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松田元メディアマガジン「CLUB M」

松田元の、250以上にも及ぶコラム、80以上の質問への回答音声、20以上の過去講演動画が見放題のメディアマガジン。セールス・マーケティング・ファイナンスなどのビジネス分野から世界… もっと読む
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2017年3月の記事一覧

第289回:成功者は分裂症

先々週に続き、先週も業務量がやばすぎました。出ずっぱりでほとんど会社に行けていません。相場もなかなかに強烈な意味のない下げを繰り返していてその調整にも時間を取られつつ、そこに非常に前向きな打ち合わせも重なり、有意義なここ数日だったと思います。 ヘルスケア法案取り下げた瞬間に下掘りしたドル円が上がりましたね?結局トランプ政権はまだ始まったばかりで、期待値で上げたフェーズから実政策の内容を織り込むタイミングに来ています。 減税・国内企業優遇・米国債誘致からインフラ投資と、政策

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第240回:世界の終わりの歩き方

構想段階から約半年。ようやく新著が完成致しました^^題して、『世界の終わりの歩き方』。失われた10年が、気付けば失われた20年になり、デフレ不況とともに育った若者が成人として現代社会を支えている。その欺瞞と虚構を、日本では決して触れないタブーをものともせずに特攻しながら斬り込んでいくという、小職としては初の経済本(社会学の本)となりました。 新著はようやく、仕事術セクターの著作から、経済セクターの著作になったと安堵しております。編集協力頂いた皆様のお力のおかげなのですが、今

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第241回:大抵のことは数字が解決する

春まっただ中ですが、いよいよ7月の参議院選が近づいて参りました。衆参同時をするのか、秋に衆院選挙を単独決行するのか、はたまた参議院選のみで今回は終えるのか。 政局に携わる方々は戦々恐々とされているそうで、議員会館に出入りしておりますと、そんな殺伐とした雰囲気を常々感じている今日この頃です。自民党は北海道での厳しい戦いをみれば分かるとおり、思った以上に、かなり票を落としていますね。 詳細は小職の過去の年末コラムに譲ると致しますが、消費税増税にともなうGDPのマイナスがやはり

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第242回:日銀は国内金融機関を子会社化するつもりなのか?

2016年4月22日、衝撃的なニュースがブルームバーグから出されました。そのタイトルは、以下の通りです。 日銀:金融機関への貸し出しにもマイナス金利を検討-関係者https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-22/O60OA16S972C01 まず、このニュースがブルームバーグから出ていること、タイトルに関係者と記載されていること、更に記者がかの有名な日高氏*であることなど、多角的に見て香ばしさ満載なニュースな訳ですが

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第243回:ねずみ算

小職が現在立ち上げを行っている団体のひとつに、『新世界経営者連合会』という組織があります。これは、資本主義の次を見据えた経済活動団体を志し、利益拡大はもちろんのこと、それと同時に地球規模での社会課題をしっかりと解決出来るような、いわばソーシャル性の高い事業を生み出せる経営者団体を創ろう、というコンセプトのもと生まれた組織です。 現在、有志の経営者の方に幹部登録をして頂きながら、まずは足元300名の幹部メンバーを募集しており、2年以内に3,000社の会員組織を志し、7月のグラ

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第244回:規律と自制

ここ最近、トレード技術の向上に強いモチベーションが働いておりまして、珍しく専門書籍を買いあさり、読書を続けています。今までのような中長期の分析に基づくポジショントレードの判断を大局的に変えるつもりはないのですが、自分のトレードシステムを更にバージョンアップすることで、より高みを目指そうという魂胆です。 トレードシステムというと大げさですが、要は確率論をもう少し極めて、自分のトレードの癖、勝つパターン、負けるパターン、平均ドローダウン率、あたりを数値化し、エントリーポイントや

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第245回:舛添さん、苦しいなあ・・・

まーた盛大にやらかしてくれている政治界隈ですが。今度は経費の私的流用に縷々疑義を持たれていた舛添御大が、大規模な花火を上げてくれました。 で、過日はその釈明会見がテレビやらネットやらで流布しておりましたので一部拝聴しましたが、これまた言い訳が苦しいwww偏差値が低すぎる。アホカと。小学生でももっとまともな言い訳考えるだろと思ったんですが、最近ホントに社会人の知力が下がっておりますね。 なんでこんなに頭悪いんだろう・・・。諸事情は存じ上げませんが、釈明会見やらこれまでの記者

