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553.「ありがとう」と言われた瞬間!

今日もご覧いただきありがとうございます。
営業トレーナー&アンガーマネジメントコンサルタント
Office M & Rの坂山一哉です。

皆さんは仕事でどんな時が一番嬉しい!って思いますか?

私は32年間医薬営業をやっていました。
営業をやっているなら、やはり売り上げが上がった時や、新規採用してくれた時が一番嬉しい時でしょう!っておっしゃる方もいらっしゃいました。

確かにそうです。営業なんですもん、売り上げに関してはとても敏感でした。
最近は売り上げを求めないってこともチラホラと聞きますが、やはり営業は会社の売り上げに直結する部署でもありますので、気になるのは当たり前です。

でも私はそれ以上に嬉しい!って思った時がありました。
それは・・・
「ありがとう」の一言です。

医薬品の営業をご存知の方もいらっしゃると思いますが、自社の医薬品を医師や薬剤師に説明し、まずは病院や開業医に採用をしていただくことから始まります。

採用していただくと、当然売り上げとなるのですが、この売り上げは単に病院や開業医に持っていっただけ。
その薬に適した患者さんに処方をしていただくという説明が始まります。

そしてついに処方がされ、そしてその効果や副作用などを確認するという情報の収集作業も営業活動の一つです。
この一連の説明や情報収集をずっと続けるのです。
そしてこの情報収集の時こそ、嬉しい時があるのです。

毎日病院や開業医のところに訪問します。そして一生懸命医薬品を説明する。
やっと採用してもらった。とても嬉しいです。
しかし先ほども書きましたが、採用だけでは医薬品を持っていっただけです。
患者さんに処方をしてもらわないといけないのです。

そしてとうとう患者さんに処方がされました。
医師から「あの薬処方したよ!」なんて言われるのです。
この時もとても嬉しい瞬間です。

しかしまだここで大きく喜んでいてもダメなのです。
この処方をされた患者さんの病状がどうか?
それがとても大事。

効果があったか?副作用はどうか?などを確認するのです。
そして・・・

効果があったとき、医師から教えてもらうのです。
「○○の疾患で悩んでいた患者さん、この薬を飲んでとても楽になったって言ってたよ。使って良かったわ!ありがとう!」
この時こそ、本当に嬉しい瞬間でした。
この「ありがとう」の一言で今までの努力が全て報われるような感じがしたのを今でも覚えています。

昨今の医薬品業界もかなり厳しきなったと聞きます。
医薬品を説明するのも、色々と制限あるようです。

しかし適切に情報をお届けすることは、どんな時でも大事ですし、またその後のフォローも大事なことです。

どんな時でも、どんな状況でも、最後には「ありがとう」って言ってもらえる営業を続けて欲しいな!って私は願います。



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