【地方在住メンバー座談会】「働く」と「暮らす」の可能性を広げるワークスタイルの魅力とは
GENDAのTechチームでは、地方・首都圏在住メンバーを問わず、リモートワークが普及しており、住む場所や機会を選んでいただくことができ、日本のさまざまな地域からメンバーが働いています。
「働く」と「暮らす」が交わるこの時代に、どうやって自分の住む環境を選び、どうやって働き、どう生活をしているのか。地方での仕事・生活を通じて見えてくる「働く」ことの新しい魅力とは、どのようなものなのでしょうか?4名の地方在住メンバーが集まり、ご自身のライフスタイル・ワークスタイルについて語り合ってもらいました。
座談会メンバープロフィール
どこに住んでますか?
大河内:私は生まれてからずっと愛知県・名古屋市内に住んでいます。以前の企業でもリモートワークができたので、ずっと名古屋から、東京の会社にリモートワークで勤務しています。
千葉:以前はずっと新宿に住んでいたのですが、2年前から宮城県・仙台市に引越しました。タイミングとしては、GENDA入社後半年ほど経ってからですね。
高橋:生まれてずっと新潟県・新潟市に住んでいます!今は実家を離れて6年ほど一人暮らしをしています。
大小田:以前は東京にほど近い千葉に住んでいたのですが、5月から実家がある長崎県・佐世保市に住んでいます。
その土地を選んだきっかけ・決め手
千葉:私は以前ずっと新宿区に住んでいたのですが、自分も妻も岩手出身で、今も両親が岩手にいるんです。なので、東北新幹線で岩手と東京の間と考えて、仙台に移ることを決めました。子育てをする上で、子供には自然の中でのびのびと過ごしてほしいという思いもありました。また、自分も妻も車が好きで、地方の方が車を所有しやすいということもあって、移住を決めました!
真面目な点でいくと、私は2011年の東日本大震災をきっかけに上京したので、そろそろ東北に戻るいい機会なのではないか?と、時期を探っていました。東京でPMとしていろいろな経験を積み、今東北に戻って、東北の復興を支援する機会になればと考えたんです。今は副業で東北の会社に関わって、支援をしていたりします。これは完全に移住によって生まれた機会ですね。
個人的に、いつか移住することは決めていました。その後入社を検討していたGENDAがちょうどフルリモートOKな企業であったことで、じゃあじゃあ!とGENDAに入社を決め、移住をしました。
大小田:自分の場合は、実家の都合をきっかけに、地元である佐世保に戻りました。何かあった時のために佐世保にいたかったんですよね。個人的に、関東は人が多くて住みづらいと思っていたところもあり、地元に帰ろうと決断しました。
やはり、生まれ育った地だから、気候も肌にあっていますね。あと野球観戦が趣味なのですが、佐世保は福岡にもすぐ行ける距離なので、引越してから趣味も充実しています!
高橋:私も生まれ育った地元です!ご飯がおいしいですし、アクセス面でも上越新幹線で東京へのアクセスが良好です。関東地域には住んだことはないのですが、家賃の安い家を探したり、複雑な路線の乗り継ぎをしたりというのが自分には不可能だなと…。
新潟ですと、家賃は抑えることができますし、移動のストレスも少ないんですよね。その点から、私にとっては新潟に住む方が合っていそうだな、と感じました。
転職時もフルリモートでの勤務がOKか?という観点で企業選びをしていました。GENDAはその点を満たし、またやりがいも感じられたので転職を決めました!
大河内:実は、新卒時の就職活動では、東京への引越しを予定していました。ただ、2020年の入社で、コロナ禍に入ってしまい、会社からもフルリモート宣言が出ました。その時に貯めていた引越し資金は全て猫のお迎え費用にして、今は猫を飼っています。
転職時もリモートワークできる会社が希望でしたが、「すごく働きたい!魅力的!」と思える会社であれば引越しも視野に入れていました。ただ、結果的にはGENDAも最終候補の別企業もフルリモート可の会社でしたね。
オフラインのコミュニケーションもある?(出社やオフサイト、出張など)
千葉:平均して月1程度出社していますね。仙台なので、日帰りもします。
オフラインで会う日は、その人を知って、自分を知ってもらう必要性がある時なので、できるだけ飲み会に行きます!オンラインだけだと伝わりづらいことなども含めてコミュニケーションする機会だと捉えています。
高橋:私は8月にGENDAに入社したのですが、現時点では月1ペースです。一度はオンラインクレーンゲームの倉庫見学でした。月末も全社の歓迎会に参加予定です!
大小田:佐世保に越してからも毎月出社していて、カンファレンスやモバイルチームの飲み会がある時に出社することが多いですね。最近だとDroidKaigi 2024やiOSDC Japan 2024に現地参加しました。7月は採用候補者の方とお話するために出張したりもしました。
大河内:私は月1〜2回くらいオフィスに出社しています。会社のメンバーとのコミュニケーション機会がある時に出社するようにしています。以前、倉庫でオンラインクレーンゲームで人気の景品が出来た際は、現場サポートも兼ねて見学へ行きました。
宿泊問題、どうしてますか?
高橋:倉庫見学の際に、東京から離れた場所に宿泊したのですが、1泊2万ほどして…。その他には都内の友人宅に泊まったりもしています。
大小田:1箇所お気に入りの宿があり、そこを利用するようにしています。自分も友達の家に泊まらせてもらうこともあります!
