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歴史と科学 Vol.6 ~銅鐸と土偶の謎~

銅鐸(どうたく)と土偶、どちらも日本人にはお馴染みの遺物ですよね。
近年は土偶ブームも起きています。

300px-青森県つがる市木造亀ヶ岡出土_遮光器土偶-2

青森県亀ヶ岡遺跡出土の遮光器土偶(Wikipeia)

土偶には様々なタイプがありますが、この遮光器土偶を思い浮かべる方が多いと思います。
目が遮光器(スノーゴーグル)のように見えるため、遮光器土偶と呼ばれます。

300px-滋賀県野洲市小篠原字大岩山出土_突線紐5式銅鐸

銅鐸(滋賀県野洲市小篠原字大岩山出土、Wikipedia)

銅鐸はどれもほぼ同じ形、デザインです。

では、銅鐸と土偶は何に使われていたのでしょうか?
よく言われるのが、祭祀に使われていたというものです。
実際にはどうだったのか、近年判明した事実を交えて推測します。
*銅鐸については、サークルで投稿した内容に加筆したものになります。

銅鐸と土偶の共通点


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