現役ブライダル業界人が見るブライダル業界の実態と今後
こんにちは、Genです。
学校教育に携わった後、ブライダル業界へ転身し現在プロのカメラマンとして活動しています。
さて今回はブライダル業界の実態と今後について、解説します。
みなさんもご存知の通り、他の業界と同じくブライダル業界もコロナの影響で大打撃を受けています。
そんな中で今後ブライダル業界はどのように生き延びていくか、どの分野が伸びていくかをお伝えします。
ブライダル業界にご縁がある方にとっては今後の行動の判断材料になると思いますので、最後まで読んでみてください。
ブライダル業界の実態と今後については以下の通りです。
⒈結婚式はなくならない
⒉新郎新婦ファーストからゲストファーストへ
⒊フォトウェディングの需要が高まる
では、順番に解説していきます。
⒈結婚式はなくならない
現状としては結婚式の件数はどこもほぼゼロです。ですが、徐々に数は取り戻していきます。
理由としてはいくつかありますが、例えば以下です。
・儀式的な側面からみても結婚式文化は根強い
・新郎新婦が存続を望んでいる
・ビジネス面でまだまだ広げられる領域がある
今まで出来たものが全くできなくなるということは現代ではなく、需要と供給はなくなることはありません。
何より、コロナの影響で結婚式を予定していた方やこれから結婚式を考える方々は存続を望んでいます。
ブライダル業界は少人数制や、屋外での式など今までなかなか伸ばせなかった部分を伸ばすチャンスです。
とはいえ、大人数で今までと変わらずの結婚式も残り続けてはいくでしょう。今結婚式を望む新郎新婦はそういったものを見ながら理想や経験を重ねてきたのですから当然です。
今もこれからも結婚式はなくなりません。しかしゆっくりと確実に、求められるニーズは変わっていきます。
⒉新郎新婦ファーストからゲストファーストへ
新郎新婦の視点ですが、最近増えてきたゲストファーストの考え方はコロナによってより規模を拡げることになります。
新郎新婦視点の話で、「私たちを見て!私たちを祝って!」という考え方は最近では少なくなりました。それよりも「ゲストが楽しめるように、ゲストがくつろげるように」という考え方が増えてきていました。
そこでコロナによって追加されたのが「ゲストが安心安全に過ごせるように」という考え方です。
このように考えざるを得なくなってしまった今、新郎新婦優先の考え方はゲスト優先へ変わってきています。
新郎新婦ファーストで考える新郎新婦はまだまだ一定数いらっしゃると思いますが、会場側はどうでしょうか。
コロナ対策のガイドラインにも結婚式場における記載があることから、ゲストファーストの考え方は半強制的に執行されることとなります。
参考までに
https://www.bia.or.jp/guidelines/
⒊フォトウェディングの需要が高まる
結論、リスクが低いということです。とくにコロナが収まるまではこういった形を変えた結婚式の需要が高まります。
結婚は人生の節目です。その節目に結婚式や披露宴が出来ずとも、せめて写真だけでもと考える方は多いと思います。
他にも2人だけの結婚式やリモート結婚式なども需要は高まるでしょう。
すでに結婚式を予定しており、コロナの為に延期された方の式や、コロナなんてお構いなしスタンスの式は今まで通りの形で行われるでしょう。
しかし、少なくとも数年は全く同じことはできないと思います。
○コンテンツとしては写真が有利
これは僕がカメラマンだから言っているわけではありません。写真は敷居としては低く、カメラマン1人と美容スタッフさんがいれば成り立つのでそれほどリスクが高くないからです。
動画も併せて売り込みしていけば、動画の前撮りなんかも流行らせたりできるかもしれないですね。
とくに5Gの参入により動画は注目すべきコンテンツだと思います。
○希望はある
倒産した会社、クビにされたプランナー、結婚式を取りやめた新郎新婦、夢を諦めようとしている専門学生、まだ希望はあります。
というか希望やチャンスしかありません。特定の人たちだけが有利な状況ではなく、全員がアフターコロナというスタートラインに立っている状況です。
ここから自分はどんな行動を起こすか
会社を立ち上げてもいい、フリーになってもいい、僕らブライダル業界は何のために仕事をするのか
全ては新郎新婦様のためのはず
新郎新婦様は結婚式をあげること、披露宴をひらくこと、諦めてはいません
僕らが諦めちゃダメだ
1組でも多くの幸せに寄り添うのが僕らの仕事のはずです。
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