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Does Shakespeare really exist?

「知識は力なり」で有名なフランシス・ベーコンに関する文献を読んでいて、シェイクスピアの本名ではないか?という説があることを知り、直感的にそうかも!と思って少しまとめてみました。

「おお、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの?」と有名なセリフの悲劇作品の著者でもあるウィリアム・シェイクスピアは世界中でとっっっても有名なイングランド出身の劇作家です。「ハムレット」「オセロー」「リア王」「マクベス」の4大悲劇、喜劇、史劇など40近くの作品があります。また、ヴェニスの商人では「愛は盲目」、ハムレットでは「生きるべきか、死ぬべきかそれが問題だ」など多くの名言を残し、それらの作品は英文学でも幅広く活用されております。

それほどまでに有名な、シェイクスピアですが、生涯について知られていることは少なく、ペンネームを用いた集団で書かれているのではないのか?本当は哲学者のフランシス・ベーコンなのではないか?といういくかの説があるようです。2016年には、17作品が、他の作家との共著であることがこのほど分かっており、共著については、ビッグデータの利用から判明したという。「ヘンリー六世」はライバル関係にあったと言われるクリストファー・マーロウが共著者と判明したようです。

このようなミステリアスさもまた人気の所以なのかもしれませんが、真骨頂はやはり人間観察眼であり、そこから生み出された心理描写が、赤裸々な人間関係を捉えており、共感を得られているのだと思います。その観点では、フランシス・ベーコンは、多くの人と問答を繰り返し、ファクトを集めて普遍的な原理や法則を見つけ出そうと、帰納法を体型付けた人であります。それに、知を得るためには、一切のイドラ(先入観・偏見)を排除しなさいと提唱してました。人間観察力はものすごくて、人間の先入観・偏見を発見して以下の4つに定義してます。

1. 種族のイドラ:人間が本来持っている人間共通の偏見です。対象を自分の都合の良い方に持ってこようとしがちです。

2. 洞窟のイドラ:これまでの人生が基盤になっており、その経験やルールの中だけで解釈する偏見です。

3. 市場のイドラ:人の交流の場を市場と表現しており、そこで耳にした内容を信じてしまうような偏見です。

4. 劇場のイドラ:尊敬している人や信頼している人の言葉を、頭から何の疑いもなく盲信してしまう偏見です。

ほとんどの人が多くの偏見を持ち合わせており、イドラを排除せよ!問われても実際にやるには難しすぎます。普通の人には無理です。最近のSNSをみていても、信頼できる人からの有力そうな情報は、無条件にシェアされている方も多いのではないのかなと感じます。抽象化した方が捉えやすいということで偶像を推進する傾向もあります。

話を戻しますと、このようなイドラを排除して作られている作品であれば、万人に受け入れられ、共感を得られるのではないのかと思います。イドラの排除の検証が、それらの作品だとしたら納得がいきます。(本人ではなくても何かしら影響しているのではないのかな。。。)

追伸:今の常識が変わるスピードも早いので、先入観や偏見をなくしてから、知識を得ることはますます大事になってきていると感じます。




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