アフターコロナはバリュー経営こそが鍵となる
TOYOTAの豊田章男社長がハブソン大学での卒業スピーチで
『我々でさえ20年後にどんな車が走っているかわからない』
こう述べてました。
それくらいテクノロジーの変化、進化はすさまじく
それによってどんな未来がもたらすかが見えない時代になりました。
そして、今年に入りコロナ騒動で日本、いや世界は一気に混迷を深めました。
コト消費ができなくなり、移動や密接が価値があったのに
一気にそれを行うことができなくなりました。
また、経済は一気に不透明さを増し、どう考えても不景気トレンドへと突入していきます。
こんな状況の中で一体だれが5年後、10年後を明確に見通すことができるでしょうか?
ここ10年ほど経営トレンドとしてはビジョン経営や
明確なる中期目標設定と戦略を策定していくことが主流となっておりました。
しかし、ここ数年はそのトレンドが変わってきたと思います。
特にIT業界は、スマホシフトやAIの台頭など激しい動きの中で
変わること、チャレンジすること、朝令暮改することが当たり前になってきています。
これが、IT業界だけでなく様々な業界で主流になると思われます。
これだけ先が見えない世界の中で
・事業(業態)を変えていくこと
・様々な事業にチャレンジすること
・チャレンジしてダメなら撤退すること
・戦略を年間ではなく四半期ごとで変えること
・withコロナ、アフターコロナなど外部状況で変化さえること
などが必要とされ、それができない企業は生き残れない時代となります。
『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。』
ダーウィンの名言ですが、まさに変化し続けられる企業こそが生き残っていけるのです。
ただ、その中で企業は組織ですので、事業や戦略は刻一刻と変化しても良いとしても変化し続けるだけだと、個人として組織に所属する意味や意義がなく、まさにプロジェクトごとに集まっていくのみとなります。
もちろん、今後はそういった方向もさらに加速していくと思われますが、
企業として生き残っていくためには変化は激しく加速しながらも不変なるものが必要です。
それが組織としてのMISSION(理念)とVALUESです。
組織とは、共通の目的、目標を達成するために1人より複数人の方が生産性があがるために構成されていくものです。
だからこそ、企業としての組織が何の目的=MISSIONを目指すのかを明確にする必要があります。
目的達成の手段である事業や戦略は刻一刻と変化しても
目的はぶれずに設定されそこに共感した人物で構成されるべきと考えます。
さらには、その目的達成のために組織として、そして個人として大切にしたいVALUES(価値観)を明確化し、そこに共感した人物で構成されることによって変化が激しくスピードが求められる世の中で成果を出していく鍵となっていきます。
特に現在は個の主体性や権利が大きく求められる世の中です。
その中で1人1人個人の価値観によりそって、好きにやっていいよでは
組織としての機能である複数人の方が生産性があがるために構成されることが発揮できなくなります。
だからこそ、自分の企業=組織では、どんなVALUES(価値観)を大切にするかを明確化しそこに共感、体現してくれるメンバーで構成していくことが、混迷を深める世界の中で重要なのです。
さて、そんなバックグラウンドを元に、ますます求められているバリュー経営を組織に活かし、バリューを体現できる人材=バリューシストだらけの組織にしていくための指南書を今回書かせていただきました。
バリューが浸透し組織として体現していくと、カルチャー(文化)へと進化し組織にはもちろんのこと、顧客にも大きな価値を提供できるようになります。
今回は、具体的な事例もたくさん込めてこちら書いております。
ぜひ、STAY HOMEの期間にお読みいただき、この混迷なる世界の中で生き残っていくヒントにしていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?