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GWを彩った本達のご紹介

皆様、こんにちは
Sync Upマーケティング担当の高山です。

運動不足を感じ、テレビで観たノルウェー式HIITとなるものに挑戦してみました。4分の高強度な運動と3分の中強度な運動を交互に4セット行うという、とんでもない運動です。
私は、1セット目の高強度な運動で肉体が最終局面をはるかに超える状態となり、中強度な運動までたどり着きませんでした。
そんな、高山が本日お送りいたします。

さて、久方ぶりの行動制限のないGW皆様どのように過ごしましたでしょうか?
私は、おおむね引きこもった生活をしておりました。
本日は、淡白な日々になりそうだったGWに彩りを与えてくれた本を5冊ほど紹介させていただきたいと思います。

No.1 逆説のスタートアップ

要点

  1.  スタートアップの急成長を促すのは、逆説的で反直観的なものばかり。

  2. スタートアップは競争を避け、独占を狙うべき。

  3. 少数の顧客が深く愛する製品をつくることが、スタートアップ初期においては超重要

感想

〇仮説の検証はリスクの大きいものから
スタートアップに取っての最も重要な資源は時間
リスクの大きな仮説を早期に検証することで後の意思決定を早めることができる
自分は今まで、この真逆に近い、最も成功が見込める仮説の実行を最優先として取り組んできていた。短期的な改善施策としての取り組み方としては、間違っていないと思うが、急成長という至上命題の達成のための手段としては効率的でないと反省


No.2 リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす

要点

  1.  リーンとは、無駄がないということ示し、リーンスタートアップとは顧客に価値あるものを提供する上で無駄を徹底的に省いた手法。

  2. 無駄のない起業のマネジメントの基本は、最初から完璧なものを作ろうせず、仮説を立てMVP(Minimum Viable Product)を速いサイクルで投入。

  3. ピボットか辛抱か革新会計で想定の数字に及ばなければ、最適化するのか方向転換するのか、意思決定する。

感想

〇5回のなぜを当然の文化とし、各責任者が対応を練ることで、柔軟性の高い組織となる
本書では、官僚主義で進めると、硬直した組織となりイノベーションが生まれづらくなる。各責任者が5回のなぜを当然の文化とし、対応を練ることで、柔軟性の高い組織となる、と書かれている。

これを受けて、高校時代の部活で副部長を務めていた諸先輩を思い出した。
先輩は、誰かがミスがするたびに、当人に3回のなぜを問うことを徹底していた。
当時は、軍隊さながらの強い語気で攻め立てられるので、我々後輩は戦々恐々としながら、先輩が満足する回答をすることで精いっぱいだったが、今振り返ると問題の本質を明確化し、対策を立てるための意識付けが相当強く行われていたとな、と思う。

なので、5回のなぜは、もはやトラウマとなっている先輩の3回のなぜよりも2回も多く、ある種の絶望を感じる部分もあるが、飛躍的な成長には欠かせない手法であることは、確信できる。


No.3 たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング

要点

  • 顧客起点マーケティングとは、1人の顧客を起点に、商品やサービスの新たな可能性を見つける概念である。

  • 定量的なアンケート調査や統計分析では、仮説の絞り込みやコンセプトの検証には有効だが、人の心に訴えて行動を起こしてもらうだけの強度のあるアイディアは生まれない。

  • 特定の顧客セグメントから1人を抽出してN1分析を行い、購買行動を左右する深層心理のニーズを掴んでアイディアを開発し、打ち手を検討する。

感想

〇プロダクトアイデアを創出するために、N=1マーケティングは有効な手段
膨大なデータから解析を行って、統計・傾向を出し打ち手を思案することが半分当然となっていた私からすると目からうろこな言葉であった。
最大公約数的な訴求に慣れ親しんでしまった分、インサイトを深堀りして、顧客を没入させるような訴求を考えていく、というのが自分の大いなる課題だなと認識できた。

〇プロダクトアイデアにつながらない、コミュニケーションアイデアは短編映画を上手く作れているだけ
アイディアで重要なのは、「独自性」と「便益」を兼ね備えたアイディアであるかという1点に集約される。独自性の追求は、差別化の点で重要であるということは前提の上で、独自性に走りすぎると購買行動を起こさず無駄うちで終わってしまう。

No.4 コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則

要点

  • マーケティング3.0は、消費者の「精神」に働きかけるマーケティング

  • マーケティング3.0は、協働マーケティング・文化マーケティング・スピリチュアルマーケティング構成されます。

  • 好ましいブランドイメージは消費者の「ハート(≒直感)」を動かし、最終的な購買アクションへと導く。

感想

〇インターネットの発展とスマホの登場により、単純な機能・価格の差別化では売れない時代となった
これからは顧客の精神に訴えかけ、顧客の自己実現を後押しするようなブランドを構成必要がある。そのためには、顧客の核となるアイデンティティを掴み、突き動かすようなアプローチが求められる。また、それ以上にユーザーは従来よりもはるかに企業の情報を容易に得ることができるため、企業だけでなく、社員全体がブランドに基づいた、行動・言動をする、という顧客に対して筋を通すことが重要と感じる。

No.5 THE MODEL マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス

要点

  • The Modelとは、セールスフォースで使用されているフレームワークで、営業活動の流れを細分化することで、各セクションの効率を高めるとされている

  • The Modelではセクション間の権限・役割を明確化した上で、連動したKPIを掲げ、各セクション間でのコミュニケーションが必須となる

  • SaaS事業では、顧客の継続率の高さが売上に直結するため、カスタマーサクセスが極めて重要な役割を担う

感想

〇The Modelを採用した、営業体制はセクション間のコミュニケーションが最重要である
The Modelの最大の強みは、各セクションの役割が明確化することで、効率が飛躍的に上昇することにある。一方、弱みとして、各セクション内での個別最適に陥りやすい点がある。マーケ活動でいかにCPAを安くリード獲得できたとしても、それが商談・受注へと繋がらなければ最適な予算配分とは言えない。
重要となってくるのは、やはりセクション間の密な連携にあり、ターゲットとする顧客情報を細かく共有することが必須である。

以上となります。
ここまで読んでいただいた方本当にありがとうございます。

ビジネス本ばかり紹介しましたが、GWは不朽の名作漫画達もそこそこ読み返しました。
・OnePiece
・鋼の錬金術師
・進撃の巨人
・ろくでなしブルース
etc…

読み返していて、思ったのは過去泣いたことのあるシーンは漏れなく読み返しても泣くんだなということでした。
展開わかってるはずなんですけどね。

ちなみに一番泣いたのはOnePieceのこのシーンです。

これ以上書くと、また泣きそうなので今回はここまでとさせていただきます。
またお会いしましょう。

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□メディア "店長Lab"


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