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【京都】今月は貴船・鞍馬に涼みに行ってみた、の話

京都の夏は祇園祭と一緒にやって来ます。
前祭りの宵山に夕立が来て、雷と一緒に梅雨が明けて、巡行の日から空が夏に代わるっていうのが京都に暮らす人がかたくなに信じてる梅雨明けのスタイルやけど、今年は後祭りの巡行の最中にすごい雨が降りました。
鉾とか山、雨に降られたんやろうな。
神さんは、大丈夫やったやろか。

そういうわけで、とりあえず梅雨明けした京都、毎日毎日暑い暑い。
もうほんま、外に出たらフラってなりそうな気温です。
京都へお出ましの予定のみなさんは、気ぃつけてお越しくださいね。

さて、そんな暑い暑い7月の京都。私は、暑さを避けて、昔から京都の避暑地として親しまれている貴船・鞍馬に行ってきました。
ここは、古くから京都の守り神の水神さんがいはる場所で、京都最強のパワースポットとも言われてます。
山の上やさかい、街中よりずっと涼しくて緑ふかく、きれいな場所です。
本日は7月の旅色LIKES記事と共に、文字数の関係で削ったボツ文章をお届けします。


今月の旅色LIKES記事

実は、なかなか重症な作文スランプ中だったので絞り出した感じの文章になっています。
あたると評判で、わりとマジでドキドキしながら引いた水みくじの結果にご期待あれ。


没ネタ1

結社に祀られている磐長姫命(いわながひめのみこと)は木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の姉神です。この二人の女神さまは、二人一緒に降臨した天孫の迩迩芸命(ニニギノミコト)にお嫁に行かはったんですけど、ニニギノミコトはきれいな木花開耶姫命だけを残して、醜い磐長姫命を送り返してしまわはったんやそうです。木花開耶姫命は美しく儚いものの象徴、磐長姫命は長寿の象徴であったのに。そやから、ニニギノミコトの子孫である天皇さんたちは神様の子孫やのに短い命になってしもたっていうお話が残っています。

木漏れ日が美しい

没ネタ2

奥の院には和泉式部の歌碑がありました。
「男に忘られて侍りけるころ、貴船に参りて、みたらし川の、ほたるのとび侍りしを見てよめる」とあって、そのあとに「ものおもへば沢の蛍もわが身よりあくがれいずる魂かとぞみる」と書かれています。
要約すると、男の人に忘れられて貴船に来たら御手洗川に蛍が飛んでいたのを見て詠んだ歌の内容は「思い悩んでいると川に飛ぶ蛍が、切ない私の魂が飛んでいるように見えます」って感じやろか。
ここに出てくる男の人は夫のことで、貴船神社にお参りして見事復縁できたというお話が残っているそうです。
ほんと、よかった。

思ひ川という川の名が切ない
歌碑の前には絵馬を駆ける場所があり、恋する乙女たちの絵馬が沢山ありました

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