DSKBカード探検隊~『ダスクモーン:戦慄の館』編~
■右ひじ左ひじ、交互に見て
DSKB・サバイバーの皆さん、こんにちは。前回の探検から1ヶ月も経っておりませんが、既に『ダスクモーン:戦慄の館』のリリースも直前。皆さんも当然フルスポイラーを穴が開くほど見ていらっしゃることかと思います。
取り敢えず僕がまず『ダスクモーン』のカードを見て思ったのは、
《不死の疾走者》が「ゾンビ化した元2700・ツネにしか見えねー」ということです。
実際のツネはゾンビ化しなかったものの、残念ながら2700を脱退している。
……とまぁ、そんな与太はさておき。
前回、DSKBとホラーは相性が良いなんて言った手前、今回の探検を失敗するわけにはいきません。『ダスクモーン』は悪魔ヴァルガヴォスによって迷宮の館と化した、恐怖が支配する次元。ナイトメアや館底種を始めとする怪異たちだけでなく、ヴァルガヴォス教団や剃刀族といった、恐怖によって人格を歪められてしまった人型種族も我々を狙い、闇に潜んでいます。
右ひじ左ひじ……ではなく、前後左右にくまなく注意して、DSKBカードの探索を始めましょう。
■DSKBカードその1:人気者の利己主義者
「私たち、ズッ友だヨ……!!」
ホラー映画の冒頭で友情を確かめ合っている少女2人が現れたとしたら、それはまず間違いなくどちらか片方がその後裏切るフラグと見て良いでしょう。《人気者の利己主義者》ちゃんもその例に漏れず、自分と背格好がそっくりな友人を身代わりにして、まんまと逃亡に成功したようです。
……まぁ、「裏切り者キャラが凄惨な最期を迎える」というのも、ホラー映画におけるまたひとつのパターンではありますが。
しかし、気になるのは身代わりとして剃刀族3人に捕まってしまった方の子ですね。世紀末な格好をしているこの剃刀族は、娯楽のために人間を狩り、拷問しているというとんでもない種族です。
……つまり、この少女を待ち受けている運命というのは……。
考えるだけで恐ろしい!! いやぁ、なんとDSKBな!!
■DSKBカードその2:マリーナ・ヴェンドレル
さて、そもそもダスクモーンが恐怖の次元と化したのは悪魔ヴァルガヴォスが原因なわけですが、この悪魔とて最初から自由に次元を弄り回していたわけではありません。
元は封印されていたヴァルガヴォスを解放してしまった……ある意味、全ての元凶とも言えるのがヴェンドレル家の少女、《マリーナ・ヴェンドレル》ちゃんです。
とはいえ、ヴァルカヴォスが多元宇宙クソ虫野郎強大な悪魔であることも当初は知らなかった上に、彼に力を与えてしまうきっかけとなったのが学校でのいじめであったりと、彼女に全ての責任を問うのは少々酷というもの。
そんなマリーナちゃんですが、ヴァルガヴォスの詐術によってダスクモーンが正常な状態であると誤認させられている模様。当人にとってはそれが幸せなのかもしれませんが……。
悪魔に欺かれ続ける少女。これもまたDSKB ですね!!
■と、いうわけで……
いやぁ、今回はホラー次元の探検ということでDSKBな怪異に命懸けで立ち向かわなければならない羽目になるのではないかと内心ハラハラしていたんですが、そんなこと無かったですね!! 発見できたDSKBカードの皆さんがそれほど敵対的な存在ではなかったのも助かりました!!
それでは、『ダスクモーンの』探検はここらで切り上げることにしましょうか。皆さん、お疲れ様でした!!
……そうそう、”ホラー映画あるある”といえば「無事脱出できたかと思った瞬間に襲われる」ってのもありますn
……あっ!? ちょ 痛ッ!?
ちょっと 誰ですか貴方ッ
やめッ あッ ……
■ベスト・DSKBカード:鋸刃の皮膚裂き!!
すみません皆さん、肝心な方をご紹介し忘れていました!!
このトゲトゲまみれのスーツに身を包み、手に持つギザギザだらけの剣が痛かっt……痛そうなデンジャラス・レディこと《鋸刃の皮膚裂き》さんこそ、『ダスクモーン』のベスト・DSKBカードです!!!!!!!!
前回「DSKBもホラーも、人間の本能に訴えかけるという点では共通」という説を紹介させていただいたのを覚えているでしょうか。触れただけで指先から血が噴き出してくるような、生命の危機を感じさせる存在、それこそがDSKBというものです。
……え、頭から流血しながら何を力説してるのかって? ハハッ、これはトマトケチャップですよ。少々鉄臭いけど。……別に捕まって拷問されたからこんなこと言ってるワケじゃないですって。いやだなぁ、ハハハ……
イテテ……
■次なる探検は!!
さてさて、『サンダージャンクション』『ブルームバロウ』に『ダスクモーン』と、初めて訪れる次元の探検が続いたスタンダード・セットですが、次は基本セット的ポジションになると思われる『ファウンデショーン』がお目見えとなります。
この手のエキスパンションといえば、収録されるカードが特定の次元に制限されないというのが1つのポイント。新規カードにテーロスの女戦士たちが登場しているのを見ると、新たなDSKBカードとの出逢いも期待できそうです。
「《運命の逆転》、旧アートでワンチャン再録されないかな……」という方、「それはそうと急にお腹をチラ見せし始めた放浪者ちゃんにドキドキしてる」という方、その他DSKBカードを愛する皆様、スキしていただけると今後の励みとなりますので、是非よろしくお願いいたします。
それでは次回、『ファウンデーションズ』の探検でお会いしましょう。
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