千葉:自分はあまり気にせずに、会社の補助される金額からはみ出す場合は自腹で泊まってしまっています。東京でも家を借りようかなとも思っているくらいです。
リモートで働く上で大事にしていることは?
高橋:働くための環境構築は大事にしています。直接生産性に結びつくところですし、オンライン会議も多いので、音を拾いやすいマイクなどを選んで、仕事相手に迷惑をかけないようにしています。
大小田:普段リモートで働いているからこそ、不具合報告の通知など、大事なアラートがタイムリーに拾えるように設定しています。手元に端末がない時でも通知を落とさないように、スマートウォッチで管理しています。
大河内:何しているかわからない人と思われないように、1on1など話す機会があれば、積極的に自己開示します。また、Slack上で自分の状況をつぶやいたり、絵文字を多めにしたり。普段からなるべくニコニコ楽しそうな雰囲気で過ごすようにしています!
千葉:自宅には書斎を作って集中してリモートできるようにしています。
また、自己開示をしっかりすることを意識しています。今何を考えていて、どういう行動を起こしているか自己開示し、公私関係なくダダ漏れで公開して主にSlackで発信していますね(笑)
マネージャーとしての物理的・心理的な遠さを感じさせないように、日帰り出社もしています。「たいした用がなくても出社するし、いつでも会いにいきます!」というコミュニケーションを大事にしています。仙台は1時間20分で東京に着くので、本当に気軽に行って気軽に帰るのですが、先方は「あ、来てくれるんだ!」と喜んでもらえるんですよね。
ぶっちゃけ、リモートワークで難しいことある?
大河内:「これどうなんですか?」を解決する時に、Slackでシュッと聞けばいいのですが、やはり隣に座っている方が気軽に聞けるよね、とは思っています。同時に、自分の疑問をテキストにする過程で自己解決したことも何度かあるので、一長一短かもしれませんね。
リモートワークの課題をあえてあげるなら、運動不足になりやすいことでしょうか。人が通勤で動いている時間を全て座って過ごしているので、仕事とは別にジムいったり、ストレッチしたりで運動の時間を確保せねば、と思っています。
高橋:ほぼ同じです、私も運動不足です…。
あと、家で仕事するため、私生活と仕事の境界があいまいになりやすいことも挙げられそうです。忙しい時は無限に仕事ができてしまいますし、逆もまたしかりですよね。意識的な線引きのために、食事の部屋と仕事部屋を分けていたりはします。
大小田:月に1回程度、東京へ行っていますが、やはり移動時間がかかってしまっていますね。ドアtoドアで、約4時間半なので、移動日はどうしても稼働の時間が削れたりしています。また約2時間、飛行機に乗ってる間はアラートなどの緊急連絡が取れないのも少し不安ですね。
千葉:GENDAはTechチームはフルリモートが可能ですが、物理出社を基本にしているチームもあるため、そこで生じる差はあるかもしれません。しかし、拠点も広く、会議相手もリモートであることが多いので、情報格差が生まれないように意識している方々が多いと感じています。
また、自分の特性として、フラっと飲みにいけないのは少し寂しくはありますね。以前はオフィスにいる人たちを誘って0次会などのコミュニケーション機会を作って行っていたのですが、今はそういう偶発性がなくなったのが残念です。今は能動的に話さないと新しい機会が生まれないなと感じています。
地方在住×リモートワーク、ここが最高!
高橋:地方にしかない仕事、都会にしかない仕事がそれぞれありますが、リモート勤務はそうした隔たりを越えて、機会を選択できるのが最高だと思っています。自分は新潟にルーツがあるので、それを大事にしながら働けています。日々、お酒やご飯がとてもおいしくて、騒がしくない、自分の故郷で働けていて幸せです。
あと新潟駅は最近新しくなって、程よく都会なんです。仙台の1/3程度の都感といえば想像しやすいでしょうか。普段は新潟だからこそ、たまに行く東京もすごく楽しめています!
大小田:自分もやはり、費用面はすごく違うなと思っていて、千葉在住時代と比べると明確に家賃が下がりました。今は佐世保の街中の家で、駐車場もあって…と、生活の質が上がりましたね。
また、海や野球が好きなのですが、そうしたアクティビティも人混みに左右されずに楽しめています。犬と一緒にカヤックに乗れるアクティビティがあり、以前実家の犬と遊びに行きました。
大河内:名古屋からは関西エリアにも東京エリアにも行きやすく、旅行なども楽しめます。
実家では猫を飼っていて、今猫との生活がすごく最高です。
名古屋独特だと、モーニングの文化があり、ちょっとがんばって早起きして、時間に余裕があれば近所の喫茶店に行ったりもしています。「今日もがんばるぞ!」と1日をスタートできていい習慣になっています。
千葉:自分も、リモートワークの上での最高ポイントは猫です!地方在住であることのメリットは先ほどもお伝えしたようにその地域への貢献ができることだと思っています。本業とは別に地方の企業でも仕事をしているのですが、そういう会社は実際に会ってお話をする機会が必要なんですね。
また、子育てだと、都心の受験戦争から離れることができたことも大きいです。今は8歳と6歳の子供を育てているのですが、子供に綺麗な景色や文化を知ってもらう機会を増やせてよかったなと感じています。
ーありがとうございました!