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先生の価値とは?

先生の立場が変化している。というより変化させていくべきだ。

かつて、自分自身が教育を受けていた時代。

約15〜20年くらい前の話。その頃は先生と生徒の上下が完全にはっきりしていたように感じる。(中には生徒との距離の近い先生はいたが。)

先生には従うべきものみたいな、理不尽なことがあっても受け入れる。先生が上で生徒が下みたいな構図が言わずもがなあったと思う。もっと前の時代はそれが如実にあらわれていたと思う。

しかし、今その先生と生徒の上下感というものが、ある意味でどんどん無くなっているように感じる。(むしろ無くしていかなければならないと思う。)

これは、自分がここ10年教育業界に携わって、中高生とリアルに接していて感じることだ。

その原因の一つが、「情報格差」が無くなっているということだ。
それは、ほとんどの中高生がスマホを持っていて、ネット環境さえあれば大人と同じように情報にアクセスすることができるからだ。

例えば、今日授業で先生から教えてもらった内容を、生徒はインターネットで検索をかければ無料の授業動画がゴロゴロ出てきて視聴することができてしまう。さらに、知りたいことを検索すればプラスαの内容も知ることができてしまう。

そう考えると、先生にとって情報という点での優位性、価値というのはなくなってきている。今までは、生徒が手に入れられない情報を持っているという点で、どんな先生だろうが、先生という立場を保つことができた。
でも、今生徒は無料で簡単に情報を手に入れられてしまう。

こんな時代の中、先生の存在ってどうあるべきか?

それは、先生が学んでいる姿を見せること、何かに向かって楽しみながら挑戦している姿を見せること。これは先生に限らず大人全般に通じることだと思う。こういった姿を率先して見せてくべきだと思う。
そういったものが、生徒にも伝わっていってモチベーションにつながったり、勉強に前向きになるきっかけになると思う。そういう刺激を与えられるような存在でいることが大切だ。

子どもが知らない情報を握って「教えてやろうか?」みたいな上からのスタンスはもう時代遅れだ。情報は誰でも手に入る。

だからこそ、先生自身が学び続ける、挑戦し続ける姿を身をもって示してくべきだと思う。

そんなことを心に留めて日々過ごしていきます!


ラジオ更新!
#16 先生の立場、今後どうなるか?

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