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思い出日記2 カメの入院


我が家には2匹のカメがいます。クサガメ1、ハイイロチズガメ1です。もう24年飼っているので、片手では持てない大きさです。
最初はチズガメが2匹いました。今日は、今はいないチズガメが入院したときのことを書きます。

チズガメって?


甲羅の模様が迷路の地図のようだからチズガメと言うと聞いたことがあります。
我が家のはグレーマップ(ハイイロチズ)という、まさにグレーっぽい色のカメです。
甲羅の縁がギザギザしていて、少し反り返り気味でかっこよいです。
また、川に住む泳ぎが得意なカメなので、指の間が水かきになっています。

甲羅干し中、足を伸ばして指を開いていますが、
水かきになっています

チズガメの1匹に異変が!


まだ幼体のカメたちだったので、一緒の水槽で飼っていました。みんな500円玉くらいの大きさでしたが、次第に1匹だけ成長に遅れが出始めました。何となく気が弱く、エサも他のカメたちより食べられませんでした。早く別々に分ければ良かったと思います。
そのうち、奇妙な行動をとるようになったのです。まず、陸に上がるとしゃっくりのような音を出すようになりました。
そもそもカメには声帯がないので、声は出ません。どこからそんな音が出るのだろうと思っているうちに、突然陸から水に飛び込むようになりました。明らかにびっくりして飛び込む感じでした。それを繰り返すのです。

爬虫類専門クリニックへ


幸いにも比較的近くに爬虫類専門クリニックがあったので、その子を連れて行きました。症状を説明して診てもらったところ、
先生「呼吸が止まってますね」
私 「呼吸が止まってるんですか?!」
先生「はい。でもカメは皮膚でも呼吸している
   ので、まだ大丈夫ではあるんですが…
   酸素室に入れましょう」
私 「酸素室ですか!?」
先生「はい。それでしばらく様子を観ましょう」
というわけで、何やら装置のついた小さな水槽的なものに入れられ、お泊りすることになったのです。

無事帰宅


一泊3000円一週間の入院を経て、カメは無事帰還しました。
ストレスが原因のようだったので、水槽を分けました。その後再発することはありませんでした。
数年たって、そのカメは、我が家の駐車場に水槽を置いて外の空気にあててあげているときに、いなくなってしまいました。水槽は、自分の力で出られる高さではなかったし、他のもっと大きいカメたちはいましたので、なぜいなくなったのか謎です。とても残念です。それ以来、カメたちを外に出しておくことはやめて、室内で大切に育てています。

以上、カメの入院の思い出でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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