副業から複業へ
副業は、本業があって、別の仕事をするイメージがある。
私の場合、半年ほど、社会福祉法人の正社員でありながら、大学の非常勤講師としても活動してきた。
しかしながら、9月いっぱいでこの生活をやめた。
自分が選んだのは、正社員から準社員に雇用形態を変えることだった。
収入は当然減るのだが、本業がどうもしっくりこなかったからだ
もっとも本業の仕事内容がすごくつらいわけではない。むしろ仕事環境や人間関係はよいくらいだ。
それなのにもかかわらず、どうも本業だけだと息苦しい。なにかその会社に自分の心と身体を埋め込まれているような感覚におそわれる。
そんななかで、4‐9月期は、有休をとりつつ、講義に出ることで、気持ちのバランスが取れていた。
大学の構内にいったときなんだか解放されたような気持になったし、学生から意見を聞くとそれがとても新鮮に感じられた。近年、自由さが失われていると言われる大学だけれど、それでも大学にはまだ自由が残っている気がする。
とはいえ、時間的、体力的には限界だった。まず有休が尽きた。そして、土日のどちらかを出勤しなければならないことになった。そうなると、授業準備の時間だけで体を休めることができない・・・
ここで、決断した。
うん、正規職員ではなく、準職員になろう、と。
どちらも同じだけ大切でいいではないか。パラレルワークとか、複業とかという働きかたをやってみようと思った。
かくして、現在私は複業をはじめて、一か月が経つ。
今後どんな気持ちになるのかはいずれまた。