【鬼滅の刃】鬼殺隊という組織がうまく機能している理由
最新刊である鬼滅の刃19巻を読みました!アニメも見ました!本当に面白いです!あー早く続きが読みたい!
なぜ、鬼滅の刃が面白いと感じたのかは私の仕事でもある人事的な観点で色々とご紹介させて頂きます。
鬼滅の刃に興味を持つ方が増えてくれることを祈っております!
1,鬼殺隊にはリファラル制度があり、主人公は鬼殺隊という組織の幹部からのリファラル(紹介)がきっかけで組織に入る
義勇が紹介するシーン(鬼滅の刃1巻 吾峠呼世晴)
2,主人公をリファラル(紹介)した鬼殺隊の幹部は主人公に対してミッションフィット、ポテンシャルフィットを感じたが、スキル的に鬼殺隊の採用基準を満たしていないので、鬼殺隊組織を引退した元幹部に主人公の長期インターンの受け入れをお願いする(育成や採用を目的とした長期インターンの仕組みがある)
鱗滝が義勇から紹介を受けるシーン(鬼滅の刃1巻 吾峠呼世晴)
3,長期インターンが終了しても、鬼殺隊には選考フローがあり、選考において採用選考基準を越えないと組織には入れない(エントリーマネジメントの仕組みがある)
最終選別前の事前案内(鬼滅の刃1巻 吾峠呼世晴)
4,鬼殺隊には人事評価における等級制度と報酬制度が導入されており、新人は1等級からスタート。等級が昇格すると報酬がアップする(ちなみに等級は10等級あり、幹部等級を入れると全11等級で設計されている)
階級の説明(鬼滅の刃2巻 吾峠呼世晴)
5,鬼殺隊に入ると、MUST業務の明確なタスクが本部から指揮され、メンバークラスが対応できない案件の場合は幹部メンバーが直接対応することがある
カラスから指示命令を受けるシーン(鬼滅の刃2巻 吾峠呼世晴)
6,鬼殺隊に採用後、最初は現場配属になるが、その後は本人の適性に合わせて現場以外の他の役割が求められる職種に配置が変わる可能性がある
鬼殺隊に入った後に役割が変わっている(鬼滅の刃7巻 吾峠呼世晴)
7,鬼殺隊には抜擢文化があるので採用後、ハイポテンシャル、ハイパフォーマーの場合は幹部直下の配置になり、幹部から直接人材育成を受けることもある(インターンから2ヶ月で幹部に抜擢されている人もいる)
継子の説明(鬼滅の刃6巻 吾峠呼世晴)
8,鬼殺隊組織の幹部メンバーは強みや個性が多様化されている(同じような個性や強みの人がいない)
柱のメンバー(鬼滅の刃6巻 吾峠呼世晴)
9,鬼殺隊組織の幹部メンバーは一時的だが、組織全体のスキルアップ向上を目的に、研修を設計して幹部が自ら講師になってメンバーの人材育成に関わっている
柱稽古のシーン(鬼滅の刃15巻 吾峠呼世晴)
10,鬼殺隊組織のトップと幹部メンバーは絶大な信頼関係が構築されており、幹部会議では心理的安全性が確保されているので自分の思っていることを好きに発言することができる(トップの考えに対して反対意見を発言しても大丈夫な雰囲気がある)
躊躇なくお館様に反対するシーン(鬼滅の刃6巻 吾峠呼世晴)
12,組織には明確なルールがあり、ルール違反をするとトップと幹部メンバーを含めた幹部会議で議論検討され、処遇が決定される(経営企画室のような人事機能を持ったチームが決める場合もある)
(鬼滅の刃15巻 吾峠呼世晴)
【鬼殺隊が組織として更に機能するために必要なこと】
1,人事評価制度における評価制度を導入した方が良い。メンバークラスが評価を受けていない、等級が上がったことも知らないというケースがある
階級が上がったことを初めて知る(鬼滅の刃9巻 吾峠呼世晴)
2,幹部メンバーが普段忙しくて、若手の育成が常時できないのであれば、幹部の下に組織の結節点となるマネジメント者や育成担当者を抜擢して、育成した上で配置させた方が良い(一部マネジメント適性のある幹部メンバーの中には抜擢して育成担当者を配置させている)
(鬼滅の刃15巻 吾峠呼世晴)
3,採用選考を通過した若手メンバーを対象に、現場で活躍することを目的として、現場配属前研修を導入した方が良い
(鬼滅の刃4巻 吾峠呼世晴)
読んだことがある方は確かに!ってなると思います。読んだことない人はぜひ、人事的な観点で鬼滅の刃を読んでみてはいかがでしょうか。
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