自己から他者へ。日常生活が‟ソクラテス式問答”のトレーニング場だ。
おはようございます!
今日は『超客観力(著:メンタリストDaiGo)』を読了いたしました。
最終章「他者の知的謙遜を育てるための‟ソクラテス式問答”」では、「他者」へフォーカスを当て、自己省察×知的謙遜を養うためのトレーニングをします。
注意しなければならないのは、この章の目的が相手の行動をコントロールするためではなく、あくまで相手に【知的謙遜】の気づきを与えるためにあることです。
そのためのステップは大きく2つ。
1.ナルシスト度のチェック
客観性がない人は、総じてナルシストが多いとのことです。現在までの振り返りを行うとわかりやすいのですが、特に「自己の力を過信」しているところでしょうか。
そこで、「自己愛人格尺度(16問)」を使います。16問が難しい場合、3~4問ぶつけるだけで構いません。ナルシズムの高い人はそもそも隠さない傾向にありますので、そのままぶつけましょう。
‟ナルシストは自分がナルシストであることに、自信を持っている” ―――ブラッド・ダッシュマン(心理学者)
2.ソクラテス式問答
答えを指摘するのではなく、相手が自分の力で答えにたどり着けるように、会話をコントロールする方法です。自分自身を持った答えが存在する場合、明確に否定すると意固地になります。表面的に変化は生まれても、根本的な解決には至りません。
あくまで、‟自分の力で解決した”という気持ちが生まれることが大切とのことです。
そのために、7つの質問を行います。
・明確化の質問
知識や考え方の境界線をはっきりさせる
・初期設定の質問
議論の方向性をクリアにする
・前提の質問
相手がどのように前提をもっているのかを確認する
・証拠の質問
相手が持っているエビデンスや知識のレベルの正しさを確かめる
・影響の質問
相手が主張する証拠や意見の出どころを確かめる
・視点の質問
第3者の視点を使いながら、考え直してみる
・結果の質問
いまのアイデアがどのような結果をもたらしそうかを促す
これにより、現時点で「わかっていること」と「わかっていないこと」の区別を把握するだけでも効果的と言えます。心理療法域でも使われることから、学校の先生と生徒、上司と部下、母と娘、友人(それぞれ例示あり)など、色々な領域で使用することが可能となります。
ダイレクトなアドバイスは、自己の納得からの行動につながらないことが多く、結果も一時的となります。そこをぐっと抑えて、「ソクラテス式問答」で相手を誘導した方が、長期的に見て良い方向にいくと著者は指摘しています。
そのためにも、日常的なコミュニケーションから練習をしていくと良いのでしょう。
自己理解を深めるために、自省の質問としても使えそうです。
今回、僕自身をより深く理解することから始まり、限界点を知り、視野が深くより広くなった感覚があります。ただ、この感覚も磨き続けなければ、元に戻ってしまうのでしょう。日々精進していきます。
ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!
acty home
講内 源太
追伸
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