを食べたあとから、
娘の様子がおかしく、
疲れが抜けないと言って、
自分の部屋に行って、
その日は夜９時には寝てしまいました。

そして次の日、
朝起きて来ると、
「のどがおかしい」と言って
「ママ見て」と口を開けて来たので、
私は娘の喉を見ると、
赤くなっていたので、
疲れと季節の変わり目で風邪でもひいて、
喉が痛いのかもしれないね
と言っていたのですが…

お昼になり、
身体がおかしいと言ったので、
熱を測ると、
３８度の熱がありました。

私「学校でコロナになった人いた？」
娘「誰もいない」
私「マスク外して電車乗った？」
娘「乗るわけ無いでしょ！」
私「じゃコロナじゃないよね？」
娘「コロナの人との接触は無いし、
　　外食もしてないよ。」
私「疲れてたから風邪かな？」
娘「でもいままでの、
　　風邪とぜんぜん違うよ・・・」
私「えっ？？」

そしてもうひとりの娘、娘２と相談して、
一応PCR検査をしたほうが安心じゃない？
ということになり、
すぐにPCR検査をしてもらいました。

そして次の日。

結果はお昼頃にメールで来て、
「陽性」と書いてありました。

私「うそでしょ！！！
　　感染経路不明ってニュースで見たけど、
　　まさかうちの子が・・・
　　えっ？みんなでしゃぶしゃぶ食べたよね、
　　もう、ママ感染してる？」

娘２「ヨウセイ？妖精？フェアリー」

私「そっちじゃない！」　

娘「やっぱりね・・・そうだと思った！」

娘２「やっぱりじゃないよ、
　　　フェアリー！どこで感染したの？」

娘「わからない・・・」

私「フェアリーが悪い訳じゃないから、
　とりあえずどーするの？
　どこに連絡するの？」

娘「フェアリーは寝ますね」

私「そうだね部屋から出て来ないでね」

私と娘２はプチパニックになりながら、
学校など色々なところに連絡して、
主人も娘２も濃厚接触者で自宅待機、
超スーパー濃厚接触者の私は、
色々な事情があり、
ワクチンを打っていないので、
私の母や父は１７歳の娘より、
私の心配をしていました。
４０代ワクチンなし重症なんてニュースを見たばかりだったので・・・

コロナ２日目

娘の熱はさらに上がり、
３９度になりました。

娘の看病と自分もいつ症状が出てしまうのかという不安との戦い、
私と主人が感染したら、
どこに隔離するのか？
娘２も主人もご飯が作れない、
ごはんはどうするのか？
おにぎりでも冷凍にしておくか？
なんて悩んでいる間に時は過ぎて、

コロナ３日目

まだ娘の熱は下がらない、
鎮痛剤を飲むと一時的に下がるけど、
薬がきれるとまた３８度まで上がる。

私と主人と娘２は、
とにかく同じ部屋にいないようにしました、
我が家は大豪邸ではないので、
娘２は自分の部屋、
私は寝室、主人はリビングでみんなマスクを２重にして、
ご飯は時間をズラして食べて、
用がある時はスマホで連絡、
タオルは一人１枚腰にさげて、
同じタオルは使わない、
トイレのあとは石鹸で手洗い、
母から借りたエアドックは２４時間フル稼働、
私は2時間に1度はドアノブの消毒をして、
とにかく接触しないようにしました。

コロナ４日目

どうにか熱が下がった、
でも咳が止まらなくて苦しそう。

私も主人も娘２も無症状。
娘２「私たち感染しなかったのかな？」

私「明日の夜まで熱が出なかったら、
　　大丈夫だと思う！あと少し頑張ろう！」

娘２「もう部屋にいるの飽きたよ、
 　　やること無いし・・・」

私「掃除でもしなさい！」

みんなそれぞれの部屋で、
Ｙｏｕ Ｔｕｂｅ、アマプラ、
ネトフリを見ている生活。

コロナ５日目

薬が効いて咳も止まって来た。

奇跡的にこの狭い空間で、
私たち３人は感染しなかった。

でも精神的にかなり疲れた、

明日の朝起きたら体調が悪いかもしれない、
という、
心配をしながら眠りに落ち、
起きてからラインで家族の安否を確認して、
１日に何度も手を洗い、
２重マスクで息苦しい・・・

これもあと少しの辛抱！

コロナ６日目

娘は元気になりました♬
若いから治りが早い！

しかし咳が少し出ているので、
まだ部屋から出ることは許可しませんでした。

主人と娘２と私がリビングにいると、
リビングのドアの、
ガラスになっている部分から、
貞子のように娘が覗き、
「私もそこに入りたい・・・」
と悲しそうな顔をしましたが、
まだウィルスが体内にあるかもしれないので、
同じ部屋にいることは禁止しました。

コロナ７日目

私と主人と娘２はどうにか、
山を乗り越え感染はしませんでした。

娘はまだ倦怠感があるみたいですが、
リビングに来れるようになりました。

長いようで短い隔離生活が終わり母さんは、
だいぶ疲れてしまいました。

そして手を洗いすぎて、
手荒れが酷くなりました。

娘２はなぜか、
「看守」のようになり、

隔離の時に娘がリビングに近づくと、
「早く部屋に戻りな！」
ご飯の時は、
「ご飯だよ！部屋の前に置いておくぞ！」
お風呂の時は、
「お風呂が空いたぞはいれ！」
回復してリビングに来た時は、
「マスクをして入れ！」

私「なんでそんなに看守みたいに話すの？」

娘２「暇だからJOJOの奇妙な冒険を、
　　　見てたからかな？」

隔離生活の間に娘２がDIOのようになってしまいましたが、
どうにか我が家は元通り？になりました。

噂通り大変でした。

娘と同じクラスの子は、
誰も感染していませんでした。

これからも、
感染しないように、
気をつけたいです。

おわり