プロダクトの力で課題を解決したい!DOOHでの挑戦
自己紹介
はじめまして。株式会社ジーニーでエンジニアをしている小林と申します。
私は、アドプラットフォーム統括本部のデマンドサイド事業部にて、GENIEE DOOHの開発マネージャー兼プロダクトマネージャー、またサプライサイド事業部のフロントエンド開発マネージャー兼DevOpsマネージャーを務めています。
趣味はマラソン・登山・日向坂46、そして飲食です!
ジーニーでの社歴は約5年で、ベテランの域に入ってきました。
今回は、私の視点から当社の開発に関する働き方についてお話しさせていただきます。
ジーニーでのこれまでの活動
私がジーニーに入社した際は、サプライサイドの広告を表示するSDK(※1)を開発するエンジニアとしてスタートしました。
以来、サプライサイド事業部のAppマネージャー、フロントエンドマネージャー、Opsマネージャー(※2)、そしてデマンドサイド事業部のDOOHマネージャーなど、必要に応じてさまざまな開発チームをマネジメントしてきました。
Appマネージャーからフロントマネージャーになった時は、当社のシステム仕様がほとんど理解できていないところからのスタートでした。
ただ私の性格上、わからないことがあると徹底的に調べたくなるタイプであったため、コードを読んだり仕様書を読み漁って徹底的に仕様を把握していきました。
当時は不具合も多く、いろいろと大変な時期もありましたが、今ではその経験が生きて、システム仕様の相談役のようになっています(笑)
開発チームでは、時代に合わせてスクラム開発を導入し、DevOps(※3)として開発から運用までの生産性向上に向けた試行錯誤を行っています。
※1 SDK(Software Development Kit):特定のシステムに順応したソフトウェアを作成するために必要な文書・プログラムなどをまとめてパッケージ化したもの。
※2 Opsマネージャー(オペレーションマネージャー):企業や組織の運営を監督し、日々の業務が効率的かつ効果的に行われるようにする責任を持つ役職で、主な役割はプロセス管理・リソースの割り当て・品質管理・予算管理・チームの指導など。
※3 DevOps:「開発(Development)」と「運用(Operations)」を組み合わせた造語で、組織がアプリケーションやサービスを迅速に提供できるようにするための方法論・ツール・カルチャーなどの総称を表す。
特にDOOHチームでは以下の点に注力してきました。
スクラム開発と開発ルールの構築
サプライサイド事業部で実施していたスクラム開発をDOOHチームに導入し、チームメンバー間の認識のズレを解消しました。
現在では、私が関与しなくてもチームが自発的に話し合い、機能開発を進めてくれています。
保守改善と新規開発のバランス
保守改善と新規開発のバランスは、どの開発チームでも課題ですが、
DOOHチームでは新規開発に支障が出る箇所については
必ずリファクタリング(※4) を行い、品質改善と新機能開発の両立を図っています。
もちろん、リファクタリングによって新機能の提供が遅れることもありますが、将来的な開発速度の向上を意識しています。
※4 リファクタリング:外部から見た時の挙動は変えずに、プログラムの内部構造を整理すること。
自動テストの整備
自動テストにはかなり力を入れており、チーム内でツールを再検討し選定しました。
以前は手動でテストを行っていた部分が多かったのですが、
自動テストの導入により、開発工数が大幅に削減されました。
ジーニーで働くこと
ジーニーの社員一人ひとりが大切にしているのは、9つのValueです。
私が特に大切にしているのは、CommitmentとChallengeです。
ジーニーでは、多くのビジネスチャンスがあり、CommitmentとChallengeを繰り返していけば、必ず誰にでもビジネスチャンスが巡ってくると信じています。
私が多くの開発チームでマネジメントを務められているのは、
常にこの二つのマインドを忘れず、今やるべきことに取り組み、
チームの生産性向上を目指して挑戦してきたからだと思います。
社員も一人ひとりが同じように熱いValueを持っており、共に成長できる環境が整っています。
DOOHでの次の挑戦
今年、私はDOOHのプロダクトマネージャーとなり、
開発マネージャーと兼務してDOOHプロダクトのさらなる発展を目指しています。
DOOH業界は現在、以下のように注目度が非常に高まっています。
1 近年、右肩上がりで成長を続けているDOOH領域
2024年には約1,000億円の市場規模まで成長すると予想されている
2 従来のOOH広告の弱みを解消し、成長を実現
臨機応変な入稿や差し替え対応が難しい
(差し替えや撤去工事が発生するため、納品日が長い)
パーソナライズ化や効果検証が難しい(交通量調査などのアナログ対応が必須)
短期間での買付が難しい(長期間かつ高額なため、スポットでの活用が難しい)
3 OOH本来の強みを生かした成長領域
映像だけでなく音声も加えることで、さまざまなユーザーへのアプローチが可能
自然な反復訴求が可能で、ユーザーの広告接触回数が増加し、ブランドやサービスの認知向上に貢献
└Web広告のように個別にターゲティングされているわけではなく、ユーザーへのストレスが少なく、嫌われにくい
一方でDOOH業界としては、計測指標が統一されていなかったりプログラマティックがまだまだ発展していなかったりと、多くの課題を抱えています。
こういった多くの課題をプロダクトの力で変えていきたいと思ったのが、
DOOHのプロダクトマネージャーになりたいと望んだ要因です。
Techブログの紹介
ジーニーではエンジニア向けのTechブログを運営しています。
今回のブログでは、私のジーニーでの働き方にフォーカスしましたが、Techブログではエンジニアが技術的な情報を発信しています。
ぜひそちらもご覧ください!
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