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第246回:レジリエンス経営のすすめ

過日、新著『世界の終わりの歩き方(双葉社)』について出版のお知らせをしたばかりで大変恐縮でありますが、このたび、7月に新たな新著をリリースすることになりました。タイトルは本稿のそれと同じ、『レジリエンス経営のすすめ(日本地域社会研究所)』。時期としては今年の7月を予定しており、セカオワと違い、専門書ジャンルになる予定です。 といって、堅苦しいことを書くつもりは全く無く、テクノロジーの発展や国家間の融解に伴う新世代の到来を見据え、「レジリエンスな経営とは、一体なんだろう?」と

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第247回:出羽三山

実はここ数日、ふと思うことがありまして、数名の仲間達と山形は出羽三山に修行に行って参りました。方々にはレスポンスが遅くなりご迷惑をおかけ致しました。 出羽神社の菜館泊の皆様にお世話になりながら山ごもり修行をするという鋭い形態をとっており、電波がほぼ入らず、なかなかに気合いの入った環境でありましたゆえ、ご容赦頂けますと幸いです。 ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、出羽三山とは、山形県村山地方・庄内地方に広がる月山・羽黒山・湯殿山の総称でして、日本有数の山岳信仰の場と

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第248回:経済勉強会

今年7月に刊行予定の次作ですが、原稿が納期に間に合わなくて泣きそうです。ライターさん領域の一部を小職が担当することになりまして、『こんなん余裕だろ』と舐めてかかっていたのですが、一応カテゴリーは経営専門書。腐っても実業家の小職としては、経営は専門中の専門領域です。 その前提にたち、ある程度識者としての専門性を打ち出すとなると、なかなか手を抜くことも出来ず、いい加減なことも書けずで、結構割とガチで、基礎設計から原稿を組み立てたりしています。取りあえず1万5千字程度気合いで書い

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第249回:LLP

新著の執筆地獄で毎日死にそうです。ようやく9合目まで来ました。20日をデッドラインにして、一気に書き上げたいと思います。新著は、「レジリエンス経営のすすめ」と題しまして、有事に備えた経営の在り方を議論する書なわけですが、キーワードとして、緩やかなアライアンスを設定しています。 つまり、全てを自前の経営リソースで用意するのではなく、多数の企業と連携しながら事業を推進した方が、リスクも低いし有事の復活も早いのでは、ということを仮説だて、検証していく書になっております。 個人的

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第250回:仮想空間と現実空間の融合

過日は岡山のベクトル大学さん主催、小職の出版記念講演会に行って参りました。行き帰りの新幹線では原稿の納期が間に合わず、死ぬかという思いで書き続け、ようやっと新著の脱稿が完了致しました。 後は編集校正数回で出版に至ります。危なかった・・・。デッドラインで殺されかけましたゆえ、今作もかなり力作に仕上がりました。是非ご期待下さいませ。出版記念講演会では、拙著の9つの切り口から様々な終わりを述べて参りました。 特に、プレステ4のVRが予約開始即日完売という偉業を遂げましたゆえ、V

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第251回:コラボレーション

ようやっとレジリエンス経営のすすめ、全ての原稿が書き上がりました。デザインイメージも無事に固まり、あとは終わりにを追記、そしてインタビューを追記すれば終わりです。いつも思いますが書を出すときのプロセスはなかなかに大変です。。。 レジリエンス経営の書を書くにあたり、“緩やかな連帯”が必須との項目を設定し、様々な企業とのコラボレーション事例を調べていたのですが、凄く興味深いのが、成功しているコラボって、そのほとんどが、アニメ・漫画系のコラボなんですよね。 古くはUCCとエヴァ

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第252回:経営資産

経営資産といえば、人・モノ・カネ・情報が有名です。最近ではこれにブランドが加わって、経営五大資産、といわれたりします。 企業には創業時になす事を定めた理念があり、その実現手段としてビジネスモデルがあります。このビジネスモデルをワークさせるために、前記五大資産を活用していくわけですが、時代が変わり、それぞれの重要性が変わりつつあるな、というのが最近の雑感です。 20世紀は、前記五大資産のうち、人・モノ・カネ、が重視されてきた時代のように思います。つまり、資本家が資本を最大化

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