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第3回Q&A 広告と物語

Q ひでさん(40代)
最近、企業もまた採用動画やブランディングムービーなど動画活用をすることが増えていると思います。単に機能性やメリットだけを訴えるような動画よりも、共感を誘うようなストーリー性を重視している動画が増えているように思います。情報や動画が増えている時代だからこそ、共感や、驚き、発見の要素が大切になってきており、それを伝えるためにもストーリーという枠組みはとても有効なのかなとも考えているのですが、改めて川村さんの考える人や企業におけるコミュニケーションにおけるストーリーの価値について、ご意見を聞いてみたくて質問させていただきました。 どうぞ、よろしくお願いします。

A GK

ときどき、広告のクリエイティブ仕事の依頼をいただきます。
とはいえ門外漢なので、期待に応えられるかどうかいつも考え込みます。
新聞広告や15秒CMですばらしい表現をする方々が身近にいるので、自分にできることはなにかを考えます。

悩んだうえで、お受けした仕事がいくつかあります。
いずれも自分にとって新しいチャレンジの場となり、とても良い思い出となっています。

Tiffany × Zexy 『ティファニー・ブルー』 
https://twitter.com/zexy_news/status/935378424016683008

じゃらん30周年特別記念フィルム『ここではないどこかで』
https://www.youtube.com/watch?v=nTRBIU79F7g

Ed Sheeran × Pokémon『Celestial』

広告の仕事に取り組むときは、ふたつのことを基準にしています。

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