数値と快適性

せっかくどうも、頭頂部毛髪の発育が気になる小林です。

昨日は午後からメーカーさんのウェビナーが2連ちゃんでありました。YK◯APさんと旭化◯さん。(まる必要なのかなー?w)

どちらも、工務店経営に携われる方の貴重な配信内容でした。普段のzoomは研究者の大学の先生方や、建築家の皆さんがお話されるんですが、今回はお二人とも実務者(住宅を作り、提供する仕事の方たち)の講演でした。

残念ながら、業務で手一杯の中でしたので、作業に勤しみつつ拝聴しましたが、今更ですが時代の流れは、やはり住宅性能の向上化こそが求められているのだと感じました。

家を建てる時って、皆さん、快適な生活を描いている、または目指していられると思います。

だとしたら、快適な家の指標って何なんでしょうか?

私は山沿いの昭和50年築ぐらいの家に住んでたことがあります。その家では、頻繁に害虫に悩まされていましたが、次男が生まれたころ、その赤ちゃんベッドの足に6センチくらいのムカデがいるのを見て引っ越しました。家は、まず、大袈裟ですが、外敵から身を守る事が大前提だと痛感しました。

その後、昔の断熱感覚のアパートに住み、冬になると毎朝、掃出し窓につく結露とそれによる窓周りの汚れや、気を抜くと出来てるカビにうんざりしながら、当たり前のように灯油をジャブジャブ使って暮してました。そこで、経済性と健康的な住まいが必要だと感じました。

現在は、長男が高校生になったのち、1戸建ての賃貸に移りました。住んでいく中で、家族構成の変化(子どもの成長など)や、地域とのお付き合い(コロナ禍以前は宅飲みも増えました。)の変化によって住まい手が求める間取りの変化を許容する作りの大切さを体感しています。

今日の登壇者の方々は、気密断熱を高いレベルで実践されているにも関わらず、性能値や数値を求めて家作りしているではなく、住まい手の幸せや快適な生活を目指して家作りをされているのだなと感じました。 

現在、一般的に建てられてる家では、窓、玄関を開けっ放しでも無い限り害虫が入って来るような家はまずあり得ないでしょう。でも、残念ながら結露を起こしてしまいやすい作りの家はいまだに建てられています(><) 計画換気を蔑ろにしたり、結露計算すらされずに、建てられている家もあるのです…

快適な家ってのは、安全で、経済的で、健康的である事を満たす必要が有ります。そこが最低限守られてこそ、素敵なデザインや仕掛けなどが生きて、住む人に喜ばれる家になって行くのではないでしょうか。

高い数値は基準として満たすべきであり、それにより、住宅内の温熱環境や住み心地の良さ、強いては光熱費の低減化を大きく下支えするものであり、担保するものだと捉えています。


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