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応用ドリル(設備)

応用ドリルでは、本番を想定した解答ボリュームとなるような問題を多数こなしていきます。

用語集(設備)、基礎編(設備)、基礎ドリル(設備)で覚えた知識を用いつつ、応用力を養います。

オススメの読み方は、一問一問を細かく覚えていくのではなく、全体を何度も読み流す方法です。全体像をつかみながら、記述の引き出しを増やすことで、実力がついていきます。

試験本番では、キーワードと文の流れが頭に入っていれば、自分の文章でいかようにも再構築することができるはずです。


1.空調計画①

設問:建築物に採用した空調方式と採用理由は?

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各室の利用用途が異なるため、個別制御が可能な空調方式とします。不在室の空調運転を停止し、利用人数に見合った温度、風量の運転で省エネルギー化を図ります。

・解答例①

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空調方式:空冷ヒートポンプパッケージ方式天井カセット型+全熱交換器
採用理由:個人が利用する室や利用人数が変化する室が多いため、個別制御に優れる方式を選択した。運転時間や温度設定を多様に変化させることができ、省エネルギー性に優れることから採用した。換気については全熱交換器を採用し、室内の熱を再利用することで空調負荷を減らした。


・解答例②

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空調方式:ダクト併用型ファンコイルユニット(FCU+外調機)
採用理由:教室の利用用途によって在室人数が異なるため、個別制御に優れる方式を選択した。運転、停止、風量をユニットごとに操作できるため、需要に応じた運転が可能で、むだな空調エネルギーを削減できる方式として採用した。換気は外気処理空調機を採用し、空調負荷の上昇を抑えることができるものとした。


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