星雲と夜
世の中のセンスより
君のあどけなさが好きさ
懐かしい声がする
まるでマジックのように
ニッポン放送優秀新人、でしたっけ。平成初期をどことなく感じて即買いした、「マジック」(The Songbards)の歌詞を引用してみました。
ラジオはマジックです。人をこんなにも楽しませてくれる。声だけで。凄いですよね。魔法だと思います。
さて、「おとな」と題した初めてのnote、読んでくださった皆様、ありがとうございます。
Twitterで、noteに言及しているツイートを幾つか拝見しまして。ただ思いをぶつけただけの拙いものを読んで、色々な感想を持ってくださったみたいで、とても嬉しいです。
これからも、書きたい、と思った時に、書きたいことを、ただつらつらと書き連ねていきます。
ここで忠告しておきます。今回もかなりの長さになってしまいました。
本当にすいません。
気分が向いたらここから先も読んでみてください。
もうひとつ先にことわっておきます。
割とかなりパーソナルで、ディーブすぎるであろう内容が含まれます。何だよ、割とかなりって。
それでも良ければ、読んでみてください。
冒頭で折角いい歌詞を紹介したので、もう少しだけ曲の話をしようかな。
乃木坂46の山崎怜奈さんがアプリの755で、勉強の休憩中に聴く曲を挙げていましたね。その中に、なんとMr.Childrenが入っているではないですか。
個人的にAviciiがかなり気になったのは、僕が始発で小舟に乗船しようとするほど忠誠心あるクルーだからでしょうか。
それは置いておくことにしまして、ちょっと意外だったのは、「花」がリストに入っていたことです。
1996年発売のシングル「花 -Mémento-Mori-」(同年発売のアルバム「深海」などにも収録)と、
2001年発売のシングル「優しい歌」に収録されている「花」(2007年発売のカップリング集アルバム「B-SIDE」にも収録)の2バージョンがある曲です。
どちらを入れているのか気になります。どちらなんでしょうか。おそらく、前者でしょう。
なお、前者の副題の「-Mémento-Mori-」は「メメント・モリ」と読み、ラテン語で「死を思う」の意味を表します。参考までに。
山崎さんのリストをきっかけに、久しぶりに歌詞をじっくり見ながら聴いてみました。
恐ろしい程に前回のnoteに寄っている歌詞なんですよ。特にサビは凄いですよ。抜粋します。
負けないように 枯れないように
笑って咲く花になろう
等身大の自分だって
きっと愛せるから
勉強中に聴く曲としてこの曲が相応しいのかどうか若干疑問符がつくところではありますが、ついつい下を向いてしまう自分を奮起させてくれる曲です。
死を思う。
僕は、死にたくないと思えた。
道端でひっそりと、でもしっかりと、咲いていたい。
通りかかった人の99%が気づかなくても、誰か1人でも存在に気づいてくれるような、そんな人でいたい。
そうすればきっと、自分を愛せるはず。
この歌の最後は、こんな歌詞で締めくくられています。
心の中に永遠なる花を咲かそう
個人情報をダダ漏らししますが、僕の名前は永遠と書いて「とわ」と読みます。
「永遠に人の心に残る人になって欲しい」という意味を込めて、母が付けたらしいです。
僕が生まれたのは1999年。
もしかしたら、母はここから僕の名前をとったのかもしれません。真相は聞かないでおこうと思います。
いつか誰かの記憶に、永遠とまでは言わなくても、少しでも永く残るような人になれたらと思いますし、そんな結婚をしたいと思います。
結婚願望はあるんですよ、これでも!
