メンダコ
メンダコは深海に棲む変わった形のタコです。
深海生物の中でも人気のある生き物です。
かわいいキャラクターにデフォルメされることもありますね。
メンダコ(沼津港深海水族館:http://www.numazu-deepsea.com/dsfish1)
ただ、海から引き揚げられるとペシャンコになり、結構グロテスクな姿になります。
見ての通り足が放射状に広がっていて、あまり動かすことが出来ません。
耳のように見えるのはヒレで、このヒレを動かして泳ぎます。
また、墨を吐くことも出来ません。
体長は20cm程度で、水深200~1000mに生息すると考えられています。
ゆっくりと動くことが分かっていますが、詳しい生態は不明です。
深海は餌が少ないため、基本ほとんど動かず、動いても遅い生き物が多いですね。
メンダコも海底でじっとしています。
代謝を抑えて少ないエネルギー摂取で生きられるようになっているわけです。
ちなみに、英語ではUmbrella octopus。
確かに傘みたいですねw
飼育はとても難しく、国内では沼津港深海水族館が不定期で飼育しています。
実は先日、同じ静岡県沼津市にある伊豆・三津シーパラダイスが、メンダコのふ化に成功しました(国内3例目)。
かわいいですね。
体長は1cmだそうです。
見ていると不思議な気分になります。
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