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僕たちは『交渉力』を高める術を、まだまだ理解していないのかもしれない。

おはようございます!

本日、『交渉力―結果が変わる伝え方・考え方―(著:橋本徹)』を読了いたしました。

第6章「トップの‟実践的ケンカ術”に学べ―日本の交渉力を高めるために―」では、世界を動かし、話題の絶えない、二人のリーダーをたくさんの事例から紐解いていきます。

トランプ大統領と金正恩です。背景や規模は全く異なるものの、それぞれの交渉の仕方を知っており、ぎりぎりの超緊張状態においても、譲歩するもの、しないもののライン引きまで、整理されています。

・トランプ大統領

強烈なメッセージを残し、「やるときは、やる」という姿勢を見せる(国家の指導者において、必要な素質)。トップが大きな方向性を示し、組織間交渉をさせ、膠着したらトップ会談をすることこそ、組織間交渉の黄金法則とのことです。

・金正恩

国際社会において、最後は「力」が決め手となることを理解しており、何よりも‟勢力均衡”へまず持ち込むことで、交渉の場を作る。

どちらも、自分たちの力を冷静に分析、評価した結果、交渉へつながっている印象を持ちました。

特に、金正恩に関して、負ける勝負からいったんおり、一呼吸して、状況の転換を待つという側面も……チキンレースを展開できるのは、ジャイアンであり、スネ夫ではないと著者も述べています。

自ら力がないものは、そもそも展開できないのです。


では、日本は??

軍事力や核兵器含めて、難しい側面が多いと思います。

‟交渉力を高めるには、まずは、自らの力を高めること”

ここに尽きると思います。

今の日本において、‟力”となるものは何か??

人材や製品でしょう。ここの「質」を高めていくことが、その先の日本の交渉力へ繋がりそうです。人材や製品の「質」を高める方法は、堀江貴文さんの本や安宅先生の『シン・二ホン』に描かれています。

国力を整えようとする試みは、国外へ向けた交渉力となるのでしょう。


これが普段の生活に役立たないかといえば、そうではありません。僕たちの生活は、緊張感に大きな差はあれど、交渉の連続です。僕たちはどの程度、自分の力を分析し、評価しているのでしょうか。

あくまで、個の力であり、組織の力です。傘に借りた力ではありません。

不足しているならば、一呼吸置き、状況の転換を願いつつ、つける方法を考え、動くべきでしょう。


この本は、著者護身の経験も含め、多くの事例を引用しつつ、読み手が交渉をより深く理解できるように描かれています。1、2章で述べた法則に対して、残りの章で事例と捕捉を行うので、大変に読みやすかったです。

学んだー!!!


ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!

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講内 源太


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