さて、前置きと呼べるか不明な長すぎる前置きを終えて、本題へ入ろうと思います。
トラペジウムです。
オリオン星雲の中にあるらしいです。
よく分かりません。
それはどうでもいいのです。よかないけど。
高山一実さんの著書です。
僕が今回触れたいのは凄くピンポイントなところです。
あらすじとか全体の感想、苦手なんですよ。読書感想文も最後まで残しておくタイプでした。
それでは。いきましょう。
もう1回注意です。
マジでディープです。
引き揚げるなら今のうちです。
それでは。
主人公の東ゆうが、自己の目的達成のために周りの人を使いすぎるあまり、軋轢が生まれていく描写があります。
ここです。
人は周りが見えなくなります。
言い換えましょう。
人のことを考えられなくなる時があります。
…前回のnoteでも同じこと言ってた気がするな。まあいっか。
忘れもしません。
いつ言われたかははっきりしません。
でも、言われたことだけはしっかりと覚えています。
心の底に、鉛のように重く、冷たく、いつまでもいつまでも鎮座しています。急に入ってきたのに。一生出て行かない算段なのでしょう。
「永遠を妊娠したから、夢を諦めたのよ」
悪気は全く無かったと信じたいです。
冗談めいた話だと信じたいです。
いや、絶対ただの冗談です。
でも無理でした。
多分、僕もひねくれ者です。
母は、看護師でした。
実父と出会い、僕が生まれ、僕には2人の弟ができ、色々あって母は実父と離婚し、色々あって9年前に母は今の父と再婚し、僕には1人の妹ができました。
色々とありすぎて、母は7年前くらいからずっと離婚したいとこぼします。もっと正確に言えば、今の父(ここからは父と言いますね)以外の家族は皆、離婚したがっています。
父もかわいそうですね。同情はしませんけど。父と呼ぶのも嫌なので。
そんな事情がありまして、母と僕はかなり仲が良いです。結構話します。母に対する反抗期的なものはなかった気がします。
母は好きですし、尊敬もします。
でも、やっぱり、どうしてもあの言葉だけが、記憶から抹消できないのです。
母はホスピスで働きたいという夢を持っていたらしいです。そんな話をしていた、ただそれだけでした。それだけで良かったはずです。
実父と結婚する気は無かった、と母は言ったのです。その夢の話の時。
ひとりで仕事だけして生きていくつもりだったそうです。
なんで、と理由を何気なく問うたのがいけなかったのでしょうか。
僕を妊娠したから。
だから結婚したのだそうです。
その後に、あの言葉を言われたんです。
あれ以来、よく思うようになったのです。
僕が生まれなければ、母は自分の夢を追いかけることができて、その夢を叶えていたのかもしれない。
考えすぎな気もします。でも、息子として、非常に申し訳なくなるんです。と、同時に、それだけは嘘でも言わないで欲しかったと思います。エゴでしょうか。
とても痛い思いをして僕を産んだ母を、今更僕が傷つけたくはありません。責めたくもありません。
現に今、色々と大変な母です。
仮にも長男として生まれた僕は、来年の3月にひとり暮らしを始めます。早く自立して、もっと弟や妹にお金や時間をかけてあげさせたい。
だからこそ、この鉛は永遠に母に見せてはいけないものなのです。
僕が勝手に抱えた鉛なのです。
母のせいにしてはいけません。
これは、自己嫌悪です。
人のことを考えられなくなる時があります。
母の目には、あの言葉を言った瞬間だけ、僕が映っていなかったと思います。
母を好きですし、尊敬しています。
でも、母が嫌いです。
難のある息子でごめんなさい。
あなたの夢を奪ってしまってごめんなさい。
どうすれば良かったんでしょうね。
何だか高山さんに申し訳なくなってきました。
宣伝させてください。
トラペジウムは凄くいい本ですよ。読んで欲しいです。駆け抜けるように読めますし、読了後に胸をすっと涼風が吹き抜けていく音が聞こえてきます。
あらすじはGoogle先生に聞いてください。
今回のnoteは以上です。
謎noteになってしまいました。
これに懲りず、ここまで読んでくださった方には、ぜひ次回も読んで頂きたいです。
今度はライトな話をしようと思います。
そうだ、好きなラジオ番組の話でもしましょう。そうします。それくらいでいいんですよ、僕のnoteは。
僕はやっぱり、承認欲求の塊です。
でもいつか、花になってみせます。
仮想敵見つけ
そいつと戦ってた
誰も相手になんかしてないのに
例え敵でも 嫌いな奴でも
ひとりよりまだマシだった
孤独がいちばんの敵だった
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