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林家三平の落語の実力がわかってしまう動画。

昔のわたしが正にそうでしたが、多くの人にとって「落語家」という単語を聞いてイメージするのは「笑点に出ている人」だと思うんですね。

あとは、立川志の輔、立川談春、立川志らくあたりの立川流の数人くらいでしょうか?

現状、テレビで落語を普通に流すということはほとんどない為、「落語家=笑点メンバー」っていう図式がほぼ成立しているだろうと思うんです。

落語に興味のない人にとっては。

で、その中に、「林家三平」という落語家がいるわけですが、彼の落語の実力、というか、笑いの実力が見事過ぎるほどに露呈してしまっている動画を見つけました。




今年の2月に真打ちになり、「神田伯山」という名跡を継ぐことになった講談師、神田松之丞とのセッション動画。

ま、三平は落語家で、松之丞は講談師ですが、「源平盛衰記」というお話をそれぞれがするってことにおいて、これほどわかりやすくレベルの差を感じられる動画もないですw

少し前に、とある落語会で三平の噺を聞きましたが、まあ、びっくりするくらいに面白くなく、これにカネを払うとかマジありえねえだろが!っていうレベルでしたが、その感じは今日も安定して不安定です。

まあ、見てもらえばわかるんですが、まず滑舌が非情に悪く、しょっちゅう噛みます。

さらに、なんでこんなに面白く無い話を「面白い話してるだろ!」感満載でしゃべるのかはわかりませんが、とにかくね、「センスがない」としか言いようがありません。

それは、その後に出てきた松之丞の話を聞けば、「確かにセンスだね!」ってことをおわかり頂けると思います。

「笑い」というものほどセンスに左右されるものもないんじゃないか、ってくらいに、センスが問われる芸であり、元々面白い人が努力と修行によってさらに面白くなることはあるでしょうが、元々面白くない人が、その後の努力によって笑いのセンスを獲得するということは、まず、ないと思っております。

とまあ、三平さんに関しては、「つまらない落語家」というキャラクターをふんだんに活かし、周りにいじってもらって笑いを取るということが出来れば、その存在は美しいものになると思いますので、一切応援はしておりませんが、頑張っていただきたいと思います。

しかし、松之丞の話芸は凄い。

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