友達が出来ない人に友達が出来ない理由。
友達のことに関しては、以前も書きました。
「友達」と、「親友」は違うものであると思っていますし、「友達の作り方」と「親友の作り方」も当然違ってくるもので、その辺のことに興味のある方は、記事を読んでもらえればと思います。
で、今日のお話は、友達に限らず、人間関係が上手くいかないと思っている人、全般に向けたお話です。
一応、わかりやすいく「友達が出来ない人」として書いてますが、「知人」でも、「友達」でも、「親友」でも、「恋人」でも、「結婚相手」でも、基本的には全部一緒です。
1番わかりやすいのが「友達」ですし、「良い友達に恵まれている人」が、「それ以外の関係で極めて困った状態になっている・・・。」ってことは、まず考えられないので、友達関係を元に話を進めて行きますね。
結論から言います。
「あなたに友達が出来ない理由は、あなたが誰かにとっての友達に値しない人間だから」
です。
それだけです。
非常に厳しいお話かもしれませんね。
でも、それが真実です。
それを説明する為に、全く友達に恵まれていなかった私の高校時代のお話をしたいと思います。
あれは、高校の1年の時でしたかね。
私はサッカー部に所属していたんですが、その中に、全く会話をすることもない同級生がいました。
別に、特別、何かがムカついていたわけでもなく、喧嘩したわけでもないんですが、なんか話す機会を失ってしまってから全く会話をすることもなく、練習でも積極的に組んだりすることはありませんでした。
もちろん、チーム全体でやるべきことは普通にやっていたし、試合で「パスを出さない」とかってことをするわけでもなかったんですが。
で、その彼と同じ中学だった奴も同じサッカー部で、同じ方向の3人がチャリで一緒に帰ることはしょっちゅうあったわけですね。
私とその彼が喋ることはないわけですが、もう1人の友達を経由して微妙に喋る、って感じでw
そんなある日、3人で帰っていると、そのもう1人の友達が、「俺、今日ちょっと用事あるから、こっちから帰るから。」って言って風と共に去って行ってしまった。
「うっげ~、気まずい、オーマイガー!この状況、どうすんねん!!」
って思っていたら、そいつが話しかけてきた。
「俺たちさ、仲悪いよな?」
え?直球?マジかよ?って思って、「そう?」って言うと、
「お前さあ、怖えんだよ。」
って言われて、「そんなことないけど、ゴニョゴニョゴニョ・・・。」って感じの空気になって、別にそれ以上会話が弾むわけでもなく、別れる地点で「じゃあな。」って感じで別れて。
で、そんなことがあってからも、特別、仲良しになるわけでもなく、笑顔で会話を交わすようになったりもしませんでした。
挨拶くらいはするようになったけど。
そんな感じで過ごして、しばらく経ったある日、その彼が、私のいる教室にやってきて話しかけてきました。
「俺、部活やめるわ。」
って。
突然でしたし、そんな急な告白を聞いても、特にその理由を尋ねたりはしなかったわけですが、それを聞いて何も考えずに「いや、やめんなよ。」ってことを言ったんですね。
そう言っても、彼は、「うん。まあ、決めたから・・・。」って感じでこぼして去っていったわけですが、結局、サッカー部はやめてしまった。
そして、そのこと自体には、私は何も思わなかったんです。そもそも、全然、仲良くもないし、何の思い入れもないし。まともに会話したのはそれが2回目だし。
そして、そんなことは全く忘れて、時は流れて、高3の卒業式の日。
そいつが、また、私のクラスに来て話しかけてきました。
「ありがとな。俺が部活をやめる、って言った時に、『やめるな。』って言ってくれたのはお前だけだったわ。やっぱり、やめなきゃよかったよ・・・。」
って。
それを言って去っていったわけですが、その時に私は気づいたんですね。
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